河南省の顧学敏さん、法輪功学んで起訴される
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 【明慧日本2024年8月6日】河南省周口市在住の法輪功学習者(以下、学習者)顧学敏さん(82歳女性)は、法輪功を学んだとして当局に不当連行され、起訴されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 顧さんは1996年5月に法輪功を学び始めた。持病である頭痛、五十肩、首、腰、膝など、顧さんの多くの病気はすぐに治った。

 事件の経緯

 2024年4月12日、顧さんは周口市淮陽区に住む親戚を訪ねる途中、法輪功について人々に話していたとして通報を受けて連行された。淮陽区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の職員らが顧さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の本2冊とメディアプレーヤーを押収した。顧さんは高血圧のため、地元の拘置所は顧さんの入所を拒否し、翌朝、淮陽区国保が顧さんの告訴状を地元の検察に提出した。 

 過去に受けた迫害

 2000年、顧さんは駅で1人の学習者と会ったため、警官らに連行され、数カ月拘禁された。

 2002年9月、顧さんは国保の8人の警官らに連行され、家宅捜索されたあと、周口市拘置所に拘禁された。

 2005年8月、顧さんは国保の警官に尾行され、連行されたあと、拘置所に拘禁された。顧さんは起訴された。

 2006年3月、川匯区裁判所は顧さんに懲役3年、執行猶予4年の判決を下した。しかし、ある日、周口市610弁公室の所長・于義雲は偶然街で顧さんを見かけた。于は裁判官にこう指示した。「顧に対する判決は軽すぎる、再審理すべきだ」。この圧力により、裁判官は顧さんに懲役3年を再宣告し、顧さんは新郷女子刑務所に拘禁された。

 顧さんの夫、周口市教育局の副局長だった趙さんも、迫害が始まる前に法輪功を実践し、その結果健康の改善を経験したが、過去に共産主義政権の残虐な現場を目撃した経験があったため、趙さんは迫害されることを恐れ、自分が警察に監視されているのではないかと常に心配していた。その後間もなく、持病が発症し、最終的には行動不能になった。2006 年に顧さんが不当判決を受けると、趙さんは食欲を失い、よく泣いたが、顧さんが釈放されたとき、趙さんはすでに植物状態にあった。趙さんは数年後に亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/13/479636.html)
 
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