山東省80代の李景花さん 懲役3年6カ月の不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年8月6日】(山東省=明慧記者)山東省淄博市の法輪功学習者(以下、学習者)・李景花さん(80)は2022年10月、法輪功に誤解を持った者に通報されたため、南定派出所の警官らにより不当に連行された。当時、新型コロナ感染症が拡大していたため、李さんは裁判まで1年間保釈された。2023年、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の働きにより、再び淄博市留置場に連行された。2023年8月、張店裁判所は李さんに懲役3年6カ月と5000元の罰金を言い渡した。現在、李さんは済南女子刑務所に拘禁されている。

 中国共産党の法曹機関は学習者への迫害を停止したことがなく、70代、80代の高齢者に対しても手を緩めなかった。以下は、過去2年間に明慧ネットが報道した、不当な判決を受けた80代の学習者の一部の実例である。

 ◎2023年12月5日、江西省南昌市に住む90歳の喩芳庄さんは6カ月の実刑判決を言い渡され、江西女子刑務所に移送された。冤罪を終える2024年5月20日、地元の司法局と警察の関係者は喩さんを再度連行しようと刑務所に向かったが、喩さんの息子は断固として拒否し、タクシーで母親を家まで送った。喩さんによると、刑務所で手錠をかけられ、熱湯による拷問を受け、食事ができないこともあったという。

 ◎2023年5月、江蘇省常州市の陳仁林さん(当時88歳)は、懲役7年の実刑判決を言い渡され、蘇州刑務所に拘禁された。同年12月、陳さんは刑務所で迫害され半身不随になったが、刑務所はそれでも陳さんを釈放しようとしなかった。

 ◎2023年9月、甘粛省白銀市の廖安安さん(当時87歳、女性)は、白銀区裁判所から懲役6年6カ月を言い渡された。

 ◎2023年3月、遼寧省瀋陽市の梁淑智さん(当時86歳、女性)は、遼中区裁判所に懲役3年の判決を言い渡され、罰金2万元を強要された。健康上の理由で瀋陽第一留置場は梁さんを受け入れなかった。

 ◎2023年4月、広東省茂名市の廖玉英さん(当時85歳、女性)は、寝たきりになったにもかかわらず、自宅にやってきた司法人員によって、刑務所外で執行する判決(刑期不明)を言い渡された。

 ◎2023年8月、湖南省長沙市の周慰群さん(当時85歳、女性)は、長沙市望城区裁判所から懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 ◎2023年8月31日、吉林省吉林市の馮鳳雲さん(当時84歳、女性)は、吉林市昌邑区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 ◎2023年7月上旬、広東省揭陽市の姚静嬌さん(当時84歳、女性)は地元の裁判所から懲役3年の実刑判決を言い渡され、広東省女子刑務所に拘禁された。

 ◎2023年5月9日、車椅子に乗っている雲南省昆明市の高瓊仙さん(当時83歳、女性)は、ドアをこじ開け侵入してきた安寧市国保の警官らにより救急車に無理やり乗せられ、刑務所に拘禁された。少し前に、高さんは昆明市西山区裁判所から懲役6年の実刑判決を宣告されたという。

 ◎2023年2月28日、広東省茂名市の李順華さん(当時83歳、女性)は、茂南区裁判所に懲役1年の実刑判決を言い渡され、茂名市第一留置場に拘禁された。

 ◎2023年2月、四川省瀘州市の趙昭荃さん(当時83歳、女性)は、江陽区裁判所から懲役2年の実刑判決を言い渡され、成都市の龍泉女子刑務所に拘禁された。趙さんは刑務所で迫害され健康状態が悪化し、自力での生活が難しくなったという。

 ◎2023年7月、湖北省黄梅県の沈金叶さん(当時82歳、女性)は、武穴市裁判所から懲役1年6カ月の実刑判決を宣告された。

 ◎2023年5月、山東省徳州市の王金貞さん(当時82歳)は、地元の裁判所から懲役3年の有罪判決を言い渡された。

 ◎2023年6月15日、北京市豊台区の鄧春仙さん(当時82歳、女性)は、豊台区裁判所に懲役3年の判決を言い渡され、罰金3000元を科された。 (健康上の問題で拘禁されていない)

 ◎2023年3月30日、北京市の胡行銑さん(当時81歳、女性)は、豊台区裁判所に懲役3年と3000元の罰金を言い渡された。

 ◎2023年8月25日、重慶市の劉桂碧さん(当時81歳、女性)は、江北区裁判所に懲役1年の実刑判決を言い渡された。

 ◎2023年8月、遼寧省本渓市の馬秀蘭さん(当時81歳、女性)は、溪湖区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡されたことがわかった。

 ◎2023年1月、河南省信陽市の白玉珍さん(当時80歳、女性)は、地元の裁判所から懲役3年を言い渡され、新郷女子刑務所に拘禁された。

 ◎2023年3月17日、四川省南充市の劉俊華さん(当時80歳、女性)は、順慶区裁判所に懲役2年を言い渡され、手錠をかけられ南充市留置場に拘禁された。

 ◎2023年2月、黒竜江省海林市の朝鮮族の林春子さん(当時80歳、女性)は、ハルビン女子刑務所に移送された。林さんは2021年7月、愛民区裁判所から懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 ◎2023年8月、山東省濰坊市の馮効本さん(当時80歳)は、地元の裁判所から懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。

 ◎2023年4月26日、天津市河西区の韓玉霞さん(当時80歳、女性)は、河西区裁判所から懲役4年の実刑判決を言い渡された。(現在は拘禁されていない)

 ◎2024年5月、湖北省安陸市の黄明芳さん(80代)は、安陸市裁判所により懲役1年の実刑判決を言い渡された。

  ◎2024年3月25日、北京市大興区裁判所の10数人が馬秀英さん(87歳女性)の家に押し入り、健康状態を尋ね、「1年の懲役を下す」と脅かした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/3/480416.html)
 
関連文章