河北省承徳市 少なくとも9人の住民が不当連行
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 【明慧日本2024年8月7日】河北省承徳市在住の少なくとも9人の法輪功学習者(以下、学習者)李春芳さん、陳艶秋さん、陳鳳霞さん、于鳳君さん、孫秋玲さん、劉暁麗さん、孔令娟さん、劉書閣さん、白翠華さんは、法輪功を学んでいるとして7月12日午前8時から10時の間に、当局により不当に連行された。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 集団連行には承徳県公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、双橋区国保、承徳県公安局、石洞子溝派出所、大石廟派出所、馮営子派出所、寛城県警察、湯道河鎮派出所など複数の機関が関与した。

 事件の経緯

 7月12日午前5時過ぎ、承徳市寛城県大石柱子鎮の3人の法輪功学習者・孔令娟さん、劉書閣さん、白翠華さんは、寛城県警察と湯道河鎮派出所の警官、大石柱子郷の党書記を含む同じグループによって次々と連行された。

 彼らは私服を着て、学習者が家に入るとすぐに家宅捜索を始めた。学習者らが捜索令状の提示を要求すると、警官はその場で令状に記入し、身分証明書を見せた。劉さんの自宅からはプリンター、スマートフォン2台、法輪功の書籍数冊、衛星放送受信アンテナも押収されたが、孔さんの自宅からどのような物品が押収されたのかは不明である。

 その後、3人の学習者は不明な場所に連行されたが、書記は、これは承徳地域全域にわたる警察の連携した行動であったと述べた。詳しい状況はまだ調査中である。

 7月12日午前7時30分、警官は趙淑珍さんの自宅に押し入り、午前中をかけてあちこち捜索し、趙さんは心臓病を患っていたが、警官は連行せずに立ち去った。

 同じ日の午前8時〜9時頃、6人の学習者が連行された。警察官約7人が李春芳さんの家族経営の民宿に押し入り、家宅捜索し、法輪功の書籍とパラボラアンテナを押収した。

 同じ時間帯に別の警官グループが陳艶秋さんの自宅に侵入し、法輪功の情報資料、衛星アンテナ、現金1万5500元を押収した。陳鳳霞さん、余鳳君さん、孫秋玲さん、劉暁莉さんもほぼ同時に連行された。

 7月12日、法輪功学習者・王晨さんと胡秀英さんは消息不明となった。家族はあちこち探したが発見できず、2人は当局に不当連行された可能性があると疑ったが、地元派出所は2人の状況については何も知らないと述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/14/479673.html)
 
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