重慶市の胡開均さん 不当拘禁を拒否したため口座凍結
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 【明慧日本2024年8月9日】重慶市在住の法輪功学習者・胡開均さん(70歳女性)は、法輪功への修煉を堅持しているという理由で2021年12月28日、開州区裁判所に懲役5年の不当判決と1万5000元の罰金刑を言い渡された。胡さんは重慶第二中級裁判所に控訴したが、数カ月後に原判決を維持する判決を下された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 胡さんの夫は、2014年に末期の咽頭がんと診断された。胡さんの夫の喉頭は手術で切除され、話すことができない。また、夫が発病してから介護者が見つからないため、胡さんはずっと夫の介護を続けてきた。胡さんの家族は2人だけであり、胡さんの夫は、現在完全に食べることができなくなり、水分を摂取することしかできない状態となった。

 事件の経緯

 2020年7月17日、胡さんは当局に不当連行され、洗脳班に12日間拘束された。その後、胡さんは「裁判保留の保釈」(期間は1年)で家に帰された。

 2021年12月28日、開州区裁判所は胡さんに懲役5年の不当判決、1万5000元の罰金を下した。胡さんは重慶第二中級裁判所に上訴したが、数カ月後に原判決を維持する判決を下した。

 2024年4月14日、地元当局は胡さんに嫌がらせをした。

 6月21日午前10時頃、事務所の呉という人は胡さんにこう伝えた。「開州裁判所は胡さんに対して通告があります。胡さんは強制的に拘禁される予定です」

 6月28日午前、当局の役人たちは胡さんに刑務所へ行くことに同意させるために、胡さんの夫の世話についてさまざまな約束をした。彼らはいわゆる「豊かな手当」を提供していると主張し、胡さんが「拘禁」された後、夫は自宅に住み、給料を支払うために介護者を雇い、福祉施設に送り、生活費として1000元を支払うと述べた。そして、胡さんの年金を差し引くことなく、胡さんの夫に生活困窮補助金を与えるなど。

 しかし、胡さん夫婦はその提案に同意しなかったため、午後2時53分頃、彼らは胡さんのすべての銀行口座と、中国で使用されている主要な支払いシステムであるWeChat支払いアカウントを凍結した。その後の情報は不明である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/19/479854.html)
 
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