文/中国河南省の大法弟子
【明慧日本2024年8月9日】私は11年間、同じ職場で働いており、事務室には多い時でも責任者1人、社長の親戚1人を含む3人しかいません。比較的に静かな職場環境と簡単な同僚関係で、よく言われる職場での競争はありませんでした。去年の8月に私は会社を変えました。新しい仕事の環境、新しい同僚、新しい上司ができて、自分のいろいろな執着心も現れ始めました。
80年代生まれの私は、事務所の中で一番年上で、他の同僚や一部の上司と年がかなり離れています。そのためか、時々同僚たちは一緒に食事に行ったりカラオケに行ったりしますが、私に一緒に行こうと言ってくれません。「どうして私一人だけ誘ってくれないのか?」と心の中では相手にされておらず、メンツが潰されたと感じ、心中穏やかではありませんでした。しかしその後、何度か彼女たちが「夜に飲み会をした。あの酒は本当に美味しかった」とか、「昨日の夜遅くまで歌った」とか、「昨日したネイルはあまりきれいじゃない」とか言うのを聞こえました。そこで、私はふと「誘われなかったことは良いことではないか? 大法弟子として、飲み会に行って酒を飲んだり、カラオケで歌を歌ったり、またネイルをしたり、そのような環境に汚染されてはいけないのではないか? もし誘われて何度も断ると、同僚も気分が悪くなり、誤解が生じる」と分かってきました。私は初めて「新しい環境の中にいて、常人に影響されないように、常に自分を注意しなければならない」と自覚しました。
ある同僚は仕事の能力が高く、きれいで性格もよく、上司は彼女をとても重視して、重点的に育成しています。これは自分とは何の関係もなく、自分に何の影響もありません。実は私は道理をすべて知っています。同僚が今順調でいいのは、前世で徳を積んだ結果だと分かっていても、心の中では嫉妬していました。
師父は「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います」と説かれました。(『精進要旨』「境界」)
嫉妬心に気がついた途端、師父のこの言葉がすぐに頭に浮かびました。そして暇さえあれば、私はこの言葉を心の中で暗唱し、少しずつ心を落ち着かせ、執着心を取り除くようにしました。
事務室の掃除は当番制ですが、若い同僚は職場の衛生については特に気にしていません。私の当番の日は、私がきちんと掃除をしますが、他の人の番になると、やらない人が多いのです。それを見て、やはり私が清掃をしました。使い終わった事務用品の梱包や、捨てるべきゴミは、私が片付けないとそのまま置きっぱなしで、誰も手を付けない状態でした。「私は修煉者で、彼らと同じようにしてはいけない」と思い、他人より多く働いても気にせず、文句を言いませんでした。常人なら、言い争ったりしたでしょう。
仕事が多いため、毎日遅くまで仕事をしていました。他の同僚はよく冗談で「会社はいくらお金を出して、こんなに遅くまで忙しいの?」、「模範を評価するなら、あなた以外にはいませんね」と言います。私が常人なら、毎日忙しくて、しかも給料と仕事量が比例していないと感じ、きっと心のバランスが取れなくなり、昇給を求めたり、上司に良く見せ、毎日遅くまで働いていることを上司に知ってもらおうとしたりしたかもしれません。しかし、私は大法の修煉者で、そのような利益心を持ってはいけません。私は仕事の量が多く、働く時間が長いことを理由に上司に条件を付けようとは思っていません。私はただ「自分のどこが間違っているのではないか? 大法の要求に合っていないのではないか? そうでなければ私はこんなに忙しいはずがない。どうやって自分を向上させることができるか」と考えました。
師父に感謝します。師父が私に心を修めて良い人になるように教えてくださったおかげで、私は世の中で流されず、そして常人の環境に沈み、不平不満で、嫉妬心と利益心に満ちた人間になりませんでした。職場環境の中で、これからも私の心に触れることがあると思いますが、私はどんなことがあっても、大法と師父を信じ、大法に従って向上したいと思っています。
大法に感謝します。私は大法に導かれ、自分の行いを大法ではかり、純粋で明るい大法弟子になりたいと思っています。
(編集者:林暁)