湖北省副省長・徐文海の法輪功迫害における悪行
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 【明慧日本2024年8月27日】徐文海(Wenhai Xu)、男性、1965年9月生まれ、漢民族、広東省遂渓県出身。2014年6月~2016年10月まで広東省公安庁副庁長、2016年10月~2020年6月まで広東省深セン市副市長、市公安局長、2020年7月~現在まで湖北省副省長、省公安庁中国共産党(以下、中共)の党書記、庁長、監察部長、省政法委第一副書記を歴任。公安、司法、陳情処理業務を担当。

 主な罪行

 徐文海は、2014年6月から10年間という長期にわたり、中共の公安部門で法輪功を迫害し、中共の法輪功迫害政策を積極的に実施してきた。その結果、多くの無実の法輪功学習者(以下、学習者)が連行されて不当な判決を宣告され、刑務所で拷問を受け、多数の学習者が迫害されて死亡した。特に、2020年6月に湖北省公安司法担当副省長および公安庁長に就任して以来、中共の法輪功に対する迫害政策を積極的に実行し続けているため、湖北省における迫害は依然として非常に深刻である。

 不完全な統計によると、徐文海が湖北省副省長兼省公安庁長在任期間中(2020年6月~2024年5月)、少なくとも学習者・劉済剛さん、危有秀さん、秦漢梅さん、唐常俊さん、李菊華さん、陳望秋さん、胡漢姣さん、胡永秀さん、宗明さん、陳緒珍さんらを迫害して死亡させ、多くの学習者が身体に障害を負い、あるいは負傷した。徐文海は湖北省公安部門の法輪功迫害の最高指揮者として、一義的な責任を負うべきである。

 一、2020年から2024年までの迫害状況まとめ

 明慧によると、2020年下半期に、湖北省で少なくとも劉済剛さん、危有秀さん、秦漢梅さんの3人が迫害されて死亡し、馮継武さん、熊友義さん、周国強さん、張波さん、李軍さん、王瓊さん、汪新国さんの7人が障害を負い、あるいは負傷した。7月から12月までに、連行、家宅捜索、拘束された学習者の総人数は361人であった。

 2021年、湖北省で少なくとも1179人の学習者が様々な形で迫害された。そのうちの7人が迫害されて死亡し、38人が不当判決を宣告され、123人が洗脳班に送られて洗脳迫害を受けた。また、132人が拘禁され、321人が連行・家宅捜索を受け、485人が嫌がらせを受け、18人に対する逮捕状が発付され、6人が「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで保釈された。さらに、24人が放浪生活を余儀なくされ、21人が経済的に迫害された。

 2022年と2023年、湖北省で少なくとも1213人の学習者が迫害された。そのうちの19人が迫害により死亡。71人が実刑判決を宣告され、累計23万6000元の罰金を科された。39人が検察庁や裁判所に提訴され、392人が連行され、120人が洗脳班に入れられ、5人が精神病院に監禁され、薬物迫害を加えられた。さらに、517人が嫌がらせを受け、49人が裁判所による罰金や、警官による現金の押収、年金や給与を差し引く、退職強要、労働契約の強制解除、退職強要などの経済的な迫害を受けた。

 2024年1月~5月まで、湖北省で少なくとも欧陽海文さんと陳緒珍さんが迫害されて死亡した。2024年4月23日午前7時、湖北省咸寧市咸安区の広い地域で学習者を連行する事件が発生した。

 迫害され死亡した一部の実例

 実例1、湖北省十堰市の陳緒珍さんは、迫害により死亡

 学習者・陳緒珍さん(女性)は2023年3月2日午後、十堰市公安局張湾支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官により連行され、家宅捜索された後、張湾区の洗脳班に送られた。当時、数人の学習者が洗脳班に監禁されていた。洗脳班は目的を達成しなかったため、3月20日、これらの学習者を十堰市留置場に移送し、迫害を継続するために、いわゆる「証拠」を集めた。 陳さんは、十堰市張湾区裁判所から懲役1年の判決を言い渡された。一年近く拘禁された後、陳さんの命は危険にさらされた。留置場は責任を逃れるため、陳さんを家に帰したが、1カ月後の2024年3月14日、陳さんは死亡した。

 実例2、武漢市の胡永秀さんは、連行されて6日目に迫害されて死亡

 武漢市江岸区の学習者・胡永秀さん(64)は2023年3月30日、第六病院前で法輪功迫害の実態を人々に伝えていたとき、公安警察に連行された。そのわずか6日後の4月5日、胡さんは迫害されて死亡した。

 実例3、漢口刑務所で迫害を受けた唐常俊さんが死亡

 学習者・唐常俊さん(女性)は2019年4月12日午後、武漢市地鉄公安局の警官に連行され、2020年11月9日、漢口裁判所から懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。2022年10月12日、漢口刑務所から帰宅した唐さんは、刑務所での迫害により、両足に障害を負って歩行困難になり、言葉もはっきり喋れず、自力での生活ができない状態だった。そして、解放されて66日目の12月17日、唐さんはこの世を去った。享年74歳。

 実例4、湖北省の胡漢姣さんは、刑務所に拘禁されて13日目に死亡

 湖北省漢川市の学習者・胡漢姣さんは、かつて何度も迫害を受けた。2021年3月15日午前、胡さんは分水派出所の警官らに連行され、数日後、案件は漢川市公安局の国保に引き渡された。2021年6月16日の午後1時過ぎ、胡さんに対する裁判が行われ、6月下旬、懲役4年を言い渡された。

 胡さんは留置場に7カ月間拘禁されている間、ずっと断食して迫害に抗議し、無罪解放を求めていたが、2021年10月28日に武漢女子刑務所に移送された。武漢女子刑務所に拘禁されてから13日目の2021年11月9日、胡さんは亡くなった。

 実例5、武漢市の宗明さんは、洗脳班で迫害されて死亡

 武漢市の学習者・宗明さん(59歳女性)は2022年4月19日、同市礄口区の「法制教育学習クラス」(洗脳班)に連行された。洗脳班で宗さんはひどい迫害を加えられたため、極度に痩せてしまい、話すことも困難になった。2022年12月26日、宗さんは家族に付き添われて家に帰った。その後、病院に搬送されたたが、入院を拒否された。2023年1月1日、宗さんは死亡した。

 一部の連行、不当判決の実例

 実例1、武漢市武昌区で学習者7人が不当に連行される

 2021年3月11日午前8時頃、武漢市武昌区の周玉英さん(83)、梁さん(76)、劉雲麗さん(71)、唐麗華さん(66)、徐南山さん(70代)、余世芳さん(57)、童利さんら7人の学習者は、周玉英さんの自宅で法輪功の勉強会をしていた。

 突然、周玉英さんの自宅は警官に囲まれ、窓の外の防犯ネットが切り裂かれた。警官らが押し寄せ、7人全員を武昌区東亭派出所まで連行した。警官は尋問記録、PCR検査、指紋検査、写真撮影、血液採取、足の指紋検査などを行った。その後、周玉英さんと劉雲麗さんは、武昌区にある「思いやり」という洗脳班に入れられ、童利さんは拘置所に拘束された。

 実例2、随州市の周洪亮さんは、暴力を加えられて連行された

 湖北省随州市の学習者・周洪亮さんは、2023年3月10日午後4時頃、勤務していたショッピングモールで私服警官4人と制服警官1人に連行された。直後、警官は周さんに同行させ周さんの自宅に行き、1時間かけて家宅捜索をした。周さんが「80代の母親の世話をしなければならない」と言って、警察との同行を拒否すると、警官らは周さんを殴ったり蹴ったりして暴行を加えた。

 結局、周さんは随州市留置場で1年1カ月間拘禁された後、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。そして、2024年4月19日に湖北省沙洋刑務所に移送された。 

 実例3、紅安県の程連連さんと張桂英さんに不当判決

 紅安県八里湾鎮の学習者・程連連さんと張桂英さんは、2021年8月21日、法輪功の資料を配布していたところ、八里湾鎮派出所の警官に連行されて拘禁された。2022年5月、程さんは懲役7年、張さんは懲役3年の実刑判決を宣告されたことがわかった。

 実例4、麻城市の厳英中さんは、秘密裏に懲役8年を宣告された

 麻城市の学習者・厳英中さん(70代)は、2021年11月6日、警官により自宅から連行された。2023年、秘密裏に懲役8年の実刑判決を言い渡され、2023年6月14日に湖北省沙洋刑務所に拘禁された。その後、厳英中さんの娘の携帯に、厳英中さんの郵貯口座から麻城裁判所により5万元(約101万円)を罰金として強制的に振り替えたとのメッセージが届いた。

 二、洗脳班を利用して学習者を迫害

 中共による法輪功への迫害は、信仰に対する迫害であり、その目的は学習者に信仰を放棄させることである。中共はこの過程を「教育転向」と称し、実は「洗脳」である。いわゆる「転向率」を達成するために、中共の関係者は学習者に精神的・肉体的虐待を加えている。

 2021年、湖北省には27カ所の洗脳班があり、全国で迫害が最も深刻な地域となっており、少なくとも123人の学習者が洗脳班に送られて迫害された。武漢市には15カ所の洗脳班があり、92人が洗脳による迫害を受けた。

 2021年、中共武漢市政法委と「610弁公室」は新たな迫害プログラムを計画し、学習者に対する「ゼロ行動」の実施において、迫害の目的を達成するため、市内の全区で新たに10カ所の洗脳班を増設した。

 李玉珍さん(72歳)は、2021年6月6日午後、警官に自宅から連行され、武漢市黄陂区王家河にある洗脳班に送られた。そこで、暗い部屋に監禁され、法輪功を中傷するビデオを見せられ、法輪功をやめる「保証書」を書くように強制された。李さんは指示に従わず、断食して迫害に抗議したため、4昼夜睡眠を剥奪され、立ったままの姿勢を強要され、さらに無理やりに灌食され、危うく命を落とすところだった。

 2022年、武漢市の少なくとも60人の学習者が、地元警官に連行され、武漢市礄口区の額頭湾洗脳班、武昌区の白沙洲「思いやりセンター」など9つの洗脳班に拘禁された。

 学習者・胡艶華さん(女性)は、2023年5月31日に連行され、10日間拘束された。拘束期間が満了した6月10日、江岸区労働派出所の警官により精神科病院に連れて行かれ、2カ月近く秘密裏に監禁された。8月8日、胡さんは再び連行され、洗脳班に入れられた。

 学習者・孔久紅さん(女性)は、2023年10月24日、安陸市国保の警官により長松村洗脳班まで連行された。孔さんは迫害に抗議するため断食を行い、一時は命の危険にさらされたが、安陸市公安局は断固として釈放せず、孔さんを長松村洗脳班から雲夢留置場に移送した。同年11月12日、また漢川リハビリ病院に移送された。2024年5月、孔さんは安陸市裁判所から懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 徐文海はまた、広東省深セン市副市長兼深セン市公安局長(2014年6月~2016年10月)の在任中に、発生した学習者への迫害の主な責任を負うべきである。

 不完全な統計によると、2017年に深センで呉治明さんを含む25人の学習者が地元の警官に連行され、李偉さんを含む6人が嫌がらせを受けた。2018年には11人が連行された。2019年には少なくとも15人が連行され、その中の11人が起訴され、1人が裁判にかけられた。

 広東省深セン市の学習者・羅植尹さん(20代)は、2019年9月26日午後、福田区華強北派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。同派出所で、羅さんは警官に頭と顔を覆われ、股下に押しつけられて殴打された。警官らはさらに「臓器を摘出する場所へ送るぞ」などと脅迫した。9月27日、羅さんは福田留置場に拘禁された後、南山検察庁に起訴された。2020年1月8日、秘密裏に南山区留置場に移送され、その後、南山裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 学習者・梁展鴻さん(77歳女性)は、2020年4月10日、コミュニティの役員および福保派出所の警官に自宅から連行された。数カ月後、梁さんは福田留置場から南山留置場に移送され、2021年に懲役3年3カ月の実刑判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/21/481060.html)
 
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