酷く迫害された湖北省の彭亜新さんが死亡
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 【明慧日本2024年8月30日】湖北省荆門市(けいもん-し)の法輪功学習者・彭亜新さんは、中国共産党(以下、中共)に何度も連行されて拘禁され、不当に労働教養を科された。また、冤罪で起訴され、薬物迫害も経験した。そして今年7月14日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年51歳。

 彭亜新さんが中共から受けた迫害事実

 荊門市の石化工場の技術社員だった彭さんは、1999年9月、法輪功のために北京へ陳情しに行った際、沙洋労働教養所に連行され、2年間の不当な労働教養を受けた。2001年に労働教養が終わった後も「610弁公室」により洗脳班に直接送られ、3カ月以上洗脳迫害を受けた。彭さんが家に戻った後も、毎日24時間監視されていた。

 2003年6月30日、彭さんは武昌の警察に連行されて、迫害された。

 2016年3月13日、彭さんは、法輪功の女性学習者・張光傑さん、何世鳳さん、付伝英さんの3人と共に、車で沙洋県沈集鎮に向かい、法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布していたが、途中で沈集派出所の警察により阻止され、連行された。その後、沙洋県行政拘留所に不当に拘禁され、同月18日には、沙洋県留置場に移送された。同年4月21日、彭さんは沙洋県公安局により不当に逮捕され、6月17日には沙洋県検察院に起訴された。

 2016年9月23日、沙洋県裁判所は、彭さんを含む4人の学習者に対して、不当に裁判を開廷した。判決は長い間出されず、審判長は「裁判資料は湖北省高等裁判所に既に提出されている」と言った。2017年12月初めに、張光傑さんが懲役3年を宣告され、5000元(約10万円)の罰金を科されたことが判明した。また、彭さんも懲役2年を宣告され、5000元の罰金を科された。両者は即座に控訴したが、荊門市中級裁判所は2017年12月に原審維持を宣告した。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問のイメージ図:詳細不明な薬物注射

 彭さんはずっと沙洋県留置場に不当に拘禁されており、その間、詳細不明な薬物注射を打たれ、体は痩せ細り、身長170センチの彼は体重がわずか40キロしかなく、額の骨は深く陥没し、全身の骨が突出し、歩くときは体が揺れ、見るに堪えない状態だった。家族は何度も治療のため釈放を求めたが、交渉する中で、どの部門も責任を取ろうとせず、訴える場所もなかった。ある日、彭さんが倒れるまで、留置場は何もしなかったが、20以上の関門の審査を経て、ようやく2018年1月23日に家に帰った。

 彭さんは、帰宅後も体調が回復することなく、今年7月14日に無念な思いを晴らせないまま、死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/20/481046.html)
 
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