中国系アイルランド人 「この九文字は本当に不思議です」
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文/アイルランドの大法弟子

 【明慧日本2024年8月30日】アイルランドの首都の都心部は観光客が必ず訪れる場所であり、中国人が経営する商店がもっとも多く立ち並ぶ場所でもある。ここでは四季を通して、法輪功学習者(以下、学習者)が迫害の実態を伝え、より多くの人々と法輪大法の素晴らしさを分かち合っている。多くの中国人はかつて加入していた中国共産党(以下、中共)の組織から脱退した後、周りの人々にも迫害の実態を伝え、自ら法輪大法による奇跡を体験した人もいる。

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アイルランドの市中心街で、法輪功の展示パネルを読む人々

 「この九文字は本当に不思議です」

 ある中年の中国人女性が市街地で学習者を見かけて、すぐに話し始め、自分の直近の体験を学習者と分かち合った。3年前に息子が心臓発作で急死して以来、彼女はいつも寝付くとすぐに、亡くなった息子が訪ねてくる夢を見るようになったという。そのため、彼女は休息が取れず、起きた後はさらに疲れを感じ、心身ともに疲れ果て、どうすることもできなかった。

 ある日、彼女はふと、明慧定期刊行物に書かれた「九文字の真言」を思い出して、ベッドに横たわったまま「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と一文字ずつ丁寧に暗唱し始めた。いつの間にか、彼女は眠りについた。翌朝目を覚ますと、彼女は自分が夜が明けるまでぐっすり眠っていたことに信じられなかったという。こうして普通の睡眠を取り戻した彼女は、「この九文字は本当に不思議です!」と感慨深げに言った。

 この経験で、彼女は心のわだかまりも解けたという。彼女の話によると、中国にいた時、会社の同僚が法輪功を修煉したために逮捕され、同僚の夫は怒りと恐怖のあまり、その後すぐに亡くなったという。彼女は良い家庭がこうして崩壊してしまったのを見て、いつも悲しんでいたが、今、その悲劇は中共がもたらしたと理解している。彼女はまた、家族のうち2人が文化大革命のときに中共に迫害されて死亡したと学習者に話した。

 以前と違って、彼女の態度は180度変わった。以前の彼女は学習者に会うと、挨拶はするものの、法輪功の話になると無言になっていた。今は学習者に会うとすぐに、自分の体験を話そうとじっとしていられずにいた。別れ際に、彼女はこう言った。「ここ数年、あなたたちがずっと街で人々に話しかけるのを見てきました。本当に大変ご苦労様でした」

 「法輪功学習者はみんな優しいです」

 アイルランドに移住して数年にもなるもう1人の張さん(女性)も、学習者に会った日に支持を表明した。「実は、私たちは皆、天安門焼身自殺事件が嘘であることを知っています。法輪功を習う人が多すぎて、中共は怖くなって、理由をつけて弾圧したのです。中共は何かをすれば必ず極端に走ってしまうのです」

 張さんは自分がまだ中国にいたとき、身近に法輪功を習う姉妹がいて、その姉妹の言動から学習者が優しい人だと知ったという。しかし、中共による法輪功への迫害が始まった後、その姉妹は天安門広場に行き、法輪功のために訴えただけで3年の禁固刑を言い渡された。彼女は「不公平を訴える場所もありません」と嘆いた。彼女はアイルランドに来て10年余りになるが、中国大使館の前で迫害の実態について伝える学習者をよく見かけて、とても尊敬していると話した。

 自由な情報を知りたがっている留学生

 遼寧省から来た留学生は、学習者から渡される明慧のパンフレットを見て、すぐに受け取った。彼は中国にいた時に法輪功について聞いたことがあり、法輪功が「真・善・忍」を学んでいることも知っていて、海外に出たら必ず法輪功についてもっと知ろうと考えていたという。

 かつて加入していた少年先鋒隊からの脱退に同意した後、彼はこういう話をした。中共による3年のロックダウンと強制的なワクチン接種を経て、両親が今回彼を留学に送り出したのは、彼が海外で活躍し、二度と国に戻らないことを望んでいるという。また、彼の姉が国産の科興ワクチンを打ったことで血液の病気にかかり、天津血液センターで治療を受けたが、1週間足らずで33万元も使い、結局は命を落とした。

 「両親が国内にいなければ、私も修煉します」

 近くに住む中国人も、学習者が迫害の実態を伝えるのを積極的に手伝った。アイルランドに来て数年経つ李さんもその1人だ。ある日、学習者がバスを降りると、李さんとばったり会った。李さんは学習者に「あなたたちのこの功法は本当に素晴らしいです。あなたの澄んだ目を見れば分かります。しっかり頑張って下さい。私の両親が国内にいなければ、私も修煉します。『真・善・忍』って、なんと良いものでしょう!」と、心のこもった挨拶をした。

 彼女は、学習者からもらった「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と書かれた小さなしおりのついた蓮の花のアクセサリーがとても気に入っているという。「あなたがくれた蓮の花を知り合いに渡して、その通りに唱えるように伝えました。共産党はまともなことをしません。煉功すれば健康になって、薬を飲む必要もなくなります。私の両親は薬を買いたくても買えません。今、中国の経済は悪くて、国民は大変なんです」

 「今からどこに行きますか?」と彼女が尋ねると、学習者は「迫害の実態を伝えに行きます」と答えた。それを聞いた李さんは親指を立て、中華街の方角を指差しながら、「行ったら彼らにしっかりと伝えてください。私はあなたを支持します!」と言った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/28/481321.html)
 
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