米ラジオ局 中共の25年にわたる法輪功迫害を明らかにした
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 【明慧日本2024年9月2日】中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害25周年の前日、7月19日、米国で有名なトーク番組の司会者リック・ジェンセン氏は、デラウェア州のWDELラジオ局で3人の法輪功学習者(以下、学習者)を招き、25年間続いた残酷な迫害の終結を訴えた。18分間の特番を放送し中共による法輪功迫害と学習者からの臓器収奪の犯罪を明らかにした。

 ジェンセン氏は、フィラデルフィア地域ジャーナリスト協会賞(最優秀トークショー賞)、デラウェア・トゥデイ誌読者投票賞(最優秀トークショー賞)、AP通信社およびフィラデルフィア地域ジャーナリスト協会賞(最優秀解説/編集賞)、その他デラウェア州記者協会から数々の賞を受賞している。 ジェンセン氏は「アメリカで最も影響力のあるトークショー・ホスト100人」にも選ばれている。

图:二零二四年七月十九日,美知名电台主持人瑞克·约翰逊(Rick Jensen)邀请法轮功学员到特拉华州WDEL电台做了专题节目,揭露中共对法轮功学员长达25年的残酷迫害。(网络截图)

7月19日、リック・ジェンセン氏は、中共による法輪功迫害の実態を明らかにした

 番組の冒頭で、ジェンセン氏は中共がカルトであると認識した経緯を語った。 「2000年に、私がフォート・ブラッグで友人らと会っていた時に、その話を聞きました。私は軍人ではなく、軍隊で服役したこともなく、フォート・ブラッグでも勤務したことはありません。(しかし)私はノースカロライナ州フェイエットビルに住んでいた時期がありそこには友人がいます。私は、陸軍第82空挺師団特殊部隊で勤務する特別な任務を遂行した人たちに出会う機会に恵まれ幸運でした。彼らは、共産主義中国で起こった信じられないようなことを教えてくれました。 それは「共産党がすでに、共産主義だけが中国で唯一認められた宗教だと決定した」ということでした。「 宗教ではない」と私は言いました。彼は言いました、「いや、いや、いや、あなたは分かっていない。共産主義国家、中国の指導者にとって、共産主義は単なる政治的選択ではなく、不可欠な生き方なのです」

 ジェンセン氏は、多くの平和的な宗教の信者や学習者が中共に迫害されていることを知っており、中共の邪な本質、特に学習者からの生体臓器収奪という中共の犯罪を人々に知らせるために、今できることをしていると語った。

 ジェンセン氏は、「私は私なりの方法で、この件についてできる限り公にしてきました。 デラウェア州のパネルディスカッションで、この生体臓器収奪(の犯罪)について司会を務めました。中共は、肝臓移植、腎臓移植、その他の臓器移植を必要とする他国の人々を中国に招き、数十億ドルを稼いでいます。最初のドナーが肝臓、腎臓、肺などの重要な臓器に適合しない場合、彼らが逮捕し、病院に収容している別の人を(生体臓器を摘出のドナーとして)推薦しています」

 招待された3人の学習者は、黄奎さん、アレックス・ルカンスキーさん、劉辛迪さん。

 ルカンスキーさんはまず、中国における25年間にわたる学習者への迫害について説明し 「この迫害の規模は甚大です。 最新の推計によると、中共による生体臓器収奪や、法輪功を迫害するその他の恐ろしい方法によって、また、数十万人から数百万人が死亡していると言われています」、「7月20日、北京は突然、一晩で数千人の学習者を連行し、闇刑務所や強制収容所に収監し、生体臓器収奪を含む他の方法で迫害を始めました」と述べた。

 続いて黄さんは、法輪功を修煉したために中国で5年間拘禁され、強制奴隷労働や強制洗脳などの悲惨な体験を語った。

 「私は1998年、清華大学の学生のとき法輪功の修煉を始めました。 清華大学は中国トップの工学部で、人々は『中国のマサチューセッツ工科大学』とも呼んでいます。 法輪功を修煉しているという理由だけで、1999年7月20日以降、私の生活は一変しました。私は法輪功を修煉しているだけで、5年間拘禁されました」

 「それでは、私が刑務所での体験やエピソードをお話ししましょう。まず、私たちは毎日16時間以上強制労働をさせられていました。  それは恐ろしい経験でした。28平米ほどの狭い監房に20数人の受刑者が詰め込まれ、食事も睡眠もトイレも重労働も、すべてその狭い監房の中でした。 私たちは装飾用のプラスチックの花、クリスマスツリーのライトチェーン、スパイダーマンのおもちゃなど、ありとあらゆる手工芸品を作らされました」

 「さらに、私たちはまた、一種の食べ物を加工することも強制され、大きな鉄製のペンチを使って、ピスタチオの硬い殻を開けるように命じられました 私たちの汗、涙、血、水ぶくれから出る膿がピスタチオを濡らしました。 看守たちは、私たちが生産した製品はアメリカを含む西側諸国に輸出されると言っていました。 2008年にアメリカに来たとき、刑務所で生産された製品が、食料品店で売られているものとまったく同じであることを目の当たりにしました。 ご想像の通り、私は本当にショックを受けました」

 「もう一つの迫害は洗脳です。 彼らは私を洗脳しようとしました。法輪功を中傷するビデオを見させられ、法輪功を中傷する本を読ませようとしました。 私がそれらを見ることを拒否すると、彼らは丸一カ月間、私に眠ることを許さずに睡眠を奪われました」

 黄さんは、中共による法輪功への迫害は、私たち一人一人の身近にあるという。 「ここでは奴隷労働の製品が売られているので、人々が食料品店に来たとき、奴隷労働の製品を購入するかもしれません。ですから、この迫害は全ての人と関係があるのです」と語った。

 ジェンセン氏は、中国製品の購入をできるだけ控えるよう提案している。彼は「何年も前から、私は中国製のものをできる限り買わないようにしています。理由はたくさんありますが、ここで買っている多くの製品、たとえばおもちゃでさえも、あなたが言ったように、奴隷労働によって作られています。私のコーヒーカップでさえも、ペンシルベニア州で製造されているものを、Wawaで購入しています。私が思うには、私たちが中国からの製品の購入をできる限り減らすことが重要だと考えています」と語った。

 ジェンセン氏は、黄さんが自身の体験を聴衆と共有してくれたことに感謝した。彼は「あなたの経験は本当に悲惨です。数百万人(収容されている)中の一人として、あなたはそこから逃れ、この国に来ることができました。私はあなたとご家族のために、とてもうれしく思います」と述べた。

 続いて、ジェンセン氏は劉さんに「明日はこの悲惨な迫害の周年の追悼日ですが、あなたはどのようにして人々の認識を高めるつもりですか?」と質問した。

 劉さんは次のように答えた。「明日は迫害が始まってから25周年になります。心がとても痛みます。1999年以来、私は毎年ワシントンに行っています。迫害が始めた当時、私たちは新婚の夫婦で、若い母親と父親でした。子どもたちが成長した今でも、私たちはこの迫害の終結を求めるためにワシントンに行きます。これはとても悲しいことです」

 劉さんは、聴衆に良い知らせを共有した、今年の6月25日、米国下院は『法輪功保護法案』を可決したのだ。この法案は、中共の強制的な臓器摘出に関与したり、それを支援したりする者に対して、資産凍結、米国への入国禁止、ビザの発給拒否、既存のビザの自動取り消し、経済的および刑事的な一連の制裁を課す内容だという。

 ジェンセン氏は、デラウェア州下院が今年の6月に中国の臓器収奪を非難する決議案(HCR143)を可決し、上院がその決議案を却下したことを批判した。

 「デラウェア州では、共和党の下院少数党リーダーであるマイク・ラモン氏が中国の臓器収奪を非難する法案を提出し、この法案は両党の支持を受け、民主党員も支持しました。しかし、残念ながら、この法案は上院を通過せず、州知事の署名も得られませんでした」、「私が思うには、これは絶対に恐ろしいことであり、残酷だと思います。この法案の目的は、デラウェア州の企業やサービスが中国に提供されるのを防ぎ、これらのサービスや製品が(臓器収奪に)使用されるのを防ぐことです」

 劉さんは、中共の臓器収奪は人道に対する犯罪であり、その決議案は「デラウェア州の人々がこの犯罪に知らず知らずのうちに巻き込まれないようにするためのものです」と言った。彼女は、議員に電話をかけ、臓器収奪の真実を伝え、私たちの医療界がこのような供給連鎖の汚染に関与しないようにする告げること、と提案した。

 最後に、ジェンセン氏は聴衆に対し、25年前の7月20日に法輪功への恐ろしい何かが中国で起こったのかをもっと知ることできると、法輪功のウェブサイトである「Faluninfo.net」を訪れることを勧めた。

 黄さんは、中共がなぜ法輪功を迫害するのかを皆さん考えてほしいと呼びかけた。彼は「法輪功は平和な修煉法です。なぜ中共が法輪功を残酷に迫害するのでしょうか? 数百万人が迫害され、数万人が臓器収奪の犠牲になっています。なぜでしょうか? この問題を考える必要があります。これは中共の邪な本質に関係しています。邪な中共はすべてを支配しようとしており、人々の思想すらも容認しません。法輪功の修煉者のような修煉グループを許容できないのです。だから私たちは、中共は中国ではなく、中共を中国や中国国民と区別する必要あるのです」と述べた。

 ジェンセン氏は、「その通りです。私たちは中共と中国、そして中国国民を区別する必要があります。中共の行動や政策が中国全体や中国国民を代表しているわけではありません。中国国民や文化と共産党の行動を混同しないようにすることが重要です」と言った。

 ルカンスキーさんは、多くの人がアメリカ合衆国連邦上院議員に連絡して『法輪功保護法案』を支持するよう勧め、上院でもこの法案ができるだけ早く通過するように働きかけることを提案した。

 WDEL.comのウェブサイトには次のように書かれている。「3人の法輪功学習者、うち1人は中共によるジェノサイドの生存者が、共産党が臓器収奪を始めた恐ろしい哀悼日についてリック(ジェンセン)と語りました。中共は引き続き無実の人々を監禁し、彼らを殺害して貴重な臓器(腎臓、肝臓、肺など)を販売し、数十億ドルを稼いでいます」

 WDELラジオ番組のリンクはこちら:https://post.futurimedia.com/wdel/playlist/a-survivor-of-chinese-communist-genocide-is-among-3-falun-gong-who-talk-with-rick-about-the-horrible-anniversary-of-the-start-of-chinese-organ-harvesting-6365.html?smc=65

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/27/481292.html)
 
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