米フィラデルフィアで集会 中共の生体臓器収奪を非難
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 【明慧日本2024年9月5日】米国フィラデルフィアの広域圏からの法輪功学習者(以下、学習者)は8月31日、フィラデルフィアのチャイナタウンで集会を開き、中国共産党(以下、中共)による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を非難し、中共の人権犯罪を阻止するために各界の人々に行動を起こすよう呼びかけた。 集会に参加した医師はスピーチで、「これは非常に重要な問題であり、中国国民にとって重要だけでなく、アメリカ国民にとっても非常に重要な問題です 」と述べた。

 集会には、多くの地元支持者や市民が参加した。 ある人は、「このような残虐行為を止めるためには、市民の意識を高めることがとても重要です」また、ある人は、「迫害の実態についてもっと学び、そして自分の声で迫害されている人たちのために声を上げるべきです」と語った。

图1~4:二零二四年八月三十一日,大费城地区部份法轮功学员在费城唐人街集会,谴责中共活摘法轮功学员器官的罪行。

8月31日、フィラデルフィアのチャイナタウンで開かれた集会

 集会中、学習者は通りかかった中国人に「天が中共を滅ぼし、共産党を脱退すれば平和が訪れる」の重要性について伝え、65人の中国人がその場で自発的に「三退」(中共組織の党員、共青団、少年先鋒隊からの脱退)を行った。

 DAFOH代表:中共のジェノサイドを非難し、人々に行動をおこすよう呼びかける

 集会では、学習者と支持者のスピーチは、中共による学習者への組織的迫害を世界が見て見ぬふりをすることはできないという明確なメッセージを送った。

图5:国际医生反活摘器官组织(DAFOH)代表杰西卡·鲁索(Jessica Russo)医生在集会上演讲。

集会でスピーチする、「臓器の強制収奪に反対する医師団」(DAFOH)のジェシカ・ルッソ医師

 「臓器の強制収奪に反対する医師団」(DAFOH)代表のジェシカ・ルッソ博士はスピーチで、中共による生体臓器収奪の問題の深刻さを強調した。「これは非常に重要な問題であり、中国国民にとって重要だけでなく、アメリカ国民にとっても非常に重要な問題です」。 そして中共の行為は全世界に影響すると指摘した。「中共は臓器を得るために自国民を殺害しており、もし米国がこれを黙認するならば、これは大きな問題です」

 ルッソ博士は、今年6月に米国下院を通過し、現在上院で審議中の『法輪功保護法案』の重要性を強調した。 「私たちはこの法案が一刻も早く可決され、(大統領が)署名されることを願っています。 この法案は中国の人々を救うだけでなく、米国の医療従事者や患者をこの犯罪行為に巻き込まれることから守ることができます」

 「この法案は、臓器移植に関して中国で何が起きているかを正確に把握できるよう、政府による定期的な報告を義務付けるものです。 このほか、臓器売買や生体臓器収奪に関与していることが判明した者には制裁を科すことになります。 法案はまた、中共が政権を握っている限り、米国は臓器移植の分野において中共といかなる協力も行わないことも求めています」

 ルッソ博士は、世界はこのジェノサイド的な暴行を無視してはならないと警告した。 「人々は法輪功迫害に関する記事を読み、迫害の実態について知ったとしても、自分とは関係がないと気に留めないかもしれません。なぜなら、あまり馴染みのない団体だからです。 しかし、人々が上院議員に連絡して、この『法輪功保護法案』を連名で支持を求めることが、私たちが出来る方法なのです」と述べた。

 人権活動家「生体臓器収奪は人類の最も基本的な尊厳の侵害である」

图6:知名移民律师、报纸专栏作家、电视评论员和人权活动家克里斯汀·弗劳尔斯(Christine Flowers)在集会上演讲。

集会でスピーチする移民弁護士、新聞コラムニスト、テレビコメンテーター、人権活動家のクリスティン・フラワーズ弁護士

 30年の経験を持つ人権活動家であり、著名な移民弁護士、新聞コラムニスト、テレビコメンテーターであるクリスティン・フラワーズ弁護士も集会に出席し、ルッソ博士と同じく(中共の生体臓器収奪の)懸念を表明した。

 同弁護士は「大紀元時報」の記者に、「学習者は、自分の信念に従って生活する平和的な人たちです。 しかし、中国では脅威とみなされ、迫害されています」と語った。

 彼女は学習者の置かれた境遇を深く悲しんでいるという。「世界の一部の地域では、自由で平和な生活を送ることができていない、なぜなら、政府があなたを阻止し、検閲し、傷つけ、虐待しようとしているからです。( 法輪功への迫害)は世界で起きている最も深刻な迫害の一つです。 学習者は平和的な人たちです……法輪功を学んでいるだけの理由で命を奪われるなんて、本当に悲しいことです」と述べた。

 彼女は『法輪功保護法案』の重要性についても語り、「ここ数10年で米国下院が可決した市民権・人権に関する法律の中で最も強力なものの一つです」と話した。

 同弁護士は、世界各国が中共に圧力をかける必要性を強調した。「生体臓器収奪は本質的に、最も基本的な人類の尊厳への侵害です。私たちは経済的手段を通じて中共に圧力をかけなければなりません。なぜなら、それが本当に結果を生み出せる唯一の方法だからです」。フラワーズ弁護士は補足して、「もしこの法案が法制化されれば、迫害され、虐待されている人々を守る強力な武器と盾になるでしょう」と述べた。

 彼女はまた、学習者が長期にわたって迫害の実態を伝え続けていることを称賛した。 「小さな水滴でも、長く落ち続ければ石に穴が開くまで何百年もかかります。私たちはすぐに変化は見られないかもしれませんが、『法輪功保護法案』は持続的な行動の直接的な結果なのです」と述べた。

 迫害の実態を知った人々は それを広める

图7~11:法轮功学员在费城唐人街集会期间向路人揭露中共活摘法轮功学员器官的罪行。

フィラデルフィアのチャイナタウンで、中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を人々に伝える

图12~13:在费城唐人街集会期间,民众在呼吁制止中共活摘法轮功学员器官的征签表上签名。

フィラデルフィアのチャイナタウンで、中共の生体臓器収奪の停止を求め署名する人々

 中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を初めて知った人々は、衝撃を受け信じがたいと話した

图14:心电图技术员克丽斯塔·皮尔森(Krystal Pearson,左二)在集会上了解到中共活摘法轮功学员器官的罪行。

中共の生体臓器収奪を知った心電図技師のクリスタル・ピアソンさん(左2)

 ペンシルベニア州ブリストルの心電図技師クリスタル・ピアソンさんは、学習者から生体臓器を収奪するという犯罪について聞いたとき、感情的になった。「正直なところ、泣きたくなりました。 恐ろしいことです。 人は物として使われ、捨てられるべきではありません」と言った。 ピアソンさんは、もっと多くのことを学び、家族や友人に伝えることを約束した。 「人々の意識を高めることがこの残虐行為を止めさせるために、とても重要です」と話した。

图15:社会工作者丽娜·奎恩(Lena Queen)在集会上了解到中共活摘法轮功学员器官的罪行。

集会で中共による学習者から生体臓器収奪の犯罪を知ったソーシャルワーカーのレナ・クイーンさん

 デラウェア州のソーシャルワーカーのレナ・クイーンさんは、中共による人権侵害について「ほんの少し」しか知らないが、もっと学ぶつもりだという。 彼女は、「私はすでにメールグループに参加し、もっと多くの情報を得て、自分自身や他の人が迫害の実態を理解する手助けをしたいと思っています」と語った。 彼女は、人権侵害が無視されないために 、人々に迫害の実態を知らせることの重要性を強調した。

图16:16:地质学家迈克·芬尼斯-巴特斯(Mike Fennessy-Butters,右一)在集会上了解到中共活摘法轮功学员器官的罪行。

集会で中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を知った、地質学者のマイク・フェネシー・バターズさん(右)

 地質学者のマイク・フェネシー・バターズさんは、たまたま集会会場を通りかかったとき、中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を知った。「これまで聞いたことはなかったが、特に驚きはしなかった」という。 彼は、「迫害の実態についてもっと学び、そして自分の声で迫害されている人たちのために声を上げます」と言った。

图17~18:法轮功学员在费城唐人街集会上发言。

集会で発言する学習者

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/3/481523.html)
 
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