【明慧日本2024年9月8日】北京大興区在住の法輪功学習者(以下、学習者)・部金香さん(女性)は、 2017年5月15日に、WeChat でメッセージを送信したとして大興区警察の職員によって不当に連行され、その後、裁判所に懲役10年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
北京女子刑務所で不当拘禁中の学習者は薬物投与と身体的虐待に耐えている。部さんは刑務所の第3区に拘禁されている。報道によると、内モンゴル赤峰市出身と思われるもともと若くて美しく、朗らかだった部さんは、わずか6カ月拘禁された後、著しく老けていたという。部さんは目が鈍く、背中が丸まり、反応が鈍く、看守らは信仰を放棄するよう他の法輪功学習者を脅すことがよくある。
情報筋によると、部さんは現在精神的には正常だが、刑務所内では依然として向精神薬の服用を強要されており、毎食後に目を開けることができず、しばらく壁に向かって眠らなければならない。しかし、それでも部さんは毎日重労働を強いられている。
別の受刑者は刑務所内の状況をこう語った。「中国では『一日が一年のように長く感じられる』という言葉がありますが、この刑務所では一秒が一年のように感じられます」
ある関係者は、学習者がかつて虐待のせいで極度の高血圧を発症したことを明らかにし、看守と受刑者は学習者に不明の薬物を強制的に飲ませようとし、従わなければ同房の他の受刑者を餓死させると脅したという。看守らは学習者に過食をさせ、夜更かしして思想レポートを書かせ、一日中洗脳や批判のセッションに参加させることもあった。
第3区の全体の会議中、ある看守は、ある学習者をどのように「転向」させたかを自慢した。看守は、彼らがあらゆる手段を尽くして、5人の看守と11人の受刑者がその学習者を「転向」させるのにわずか12日しか、かからなかったと言った。
受刑者による、この学習者は12日間の拷問を受けた後、衰弱し、意識が朦朧としており、歩く際によろめき、反応が遅く、うつ症状があったという。そこでこの学習者は有毒な薬物を与えられた。
部さんもその学習者と同じように迫害されている。時間が経つにつれ、部さんは独り言を言ったり意味不明なことをするようになり、受刑者らは部さんを殴ったり暴言を吐いたりし続けた。監視カメラを通じて監視する第3区の責任者の命令により、看守らは受刑者から報告された最新情報に基づいて拷問計画を定期的に変更し、実行した。
看守らも部さんに優しいふりをして、何か手助けできるか尋ねたが、実際に部さんを助けるどころか、部さんは厳しい管理チームに移送され、そこでさらにひどい暴行や言葉の暴力を受けた。それが部さんの精神状態をさらに悪化させた。
その後、部さんは迫害に抗議するために断食を開始し、刑務所の医師は部さんに不明の薬物を注射し、部さんに暴行を加えた。部さんを虐待してから間もなく、部さんは精神的に衰弱してしまった。
拷問のイメージ図:強制注射(内容不明な薬物の注射) |
その後、受刑者の沈さん(仮名)は体験したことをを思い出した。 「看守らは私に、彼女を押さえつけて縛るのを手伝ってほしいと言いました。彼女は大量に出血していて、死ぬほど怖がっていました。どうして私はそんなに愚かなことをしたのでしょう? 私は残忍なことをしました。もしかしたら情報を遮断するために、彼らは私を殺すかもしれないです」
数日後、沈さんはこう語った。「看守は私たちの手伝いが必要なくなりました。彼らは私たちを拷問部屋から追い出し、拷問が終わると、彼らは掃除をするために私たちを入れてくれました。多分彼らは学習者に対しての残酷な迫害を人に知ることを恐れているのかもしれません」