山東省の徐万香さん 法輪功学んで再び不当連行
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 【明慧日本2024年9月8日】山東省昌邑市(しょうゆうし)在住の法輪功学習者・徐万香さん(61歳女性)は法輪功を実践したとして8月19日、当局に不当に連行された。法輪功は世界で1億の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2020年2月23日の夜、徐さんは街で法輪功迫害の事実について人々に話していた際、街の人に通報された。その後、昌邑市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の8人の警官が徐さんの自宅に侵入し、家宅捜索した。彼らは午前1時まで立ち去らなかった。

 2020年10月初旬、国保の警官らは徐さんの家族から保釈金として1万元を受け取った。徐さんは自宅に戻り、徐さんはさらなる迫害を避けるために家から離れて暮らしていた。

 今年8月19日、徐さんは国保の警官らに、第二綿加工工場で不当に連行された。その後、徐さんは濰坊市拘置所に拘禁されている。

 徐さんと家族の事情

 徐さんは1963年4月に生まれ、徐さんの夫は息子がまだ6歳だったときに亡くなった。そのため、徐さんは当時仕事がなく、息子と10代の娘を養うのに苦労したことにより、徐さんは健康を害し、片頭痛、歯痛に悩まされた。徐さんは乳房過形成、腹痛、腰痛、そして目のかすみに悩まされ、娘は家族を養うために学校を辞めて働かなければならなかったという。

 2007 年に徐さんが法輪功を始めたとき、徐さん家族の運命は変わった。徐さんの視力はすぐに回復し、他の症状も徐々に消えていった。

 徐さんの息子は2016年に交通事故に遭い、頭蓋骨を修復する手術を受けて視力が著しく損なわれ、現在も目が斜視で記憶障害も残っている。徐さんの息子は2017年に転倒して腕を骨折し、手術を受けた。

 過去に受けた迫害

 2018年4月24日、徐さんも含めて20人の法輪功学習者は当局に連行された。その日、徐さんの無力な息子も自宅から連行された。数時間後に徐さん息子は解放されたが、健康状態はさらに悪化し、引きこもりになった。

 2019年1月18日、徐さんは坊子区(ぼうしく)裁判所から不当に懲役1年1カ月の判決を言い渡された。その時、徐さんは濰坊市拘置所に11カ月拘禁されてから、2019年5月26日に釈放された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/28/481317.html)
 
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