遼寧省営口市の劉旭さん 法廷で無罪を主張
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年9月30日】遼寧省営口市の法輪功学習者・劉旭さん(女性)は、今年年3月29日に営口市と内モンの警察官に身柄を拘束され、8月27日に営口市站前区の裁判所で開廷された。劉旭さんは法廷で検察官の不当な告発を否定し、「真・善・忍」に従い、善良な人間で何も悪いことはしていないと繰り返した。

 また、劉さんの弁護士は、法輪功は中国の現行法規で特定され、規定されている14の邪教の一つではないこと、2011年3月1日に中華人民共和国新聞出版総署が発布した政令第50号により、法輪功書籍の出版禁止が撤廃されたこと、法輪功書籍には出版する法的権利があること、法輪功を信じることは合法であり、法輪功を信じることを理由に迫害することは違法であることを指摘した。弁護士は法廷で関連書類を提出し、裁判官は書類を受け取った。当日、裁判所は判決を下さなかった。現在、劉さんは依然として営口市留置場に拘留されている。

 営口市バ魚圏区に住む劉さんは、1998年5月、遠い親戚から法輪功はすごいと聞いて、学び始めた。それから間もなく、劉さんは大連で法輪功創始者の講義ビデオを聴く機会に恵まれ、その夜、彼女は下腹部で法輪が回っているのを感じた。『轉法輪』を読んでわずか3日後、劉さんは20年以上続いていた胃の病気、長年の不眠症、五十肩、足の痛みが治った。それ以来「真・善・忍」の基準に従って自分を要求し、返本帰真の道を歩み始めた。

 2024年3月29日午前9時30分頃、営口市公安局バ魚圏支局のの国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官と内モンゴル人警察官2人は、仕事中の劉さんの家に押し入り、警官らは劉さんの息子に母親に電話させ、帰宅するように言わせ、30分後に劉さんは帰宅した。警官は午後4時過ぎまで不法に家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、ノートパソコンなどの所持品と現金を押収し、劉さんを連行した。当日夜7時か8時になって、家族は警察からの電話で、劉さんが営口紡織病院に運ばれ、診察を受けた後、営口留置場に拘留されたことを知った。

 2024年4月12日、劉さんの家族に雇われた弁護士は、劉さんの連行に関わった董という名の国保の警察官を探しに、バ魚圏区公安局に行った。公安局一階の応接室で、董は緊張した面持ちだった。弁護士は董に「劉さんは法律を破っていない、犯罪を構成していない、もし釈放されないなら、家族は国保と劉さんの連行事件の関係者を告訴する用意があります」。 董は弁護士に、「劉さんが犯罪に当たるかどうかは、証拠は現在収集中です」と言った。 董のこの言葉は、警察はまず先に事件を判断して連行し、その後証拠を見つけたことが明らかに違法であることを改めて確認した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/11/482020.html)
 
関連文章