息子の死後の反省
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文/中国湖南省の大法弟子  

 【明慧日本2024年10月3日】私は湖南省の大法弟子で、今年73歳になります。息子は1980年代生まれの世代です。2003年に大学を卒業した後、幸運にも法輪大法の修煉を始めました。彼は大法と師父を深く信じ、悟りも良く、精進して実修していました。

 迫害が始まってから、私たちは早くから家庭内で資料を作成する場所(資料拠点)を設立しました。息子は資料を作り、私たちは協力して配布し、毎週少なくとも100冊以上を配布していました。面と向かって真相を伝える面では、彼は要点をしっかりと捉え、人々を納得させるのが上手でした。例えば、私の小さな孫が学校に入学した後、学校は少先隊(共産主義の組織の一つ)の隊員になることや赤いネッカチーフを着けることを求めましたが、息子は学校へ行き、先生や校長に真相を伝えました。師父の加持のもと、最終的に学校側は孫が隊員にならず、赤いネッカチーフを着けなくても良いと認め、学校全体で彼だけが赤いネッカチーフを着けなくても良いことになりました。息子は孫に法を学ばせ、煉功させ、正念を発し、資料を配布させました。孫は6歳で『轉法輪』という宝書を通読できるようになりました。

 2022年、私たちが真相資料を配布している時、邪悪に録画され、強制連行され、不法に家宅捜索されました。私たちは15日間、拘留されました。息子は堂々と真相を伝え、迫害に反対しました。師父の慈悲深い保護のもと、2日半で解放されました。師父に感謝しています!

 しかし、息子は2024年3月に、旧勢力によって脳出血という形で命を奪われ、43歳の若さでこの世を去りました。この突然の悲報は、大法弟子にとって大きな損失であり、私たちの家庭に大きな試練をもたらしました。旧勢力がどのようにしてこのような事態を引き起こしたのでしょうか?

 この問題について、私は4月のある日まで考え続けました。その日、友人が私を訪ねてきた際、8歳の孫が私に「おばあちゃん、もう泣かないで。人生は一つの劇で、パパの役目は終わったから、パパは去ったんだよ。次は私たちが続けて演じるんだ」と言いました。その時初めて、私は理性的に考え始めました。「いや、そんなことはない。どうして息子の役目が終わったなんて言えるの? 今は法を正す時期で、私たちは師父と共に法を正すことを行い、人々を救い済度するためにまだたくさんのことをしなければならない。劇はまだ終わっていないはずだ!」

 師父は「特にこの時期、真相を伝えることは人手が必要で、もっと多くの人が真相を伝え衆生を救うことに参加する必要があり、もっと多くの人が各プロジェクトに参加し、邪悪の迫害を打ち破る必要があるため、一人が少なくなると、大きな力が減ってしまい、一人が多くなると、大きな力が増えることになるので、私は誰一人も取り残したくはなく、誰をも失いたくなく、早くこの世を去ってほしくないと思っています。大法弟子の圓満成就はもう問題はありませんが、早くこの世を去ってしまえば、大法弟子が行なおうとすることに損失を与え、旧勢力に隙に乗じられることになるのです。今ちょうど人手が必要なので、損失をもたらさないでください。私が思うには、皆さんはできるだけしっかり行ない、強い正念を持ち、損失を避けてください」(『各地での説法十』「マンハッタン説法」)とお話されました。

 この法に照らし合わせてみて、私は「これは師父の按排ではありません。きっと私と息子同修に何か執着があって、それを放下しなかったため、旧勢力に付け入られたのだと思います。まず、私は自分自身を探しました。2023年、私は夫と共に他の都市に引っ越しました。それ以来、私は息子と以前のように一体となり三つのことを行えなくなり、緩んでしまいました。特に2022年に強制連行された後、恐怖心が出てきて、私たちは以前のように頻繁に真相資料を配布することがなくなり、直に顔を会わせて真相を伝えて救った人の数も少なくなりました。

 さらに、私は息子の妻にも2023年の息子の状況を聞きました。彼の大学の同級生が失業し、ネットで一緒にビデオゲームをしようと誘ってきました。上半期はたまにプレイしていましたが、9月以降は毎日午後4時前までゲームをするようになりました。彼がゲームをするたびに、別の空間にいる魔が彼を操り、彼を支配しました。彼の執着心が湧き上がり、ゲームをやめられなくなってしまったのです。その結果、命を失うことになったのです!

 この痛ましい教訓は、常人がゲームをすると一生を堕落させられてしまうのに、ましてや私たちは修煉者です。私たちは正法の道を歩み、人々を救う使命を背負っているのです。それを行わず、あるいは少ししか行わなければ、旧勢力はどうして迫害しないでいましょうか? どうして厳しく迫害しないでしょうか?

 師父は『各地での説法十五』「二〇一九年ニューヨーク法会での説法」でこう説かれています。「パソコンやゲームに依存する場合も同じ作用が働いています。同じ仕組みです。やめてしまえば、この私を死なせる気かと承知せず、どうしても画面を見るようにあなたをコントロールするのです。見ないのですか? 仕事に対しても勉強に対してもやる気がなく、頭はパソコンやゲームのことでいっぱいで、夢にまで出てくるようにするのです」

 「人間ですが、私はいつも考えていますが、人間は非常に他のものにコントロールされやすいのです。人間の肉体は親から与えられた体で、食料を食べて成長しています。なんと弱いものでしょう。誰もがこの体を制御することができます。他の空間で形成されたものは霊的なもので、低い次元の霊ですが、それも人体をコントロールすることができます。人体が弱いからです」

 息子はまさに師父が言われたこの状況だったのではないでしょうか?

 2022年5月のある日、息子は外出中に突然激しい心臓の痛みに襲われました。まるで大きな手が心臓を掴んで、力いっぱいねじるような痛みでした。彼は胸を押さえ、道端の木に寄りかかりながら『師父、助けてください!』と叫びました。数分後にやっと呼吸が楽になりました。実はその時、旧勢力が彼の命を奪おうとしていたのですが、偉大な師父が彼を救ってくださったのです。私たちはその時、ただ正念を発して旧勢力の妨害を取り除くことを悟りましたが、彼の命は師父に延ばしていただいたものであり、無条件に内に向かって自分の修煉の中のどんな隙が旧勢力に狙われたのかを探すことに気づきませんでした。

 息子の死は私たちの家庭に大きな試練をもたらしました。本来は時折大法の本を読んだり、息子の修煉を支援していた息子の妻も理解できなくなりました。孫も修煉の環境を失い、祖父もいくつかのネガティブな考えを持つようになりました。息子の知り合いや友人たちは彼が大法弟子であることを知っており、大法に対しても肯定的な理解をしていましたが、彼が亡くなったことで一部の人々にネガティブな影響を与えました。そのため、私は心から同修たちに訴えます。まだビデオゲーム、スマートフォン、WeChat、TikTokで遊んでいる同修たちは、どうか私の息子の教訓を覚えておいてください。もう遊んではいけません!あなたがこれまでにどれほど正法のために尽力していても、旧勢力はそんなことはお構いなしです。彼らがあなたを迫害する時、師父ですら何も言えないのです。

 師父は「しかし、私が言いたいのは、一人の修煉者として自らを緩めてはいけないということです。皆さんは最も厳しい道、最も困難な時期を乗り越えてきました。自分の道をしっかり歩む、言うのは簡単ですが、実行するとやはり大変な困難が伴います。しかし、いくら困難であっても、あなたはこのためにやってきたのです。いくら難しくても、あなたの生命はこのことのために成就されます」(『各地での説法十五』「二〇一八年ワシントンD.C.での説法」)と語られています。

 もちろん、すでに亡くなった大法弟子たちは、美しい場所で待っているのです。師父はこうおっしゃっています:「 すでにこの世を去った学習者はしっかり行なっても、そうでなくても、または何かの理由で亡くなった人は、ある特殊な空間にいます。そこで静かに皆さんを観察しています。そこで最後の終わりを待っています。」(『各地での説法十五』「2018年ワシントンDCでの説法」)

 息子の火葬の際、多くの人々が壮観な光景を目撃しました。大きな鷲が骨壷の上空を旋回し、骨壷が安置所に入れられた時、大鷲は何度か鳴き声を上げてから飛び去りました。何十年も火葬場で働いているベテランの職員ですら、これまでにこんな光景を見たことがないと言っていました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/24/483241.html)
 
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