【明慧日本2024年10月8日】内モンゴル・ヒンガン盟突泉県の法輪功学習者・梁立新さんは、2023年3月に吉林省長春市に住む娘の家に行っている際、長春の派出所の警官に不当連行された。梁さんはまず九台留置場に拘禁され、その後長春市第四留置場に移送され、わずか6日後に迫害によって亡くなった。中国共産党による法輪功への迫害が20年以上続く中、梁立新さんは2001年に不当に労働教養を受け、2004年と2013年にはそれぞれ7年と3年6カ月の不当判決を受けたことがある。
ある知人によると、梁立新さんは2023年に長春市第四留置場の4203号室に収容されており、強制的に薬を服用させられていたという。当時、梁さんの体調は比較的良さそうに見えた。ある晩、夕食を終えた後に梁さんは嘔吐し、真夜中に「苦しい!」と訴え、白衣を着た2人の女性医師が呼ばれた。医師たちはしばらく様子を見た後、2つの酸素バッグを取り出し、数個の酸素バッグを使用し心肺蘇生を行なった。2人の医師は疲れ果てるまで行ったが、梁さんは意識を取り戻さなかった。さらに迷彩服を着た2人の軍人らしき人員が続けて救命措置を行ったが、救助には至らなっかった。夜中、梁さんは運ばれていき、「病院で救命措置を受ける」と言われた。その数日後、刑務官は監視役の受刑者を呼んで、目撃証人からの証明を求めた。
知人によると、法輪功学習者の周亜芬さんも長春市第四留置場4213号室に不当に拘束され、強制的に薬を服用させられ、毎日泣いていたという。監視役の受刑者は、周さんに薬を無理やり飲ませ、結果的に周さんの泣き声は日に日に大きくなった。時には何人かの受刑者が殴ったり罵ったりしながら、他の受刑者が押さえつけたり髪の毛をつかんだりして、無理に薬を口に押し込んでいた。周さんが泣いているのを見ると、監視役の受刑者らは掃除用のモップや脱いだ靴下を周さんの口に押し込んで、口を塞いだ。数人が交代で監視し続け、最終的には周さんの泣き声がますます大きくなり、後に周さんは刑務所に送られた。
周さんは2022年8月末、法輪功迫害の実態を話したことで長春市寛城区柳影路派出所の警察に連行され、不当に3年の判決を受けた。2023年4月29日には吉林省女子刑務所に強制的に収監され、8監区の1階5号室で、刑務官に操られた2人の受刑者に「転向」を強制され、プラスチック製の小さな椅子に座らせられ、寝ることを許されず、トイレにも使用できず、暴力的を振るわれ、大腿を掴まれるなどの拷問を受けた。
磐石の法輪功学習者・劉露さんも地元の派出所に連行され、冤罪で3年の刑を言い渡され、現在は吉林省女子刑務所で迫害を受けている。劉さんの腰は45度に曲がり、歩くときには腰を伸ばすことができない。夏でも綿入りのコートを着て寒さを恐れている。警官は劉さんに薬を強制的に服用させようとし、劉さんが拒否すると、警官の崔某が革靴で劉さんの頭を踏みつけ、他の受刑者らが腕や足を押さえて薬を無理に飲ませていた。
明慧ネットの資料によると、2023年には長春地区の法輪功学習者が長春市政法委と610弁公室による迫害を受け、少なくとも9人が迫害で死亡し、64人が不当に判決を受けるか、裁判で迫害され、285人が連行された(その中には6人の家族が含まれている、13人が不当に起訴され、26人が不当に拘禁され、少なくとも116人が解放された)。また、95人が不当に家宅捜索をされ、183人が嫌がらせを受けた。