70歳の毛徳君さんに2度目の不当判決
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 【明慧日本2024年10月11日】山東省臨沂市の法輪功学習者・毛徳君さん(70歳女性)は定年退職した教師である。今年9月、毛さんは臨沂市臨沭県裁判所から懲役1年の不当判決を言い渡された。現在、毛さんは臨沂市留置場に拘禁されている。毛さんにとって二度目の判決となる。

 毛さんは、1998年10月に法輪功を学び始めた中国東北部の中学校の物理教師だった。1978年に胸膜炎を患い、胸のつかえや咳などの後遺症が残った毛さんは、1997年11月に深刻な婦人病のため子宮摘出手術を受けた。それから、体が弱々しくなり、仕事中に倒れたこともあった。

 1998年8月、毛さんは、重病で寝たきり状態になり、その2カ月後、知人の紹介で法輪功を学び始め、その後、法輪功の教えの真・善・忍に従って自分を要求した毛さんは、健康を取り戻した。

 1年6カ月の不当判決を下される

 2020年8月11日6時ごろ、臨沂市莒南県公安局の国内安全保衛部門(以下、国保)と城西派出所、城北派出所の大勢の警官が計画的に7人の法輪功学習者とその親族を連行した。毛さんはその日、警官に自宅から連行され、数万元の私財を押収された。その後、毛さんは城西派出所で4日間鉄の檻に監禁され、3日目に逮捕許可を出された。8月14日午後、毛さんは臨沂市病院の隔離所に送られた後、臨沂留置場に移送され拘禁された。

 同年10月19日、毛さんは莒南県公安局の国保によって濡れ衣を着せられ、臨沭県検察院に送検され、11月19日、検察院によって臨沭県裁判所に起訴された。

 12月1日午前9時、臨沭県裁判所はオンラインで毛さんに対する裁判を行った。北京から来た弁護士は、毛さんの無罪を法律に基づいて弁護し、信仰の自由があり、毛さんの法輪功を信仰することと行動はすべて合法であると述べた。さらに、莒南県国保と派出所の警官による毛さんの家の家宅捜索は、私邸への違法な侵入であり、犯罪行為だと指摘した。

 弁護士の弁護に対して、公訴人・王健も裁判長・呉淑芳も反論する言葉を失った。それでも2020年12月8日、臨沭県裁判所は毛さんに懲役1年6カ月の判決を下した。

 2022年、68歳の毛さんは冤罪を終え、帰宅した。

 再び連行され、判決を言い渡される

 2023年10月27日午前10時頃、莒南県政法委員会、総合治理弁公室、公安局、国保、開発区派出所の約20人の警官が、毛さんが住んでいた金碧花園の付近にやってきて、広場にいた毛さんの夫に帰宅を強要して、ドアを開けさせた。警官は毛さんの家を家宅捜索を行い、その後、出かけて帰宅したばかりの毛さんを連行した。

 開発区派出所で莒南県公安局特別巡回警察大隊の大隊長・彭志敏が、毛さんに尋問を行った。彭は「俺らは2023年6月からお前を監視している」と言った。その日の午後6時ごろ、開発区派出所の警官は、いわゆる「保釈」の手続きをした後、毛さんを解放し、帰宅させた。

 しかし、莒南県国保大隊、開発区派出所は臨沭県検察院と結託し、毛さんに罪を被せるため、証拠を集めていた。

 今年6月17日、臨沂市の臨沭県検察院は毛さんを臨沭県裁判所に提訴した。その後、臨沭県裁判所は2回にわたって毛さんに裁判にかけたが、2回とも弁護士は毛さんの無実を弁護した。

 9月23日、毛さんは臨沭県裁判所から判決状を受け取るに来るよう通告された。その日、毛さんは付き添い、家族と一緒に臨沭県裁判所に行き、裁判官・王雲から判決状を渡された。毛さんは懲役1年の判決を言い渡された。

 毛さんは現在、臨沂留置場に拘禁されている。弁護士が9月27日に臨沂留置場に行き、毛さんと面会したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/7/483660.html)
 
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