——台湾の政治家と学者が法輪功の反迫害を声援
【明慧日本2024年10月11日】(台湾=明慧記者・李勤)中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者(以下、学習者)の生体からの強制臓器収奪は、世界中で大きな非難を浴びている。2003年にアメリカ議会がH.R.1154号(生体臓器摘出の停止を求める)法案を可決した。今年6月25日にはアメリカ下院が再び『法輪功保護法案』を可決した。この法案は、中共に対して強制臓器収奪の犯罪を直ちに停止するよう求め、それらの行為に関与した関係者に対して制裁を科すものである。この法案の可決は、台湾社会にも大きな反響を引き起こし、ますます多くの人々が、中共の悪質さを認識している。以下は、台湾の政治家や学者が法輪功への弾圧に反対し、学習者を声援する声である。
法輪功は中国人の良心を代表している
台湾の人権団体「中国人の人権を守る連盟(TACHR)」の創立理事長であり、著名なメディア関係者である楊憲宏氏は次のように述べている。「中国の問題について話す際には、『善良な中国』と『邪悪な中共』を理性的に区別する必要があります。『善良な中国』とは、中国国内で美徳を保ち、伝統的な価値を重んじる人々を指し、その中でも法輪功のグループが代表的です。法輪功が中共から長年にわたり迫害を受けていることは、その生きた証拠です」
台湾の人権団体「中国人の人権を守る連盟」の創立理事長・楊憲宏氏 |
また、楊氏は次のように指摘した。1999年7月、中共の江沢民は嫉妬から国家機関を動員し、法輪功を全面的に迫害し、善良な修煉者を消滅しようとした。この行動は、中共の善良な治国理念がほぼ根絶されたことを告げている。「邪悪な中共」とは、中共政権だけでなく、国内外で中共に迎合し、悪事を助ける共犯者も含まれる。彼らは目先の利益を優先し、良心や正義を欠いている。
人間性に対する誤解と曲解に基づき、中共は伝統的価値を憎み、法輪功を敵視している。そのため、法輪功が中共による強制臓器収奪の最初の標的となっているという。楊氏は、「中共が法輪功を弾圧することで、共産党は自らの滅亡を待つことになっています。法輪功は『真・善・忍』を修め、中国人の良心と善良さを代表しています。これこそが未来の中国の希望なのです」と述べた。
楊氏は、「中共の江沢民が法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出することを命じた結果、巨大な商機の駆動のもと、現在の中国は巨大な怪物に成長しました。悪事を遂行し、臓器移植市場の需要を満たすために、法輪功学習者や漢民族の若者、ウイグルの強制収容所が臓器提供源とされ、彼らは生きたまま臓器摘出される悪運に遭っています」と強調した。
楊氏は、アメリカ合衆国下院が提出した『法輪功保護法案』に対して次のように述べている。「これは邪悪な中共が世界に災いをもたらすことを防ぐための覚醒です! アメリカの国会議員たちは、この邪悪な行為が中国だけでなく、他の国にも広がる可能性があることを認識しており、アメリカはこれを制止しなければなりません」
楊氏はさらに、「40年間の宥和(ゆうわ)の悪夢から目覚め、アメリカは反共のラッパを吹き鳴らし、善良を守るために立ち上がりました。アメリカの外交における最高戦略として、国際的な宗教の自由を尊重し、法輪功を保護することは、アメリカの国策にも合致しています。アメリカの法律の有効な範囲内で、善良の種が中国の大地に広がることを期待しています」と語った。
未来を展望し、楊氏は次のように予測している。「善良は最終的に邪悪に勝利し、法輪功は中国の中核的な力となり、世界に平和と繁栄をもたらすことができます。現代中国は信仰を必要としており、法輪功の信仰は中国の古典文明から受け継がれたものだからです。事実が示すように、法輪功は庶民を善に導くことができる信仰団体です」
台湾で「法輪功保護法案」を推進し、連署を始める
アメリカの『法輪功保護法案』に呼応して、台湾立法委員の許智傑氏は台湾議会で連署を発起し、『台湾法輪功保護法案』を推進している。同氏は、「これまで、私は多くの法輪功学習者と知り合いになりました。彼らは真・善・忍の原則を遵守し、道徳的な理念を持った修煉団体です。中共は嫉妬心から法輪功を弾圧し、その残虐で邪悪な指導地位を強化しています」と述べた。
台湾『法輪功保護法案』を推進する立法委員の許智傑氏 |
許氏は次のように述べている。「私はこれまで多くの法輪功学習者が迫害され、生きたまま臓器を摘出された事例を耳にしてきました。中には、中共の権力者たちに長寿を提供するために行われた臓器移植手術があり、彼らは人を殺して臓器を盗み出し、寿命を延ばして巨額の利益を得ていると聞きます。これは本当に恥ずべき行為です! この邪悪な政権には、我々は最も厳しい非難を加えるべきです」
許氏はさらに、「中共が法輪功を迫害することは、非常に愚かな行為です。なぜなら、『偽・悪・闘』(訳注:中国共産党の本質)が『真・善・忍』と対抗するのは、最終的に『真・善・忍』が勝利するからです。私は法輪功を支持し、法輪功の反迫害運動を支持します。中共による法輪功への迫害、臓器摘出、そして国民に押し付けられているすべての邪悪な行為に断固として反対します」と述べた。
許氏は、「法輪功学習者は長年にわたり中共による迫害を受けており、自由な世界は彼らを保護し、生体臓器摘出の罪行を再び許してはなりません。現在、アメリカ合衆国下院は『法輪功保護法案』を可決しましたが、世界各国もこれに呼応することを期待しています。台湾も早急に法輪功を保護する法律を制定すべきです。この場を借りて、私自身も微力ながらその使命を果たすために尽力し、台湾での『法輪功保護法案』の立法推進に力を注ぐことを誓います」と強調した。
法輪功を保護することは、人々が保護されることになる
台湾「迫害を受けている法輪功学習者を救援する協会」理事長の許凱雄氏 |
アメリカ合衆国下院が『法輪功保護法案』を可決した意義について、 台湾「迫害されている法輪功学習者を救援する協会」理事長の許凱雄氏は、この法的措置が中共の本質を暴露し、人々に邪悪の源を真に理解させるものであると指摘している。中共は学習者を迫害する際、必ず2つのことを強制している。1つ目は、修煉を放棄することに署名させること。2つ目は、法輪功を誹謗中傷すること。この要求に従えば解放されるという。
「彼らの主な目的は、人々の信仰を破壊し、基本的な価値観を崩壊させることです。これは自由世界の多くの人々には理解し難いことです」と話す許氏は、「私は法輪功団体が推賞する『真・善・忍』の価値観を尊重しており、これは中共の『偽・悪・闘』という本質とは完全に相反しています。もし中国人が皆『真・善・忍』を信仰するようになれば、中共が存在する余地はなくなるでしょう」
「中共は伝統的な価値観を破壊しようと急いでおり、それは個人にとどまらず、自由社会全体にまで影響を及ぼしています。そのため、私たちは中共の邪悪な本質を見抜かなければなりません。そうすることで、脅しや誘惑に屈することなく、良心が目覚め、正しい判断と対応ができるのです」と強調した許凱雄氏は、「実際、法輪功を保護することは、人々が保護されることになります」と提言した。