不当判決を受けた重慶市の彭棟君さんが消息不明
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 【明慧日本2024年10月12日】重慶市在住の法輪功学習者・彭棟君さん(75歳女性)は、法輪功を学んでいるとして2023年9月22日、当局に懲役1年6カ月の不当判決と3,000元の罰金を言い渡された。最近、明慧ネットによってこの情報が確認された。現在、彭さんが刑務所に拘禁されているのか、放浪生活を余儀なくされているかは不明である。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2023年2月17日、彭さんは、法輪功の資料を誰かに渡したと通報された。その日の午後2時過ぎ、私服警官の一団とコミュニティの職員2人が彭さんの家に押し入り、法輪功の本、財布、携帯電話、現金199元、その他の貴重品を押収した。彭さんは銅梁区警察署に連行され、その後、東城派出所に移送された。派出所の所長は彭さんの案件を銅梁区検察庁に提出した。

 2月18日に、彭さんは全徳学校(少年院)に移送された。10日後、彭さんは再び尋問のため銅梁区派出所に連行された。警察は彭さんを自宅軟禁にした。彭さんは書類への署名を拒否したが、尋問後に帰宅を許可された。

 4月14日、2人の警官が彭さんを騙して出頭させ、銅梁区検察庁に連行した。女性検察官が彭さんに証言させようとしたが、彭さんはいかなる書類にも署名することを拒否した。検察官はすぐに彭さんの案件を江北地区検察庁に送致した。

 5月10日、彭さんは江北区検察庁に連行された。彭さんは検察官の命令で再び案件に関する書類に署名することを拒否した。

 7月19日、江北区裁判所は、彭さんに裁判所通知書を渡し、8月9日に裁判を受ける予定であることを通知した。その後、彭さんは銅梁区人民病院に搬送され、身体検査を受けた。心臓病が判明したが、裁判所の執行官は彭さんを重慶第二拘置所に連行した。そこでは健康状態を理由に入所を拒否され、その後、自宅に送還された。

 彭さんは裁判前に法廷に弁護陳述書とその他の資料を提出した。8月9日の審理で、彭さんは中国には法輪功を犯罪者とする法律はないという事実を改めて主張した。裁判官は彭さんの陳述を止めた。彭さんは裁判後、帰宅を許可された。

 9月22日、2人の警官が彭さんを裁判所に連れて行き、判決書を受け取ったが、彭さんは署名を拒否した。裁判所の書記官は上層部に指示を求めた後、警察に彭さんに代わって署名するよう依頼した。彭さんは判決に署名した後、警察は車で彭さんを自宅まで連れて行った。それ以来、彭さんの消息は不明だ。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/18/482978.html)
 
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