「忍」を修める
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年10月16日】今年私は81歳で、1995年に法輪功の修煉を始めました。修煉を始める前は多くの病気に苦しみ、良い日を思い出せません。法輪功を修煉して2か月以内に、ふくらはぎの疥癬と足の鱗状の皮膚病(魚鱗癬)が消えました。頭痛、腹痛、頻脈も治りました。病気に悩まされることはなくなりました。法輪功は私に健康な体を与えてくださいました!

 法輪功のおかげで私は性格も変わりました。私はかつて、家では常に最終決定権を持つ、非常に意志の強い女性でした。何年も法を学び、心性を修めた後、私は師父の教えに従い、真・善・忍の基準で行動しました。問題に遭遇したときは、「忍」に励み、心性を高めました。

 例えば、私はかつて自分のために服を買ったことがあります。それを見た息子の嫁は「あなたはすでに着る服がたくさんあるのに、なぜまだ買うの?」と言いました。私の最初の考えは「あなたが私に服を買ってくれないからと文句を言ったわけではないのに、私が自分のために服を買ったからといって、どうして私を批判できるの?」でした。すぐに私は自分が修煉者であることを思い出し、彼女が私の心性を高めるのを手伝ってくれていることを知りました。私はすぐに微笑んで「確かに買いすぎかもしれない、今度は気をつけます」と言いました。彼女は私を見て、しばらく何も言いませんでした。

 さらに驚くべきことは、私が水を沸かして飲んだとき、息子の嫁が「なぜそんなに水を飲むの?」と私を批判したことです。食事中に私が話していると、息子が「食べながらしゃべるな!」と怒鳴りました。ある時、私が料理をしていると、息子が「お母さんの料理は食べられない!」と言いました。息子と嫁は、床を拭くこと、皿を洗うこと、食料品の買い物、野菜を切ることなど、私がすることのほとんどすべてに不満を持っていました。彼らは私がすることすべてを批判し、しばしば私を困らせました。彼らの目には私は役に立たない存在でした。「忍」を修めるのは本当に簡単ではありません!

 彼らが私を批判するたびに、私は自分が修煉者であることを思い出して、問題に遭遇したときに内を見つめなさいという師父の法を思い出しました。この考えは私を落ち着かせてくれました。後になって考えてみると、これらのことは本当に大したことではありませんでした。大法を修煉していなかったら、彼らはやりすぎだと感じたでしょう。特に私のような強い性格の人間にとって、彼らを簡単に許すはずがなかったでしょう。しかし、大法を修煉し始めてから、私は自分の内面を見つめることを学び、家族の問題を引き起こしそうなものは消えていきました。大法は本当に素晴らしいです! 健康を与えてくださっただけでなく、新しい人生と円満な家族を与えてくださいました。

 「忍」を修煉する中で、これは息子に対する情をなくすチャンスでもあると理解するようになりました。私は息子が十分に食べなかったり、十分に眠らなかったり、疲れすぎたりしないかと心配していました。修煉者として、この執着心をなくすべきだと分かっていました。すべては師父が按排してくださったもので、すべて良いことです!

 かつて私は次男を訪ねて長男の家に戻ったことがあります。家に入ると、長男は優しく「お母さん、ご飯は食べましたか?」と聞いてきました。私は「食べました」と答えました。するとすぐに、彼は突然理由もなく私に対して怒り出し、「お母さんはアホなの? こんな天気の悪い日になぜ出かけたのですか? もしあなたに何かあったら、私は面倒を見ませんよ!」と私を非難しました。

 その時、私は師父がおっしゃったことを思い出しました。

 「なぜなら、トラブルは突然現われるかも知れませんが、決して偶然なものではなく、みなあなたの心性を高めるためのものなのです。あなたが平素から煉功者として自覚してさえいれば、それに正しく対処することができるでしょう」(『轉法輪』「第四講」)

 私は何も言わず、それでも平気でした。

 息子の視点から見れば、息子は私に対して善意を持っており、私が悪天候で倒れるのではないかと心配しているのだと思いました。もし私が大法を修煉していなかったら、子供たちが無礼なことをしたら、私は間違いなく怒っていたでしょう。修煉者として、私はこれらはすべて因縁だと分かっていました。ですから、私は文句を言うべきではないだけでなく、心性を高めるのを助けてくれたことに感謝すべきです。他にどこで自分を修煉するこのような良い機会が得られるでしょうか?

 師父の慈悲深い指導を受けて、私は修煉を続けます。将来は、この三つのことをしっかり行い、より多くの衆生を救い、歴史の誓いを果たし、修煉を完成し、師父に従って真の家に帰れるよう最善を尽くします!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/20/478825.html)
 
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