文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年10月19日】私の住む地域がパンデミックによるロックダウンが始まったとき、私は地元の学習者と連絡が取れなくなりました。私はいつものように法を学び、煉功し、正念を発し続けましたが、真相を伝えることはほとんどありませんでした。ロックダウンが解除された後、私は他の学習者と連絡を取るのが面倒になりました。さらに、中国共産党がインターネットへのアクセスを制限したため、明慧ネットにアクセスするのは困難でした。私はやる気を維持できず、修煉しない状態に陥りました。
しかし、師父は私を見捨てませんでした。ある学習者が私に連絡し、最新の『明慧週刊』と映画『帰真』(英題:Once We Were Divine)のDVDをくれました。私は再び家に帰る道を見つけたように感じました。映画を二度見た後、私は自分の怠惰をひどく恥ずかしく思いました。法を正す進展に追いつくために、三つのことをしっかりやろうと決心しました。
修煉を再開した後、初めて法輪功迫害の事実について人々に話しに行ったとき、中国共産党の組織から脱退する人は一人もいませんでした。落胆して、同修・江さんと話したところ、「人々に真相を話す前に法を学んで正念を発しましたか」と聞かれました。私はそうしませんでしたが、時間がないと言って言い訳をしました。江さんは、「三つのことは一つも欠かせないのです。しかも、毎日、三つのことはすべてをしっかり行う必要があります」と言いました。
法輪大法について再び話し始める前に、私はパソコンで法を勉強しました。『洪吟三』の「尋ねる」という歌の中に、「登って帰る歩みを誤らせないように」という一節を読んでいる時に、「帰る」という文字から、透明な「帰る」という文字が出てきており、文字が画面の真ん中に移動し、そして消えました。師父が私に精進するよう励ましてくださっているのが分かりました。
その日、私は真相を伝える時、すべて順調に進みました。私は法輪功迫害の事実について3人と話していると、1人の女性が通りかかりました。3人の中の1人の年配の女性は私に言いました。「李さん(仮名)に法輪大法のお守りをあげてください。彼女は体調が悪いのです」。私は李さんにこう言いました。「李さん、真心で『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えてください」(訳註:中国語では漢字九文字)。李さんはこう答えました。「たぶん、この心からの九文字を唱えなくてもいいかもしれません。私はこのお守りを受け取った瞬間から気持ちが楽になりました。是非、中国共産党のすべての組織から脱退することを手伝ってください」
またある時、私は外で真相を伝え終えた頃に、4冊の小冊子が残っていました。私は道路工事で働いている3人を見ましたが、 私は「この人たちは、真実を聞きたがらない傾向がある、彼らには小冊子を渡さない」と思いました。しかし、私はすぐに考えを変えました。この考えは、人間の観念に基づいていると分かっていたからです。すると、私はその3人グループに歩み寄り、いつものように彼らと話をしました。そのうちの2人は中国共産党を脱退しました。
私には小冊子が1冊残っていました。清掃員が私の方へ歩いてくるのが見えました。私は彼らが政府から給料をもらっていることを知っていました。彼らは中国共産党の宣伝を本当に信じているので、この人は私の言うことを受け入れそうにないと感じました。私は彼の横を通り過ぎたかったのですが、すぐに、また私の人間の観念が話しているのだと思い出しました。私はその人に最後の小冊子を手渡し、「先生、この小冊子を受け取ってください。他では手に入らないものです」と言いました。彼は微笑んで、「これは宝物ですよね。以前誰かが私にくれたのですが、とても気に入って読んでいました」と言いました。他の修煉者がすでに彼を中国共産党から脱退させました。彼は立ち去る前に私に感謝しました。私は師父が私が正しいことをしたと言ってくださっていると分かりました。
家に帰る途中、何か邪魔なものが取り除かれたかのように心が明るくなったのを感じました。法輪大法の事実を人々に伝えながら、初めて自分を向上させる喜びを感じました。
その後の数日間、真相はうまく伝えていませんでした。私は自分の内面を見つめ、中国共産党を脱退するのを助けた人々の数が増えていることに執着していることに気づきました。それは脱退人数への執着であり、利己心に基づいていることを知っていました。私はこの執着を取り除くために正念を発しました。
翌日、田んぼで働いている数人の女性を見ました。私は彼女たちに近づき、法輪大法の素晴らしさについて話しました。彼女たちは誰もお守りを受け取りませんでした。私は落ち着いて、否定的な考えがなかったので、「欲しくないのは結構ですが、『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』ということを覚えておいてください」と言いました。そのうちの一人が、「私たちはすでにその心からの九文字を知っています。ありがとうございます」と答えました。
私は最後のお守りを年配者に渡し、偽名を使って中国共産党を脱退するのを手伝いました。彼は子供のように喜び、自分が使っていた偽名を繰り返して私に感謝しました。
外出して人々に真実を理解させる過程で、私は自分の心性が徐々に改善していくのを知りました。ただ家にいて法を学び、煉功しているだけでは、このようなことはできなかったでしょう。中国共産党が広めた否定的な宣伝に対抗する法輪大法の真実を人々に伝えるにつれ、私の利己心は徐々に取り除かれていきました。