【明慧日本2024年10月25日】湖北省荆州市の法輪功学習者・施良玉さんは20年以上前に、裁判所によって不当に8年の懲役刑を言い渡された。刑務所で残酷な拷問を受けた結果、両目が失明し、日常生活ができなくなった。施さんは出所後も健康や視力を回復できず、今年8月6日に80歳で亡くなった。
施良玉さんの生前の迫害の概要
施良玉さんは1944年生まれ、荆州市沙市区のラテックス会社を定年退職した職員で、沙棉生活区に住んでいた。中共が法輪功を迫害して以来、彼女は信念を貫いたために何度も中共の警官らに連行された。
2000年2月28日、施さんは法輪功への迫害停止を求めて北京へ陳情に行った際、北京の警官らに連行され、荆州駐北京事務室に拘束された。その際、施さんの所持お金も奪われた。施さんは地元に戻された後、1カ月間不当に拘禁され、当局が家族から現金を脅し取った後にようやく施さんを帰宅させた。
2000年9月下旬、施さんは市街区で現地の警官らによって再び連行され、2カ月間不当に拘禁された。
2001年9月中旬、現地公安警官らが施良玉さんの自宅に押し入り、不当に家宅捜索を行った後、施さんをある旅館の一階に連行し、窓際の暖房器具に10日間も拘束した。暑い夏の日に洗面や着替えを禁じ、十数人の警察が施さんを殴ったり、蹴ったり、電気ショックを与えたりした。その後、施さんは荆州区の留置場に不法に拘留され、3カ月後に保釈された。
中国共産党による拷問:殴打 |
2002年9月20日、施さんは沙市区裁判所によって不当に8年の懲役刑を言い渡され、同年12月上旬に湖北省女子刑務所に送られ、迫害を受け続けた。
湖北省女子刑務所では、施さんは深刻な精神的迫害を受け、睡眠を妨げられ、日夜にわたって拷問を受け、「転向」を強要された。施さんは修煉を続け、転向を拒否したとして、何度も刑務官に指示された受刑者に殴打され、髪の毛を掴まれたり、強制的に灌食をされた。2007年7月、女子刑務所の第五区の刑務官は施良玉さんに「修煉しない保証書」を書かせたが、施さんはすぐに目覚め、その保証書が強制的に書かされたものであることを明言した。そのため、刑務官は受刑者たちに施さんを虐待させ、1カ月間も睡眠を妨げた。受刑者たちは毎晩施さんの悲鳴が聞こえるため、施さんがまた拷問されていることを知っていた。最終的に施さんはひどい拷問を受け、身体が衰弱し、視力も失われた。2010年6月14日に刑期を終えた時、施さんは完全に失明し、自力で生活ができない状態だった。
施さんは帰宅後も身体が回復せず、完全に失明したことが彼女の日常生活に大きな不便をもたらした。最近、何度か転倒して動けなくなり、8月6日に亡くなった。
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