【明慧日本2024年10月26日】(トロント=明慧記者)20年前、『共産党についての九つの論評』が出版され、中国共産党(以下、中共)が敵と結託し、国を売り、嘘と暴力によって権力を掌握した過程が明らかにされ、中国の近代史を復元すると同時に、中共の異常な邪悪さを中国人に認識させた。本書は中共の九つの遺伝子を鋭くまとめており、それは、邪悪、欺瞞、煽動、闘争、略奪、無頼、間諜、殲滅、制御である。
『共産党についての九つの論評』を読んだ後、中国人は目覚め、中国が外来勢力である中共に侵害されていることが、国家の悲劇であり亡国の辱めであると認識し、次々に中共の党、団、隊の組織からの脱退を表明した。また、多くのボランティアは自ら三退を行うだけでなく、他の中国人にも三退を勧めている。現在までに、4.37億人以上の中国人が三退している。
以下は、良知に従い三退を表明した華人のいくつかのストーリーである。
町長の三退の話
カナダのテレビタワー(CNタワー)は、現在世界で5番目に高い自立式建築物とされ、トロントのランドマークと見なされている。三退のボランティアがテレビタワーの観光スポットで町長に三退を勧めた話を共有する。
三退のボランティアはテレビタワーで、一組の夫婦に出会った。夫婦は中国から観光に来ている。男性はスーツを着ており、政府の官僚のように見えた。ボランティアが「公務員ですか?」と尋ねると、彼は「そうです」と答えた。ボランティアは彼らに楽しい旅行を願い、テレビタワーの観光地を紹介した。どこから来たのかを尋ねると、男性は江蘇省からだと答えた。女性は、夫が町長であると言った。
ボランティアは「三退で身の安全を守ることを聞いたことがありますか?」と尋ねると、彼は「知らない」と答えた。ボランティアは「中国では高官から一般市民まで、すでに4億人以上の人々が三退をしました。あなたのような良い人が絶対に取り残されないように心から願っています。あなたは間違いなく党員ですね? 党、団、隊に入ったことがあるはずです。早く心の中から脱退してください」と勧めた。彼は「考えます。後で話します」と答えた。
男性の妻が突然「この人の話なんて聞かないで、行こう!」と大声で叫び、夫を引っ張って立ち去ろうとしたが、男性は動かなかった。妻は不機嫌な態度で「私たちを強制しないで」と言った。ボランティアは「ご主人が聞きたいと思っているのに、あなたが止めているのは、ご主人の権利を奪って強制していることになります。あなたは行きたいなら、行っても構いません」。女性は納得せず、力強く夫を引っ張ったが、夫は依然として動こうとしなかった。ボランティアは「この数年、中共は感染症対策でゼロ政策を進め、数億人も亡くなりましたが、ゼロにできましたか? あなたたちが海外に旅行できるのは貴重な機会です。自ら救われるチャンスを失わないでください!」と言い続けた。
ボランティアは女性にこう言った。「もしあなたたち二人が川に落ちて、あなたの夫が岸に上がりたいと言ったとき、あなたが無理やり彼を引きずり込んで一緒に溺れさせることは良いことでしょうか? あなたは聞きたくないかもしれませんが、聞きたいと思うのは彼の権利です。私は強制するつもりはありません。ただ、あなたたちのためを思って真実を伝えているだけです」。すると、女性は手を離した。
ボランティアは男性に次のように説明した。「疫病などの災害はすべて中共を狙ったものです。中共宣言の冒頭には、『一つの西洋の幽霊がヨーロッパを彷徨い歩いている』とありますが、その幽霊は地獄の霊ではないでしょうか? 中共は天と戦い、地と戦い、人と戦っています。天に逆らい、地に逆らい、人類に逆らっています。中共が政権を握って以来、数々の運動で8000万人の中国人が亡くなりました。中共は佛法を修煉する国民を迫害し、法輪功学習者(以下、学習者)の臓器を生きたまま摘出して莫大な利益を得て、この地球上で最も邪悪な犯罪を行っています。この罪は道義上許されず、天は中共を滅ぼそうとしています。共産主義のために命を捧げる誓いを抹消することで、神々に見守られ、無事に災難を乗り越えることができます」
その時、男性は「分かりました。脱退します。仮名をお願いします」と言った。ボランティアは「『德功』はどうでしょうか? 大徳の人は功成って名遂げますよ」と言うと、男性は「いいですね!」と答えた。
ボランティアはさらに法輪功について詳しく説明し、資料を渡した。男性はそれを受け取ったが、『共産党についての九つの論評』を渡すと、「恐いので、持って帰れません」と言った。ボランティアはネットの封鎖を破ることができるウェブサイトを教えると、男性は「それなら、ネットで読みます」と応じた。
ボランティアは「あなたの奥さんも恐れているので、渡したこれらの資料を奥さんにも読ませてください」と教えた。男性は「そうします。彼女も脱退するでしょう」と答えた。ボランティアは「全世界退党サービスセンターのウェブサイトで、奥さんや子供、友人たちの三退を手伝ってあげてください」と言うと、男性は「分かりました」と返事した。
ボランティアはまた、帰国した後に法輪功学習者の連行や迫害に遭遇した場合、必ず彼らを助けるように助言した。男性は「安心してください、そうします」と答えた。
最後に男性は「こんなにたくさん教えてくれてありがとう。中共が何であるか、法輪功がどういうものかよく分かりました。本当に感謝しています!」と言った。
海外情勢を受けて中国からの観光客が三退
学習者たちトロントの湖畔の桟橋で法輪功の資料を配布していた時、ある夫婦が観光しており、男性は遠くで先に歩き、妻はゆっくりと後ろを歩いていた。学習者は法輪功の資料を男性に手渡すと、彼はすぐに受け取った。しかし、資料を見た瞬間、すぐに学習者に返し、「政府はこれを許さない」と言った。
学習者は彼に、「法輪功は海外で非常に人気があり、100以上の国で広まっており、多くの国の政府から賞を受けています。あなたはここに来たことで、中国国内では見られない真実を知ることができます。法輪功は中共が宣伝しているようなものではありません。カナダでもとても人気があります」と説明した。
男性は「本当に?」と尋ねた。
学習者は「そうです。見てください、ここに掛かっている横断幕にはカナダ政府からの賞が印刷されています」と答えた。
男性は上を向き、学習者の指さす方向を見ると、「法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)」と書かれた横断幕を見つけ、「ああ、本当ですね」と表情が和らいだ。
学習者は再び資料を手渡し、「ここは自由な環境ですので、法輪功の資料を読むことは安全です。ぜひ読んでください。法輪功は真、善、忍を信じており、あなたも恩恵を得られるでしょう」と伝えた。
学習者はさらに、天安門焼身自殺事件が偽りの宣伝であることを説明した。「当時、中国には1億人もの人が法輪功を修煉していました。江沢民は嫉妬から、多くの人が修煉しているのを見て、法輪功を排除しようとし、偽りの天安門焼身自殺事件を作り上げました。実際には、本当の法輪功学習者は健康を得て道徳を高めています。たとえあなたが修煉しなくても、『法輪大法は素晴らしい』と心の中で念じるだけでも恩恵を受けられます」と話すと、男性は資料を受け取った。
学習者は続けて、「もう一つのことがあります。かつて党、団、隊に加入した時、共産主義のために、命を捧げることを誓いました」と言いながら、右手を挙げて見せた。男性は「そうです」と答えた。
学習者は「その誓いは私たちにとって非常に不吉です。あなたはそれを認めてはいけません。マルクスはサタン教に入っているので、共産主義に誓いを立てることは、魔教に誓いを立てることと同じです。あなたのために『順康』という仮名で中共から脱退し、立てた誓いを無効にしましょう」と勧めた。
男性は「いいですよ」と答えた。
学習者は本を取り出し、「これは『共産党についての九つの論評』です。じっくり読んでみてください」と言った。男性は「分かりました」と本を受け取った。
大学生が湖畔の桟橋で三退
湖畔の桟橋に二人の大学生がやって来て、学習者が資料を手渡すと、彼らはすぐに受け取った。
学習者は彼らに「こんにちは。中共の法輪功に対する宣伝は嘘です。天安門焼身自殺事件も捏造されたことを、知っていますか? 法輪功は実際には高徳の修煉法で、心身ともに健康になり、世界中に広まっています」と紹介した。
うちの一人の若者は「最近、法輪功の大規模なパレードを見ました」
学習者は「なぜ法輪功は世界中の多くの国で人気があるのに、中国だけが邪教と中傷されるのでしょうか? それは中共に問題があることを示しているのではないですか?」と言うと、彼らは考え込みながら頷いた。
学習者は彼らの笑顔を見て、すぐに「重要なことがあります。今、4億人以上の中国人が中共の組織から脱退しています。あなたたちは子供の頃、団や隊に入ったことがありますか? 」と尋ねた。
一人の若者は「私は私立学校に通っていたので、隊には入ったことがなく、中共のことも好きではありません。中学の時に海外に出ました」
もう一人の若者は「私は入ったことがあります」と答えた。そこで、学習者はその若者に「善福」という仮名をつけて脱退を行うことを提案するとき、彼は同意した。