山東省泰安市の付雁麗さんに懲役2年の不当判決
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 【明慧日本2024年10月29日】(山東省=明慧記者)山東省泰安市の法輪功学習者・付雁麗さん(58)は今年8月6日、泰安市岱岳区裁判所で不当な裁判を受け、懲役2年の実刑判決を言い渡された。その後、付さんは泰安市高等裁判所に控訴したが、9月25日、泰安市高等裁判所は原判決を維持した。

 病院の医師だった付さんは、法輪功を学び続けていることを理由に解雇され、長年来、部屋の賃貸と衣料品業を営み、生計を立てていた。

 2023年10月25日午後、付さんは帰宅した際、岱岳区公安支局の警官らに不当に連行され、その後、岱岳区公安支局により岱岳区検察庁に起訴された。2024年3月15日、岱岳区検察庁は付さんの案件を裁判所に手渡した。

 2024年8月6日、付さんに対する裁判が岱岳区裁判所で行われた。午前9時30分、10カ月近く不当に拘禁されていた付さんは、人に支えられて法廷に入った。付さんはとても痩せており、自力で歩くこともできないほど弱っていたため、席に着くとき、倒れそうになった。

 付さんは法廷で、法輪功を学んだきっかけと自らの体験を語った。「私は1990年頃に重度の腎臓病を患い、アレルギーがあって一般的な抗生物質が使えませんでした。ですから一度病気になると薬も飲めず、基本的には死を待つ状態でした。当時は気功ブームが起こり、多くの人が私にさまざまな功法を勧めましたが、私は断りました。その後、病院の院長が私に法輪功を試してみるように勧めてきました。私は法輪功を修煉してから30年間ずっと元気で、何んの薬も飲んでいません。私は法輪功の真・善・忍の基準に従って常に良い人を目指しており、健康を保ちたいのです」

 弁護士は根拠に基づいた弁護を展開し「付雁麗さんは無罪である」と主張した。

 裁判官は裁判の結果を法廷で宣告せず、8月20日、留置場にいる付さんに懲役2年の不当な判決を通知した。

 その後、付さんは泰安市高等裁判所に控訴したが、9月25日、泰安市高等裁判所は原判決を維持した。

 
(中国語原文:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/22/484110.html)
 
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