夫婦で共に大法を修め、良縁を結び精進する
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 文/台湾の大法弟子  

 【明慧日本2024年11月8日】(明慧記者=孫柏・蘇容報道)台湾の法輪功学習者である中医師の藍士哲さんと看護師の李翊綾さんは、それぞれの家族が大法を修煉しており、大法の影響を受け、修煉に心惹かれ、人生の真理を悟ることを望んでいました。

 二人はある活動への参加を通して知り合い、互いに理解を深め、良縁を結びました。大法の書籍『轉法輪』の導きにより、二人は堅い意志で大法を共に修め、互いに励まし合いながら精進し、手を携えて修煉の道を歩んでいます。共に医療従事者である彼らが、同じ大法を修める姿をご覧ください。

图1:中医师蓝士哲和护理师李翊陵一心向往大法修炼,因参加活动相识相知而缔结良缘。

藍士哲さんと李翊綾さん

 大法の修煉を始め、薬を飲まずにうつ病が治った

 台湾北部の大学で中医学を専攻していた士哲さんは、2003年の大学2年の冬休みに実家に帰った際、母親が『轉法輪』を読んでいる姿を見かけました。母親はこの本を「宝の書」として熱心に薦め、「数日内に一度読み終えると良い」と話しました。士哲さんは『轉法輪』が分かりやすい言葉で書かれているのを見て、すぐに読み始めました。一度読み終えるとすぐに、彼は法輪大法の修煉を決意しました。

 初めて『轉法輪』を読んだ士哲さんは、その内容に深い印象を受けました。当時、彼の精神状態はあまり良くなく、うつ病の症状が出ていました。彼は中医学専攻でしたが、大学の規定により東西医学の両方を学ぶ必要があり、通常は西洋医学の授業で、夏休みには中医学の授業がありました。そのため、年間を通してほとんど休む暇がありませんでした。

 このような忙しい生活が長年続くうちに、心身の負担が限界に達し、士哲さんはうつ病の兆候が現れるようになりました。夏休みの授業中、彼は常に落ち着かず、イライラして集中できず、外に出て一息つきたくなることが多く、世界が暗く感じられ、人生の意味が見出せませんでした。そのような時、彼はよく「人生の意味とは何か?」と自分に問いかけていたのです。

 『轉法輪』を読んでいる中で、師父が「気功は修煉にほかならない」と明示された箇所に触れたとき、士哲さんは一瞬にして心が晴れやかになりました。彼は「人生とはこうあるべきだ」と感じ、幼い頃から先史文化や神秘的な伝説に関する本を好んでいたこともあり、師父の法理が自分の心の深いところにまで響き、とても自然に受け入れられたそうです。当時はまだ功法の動作を習っていなかった士哲さんですが、法を学ぶことで心が希望に満たされ、まるで温かい空気に包まれているように感じました。以前の悲観的で不安定な気持ちやマイナス思考は次第に薄れていき、ついには消え去り、うつ病が自然に治ったのです。士哲さんは師父の慈悲深い済度に心から感謝しています。

 学生生活の中で、士哲さんはしばしば自分の心に汚れた思考が溢れていると感じ、泥沼の中で苦しんでいるかのように思い悩んでいました。理性でこれらの思考を排除しようとしても上手くいかず、「こんな汚れた思考を持つ自分でも、師父は受け入れてくださるだろうか」と自問し、涙を流すこともありました。冬休みが終わる数日前、士哲さんは母親に五つの功法の動作を教えてほしいと頼みました。

 大法に出会えたことに、士哲さんはとても興奮し、喜びました。学校に戻ると、中学時代の友人で今は医学部の同級生にも「法輪功を修めることはとても素晴らしく、気に入っている」と話しました。驚いたことに、友人が「僕のルームメイトも法輪功を修煉している」と言った時に、そのルームメイトが部屋に入ってきました。彼女はある看護学部の学生で毎朝学校で煉功していると伝えました。これを機に士哲さんは修煉を始めました。半年後、そのルームメイトが卒業する際には、煉功場の横断幕を士哲さんが引き継ぎました。

 2003年に台湾でSARSが流行した時期、修煉を始めたばかりの士哲さんは、精進して多くの人に大法の素晴らしさを伝えようと思っていました。そこで士哲さんは法輪大法のサークルを立ち上げ、9日間の学法・煉功のセミナーを開催して、縁ある人々に修煉の道に加わるよう広く呼びかけました。

 修煉を始め、学業を成し遂げる

 妻の翊綾さんは幼い頃、母親が法輪功を修煉しており、母親はいつも「大法は素晴らしい」と言っていたものの、修煉を強要することはありませんでした。しかし、母親が運転する際、車内で師父の説法を流していたので、翊綾さんもそれをよく聞いていました。翊綾さんは当時、師父のお教えはとても良いと思いながらも、これは宗教で大人の歩む道だと感じ、自分にはまだ遠いものと思っていました。

 翊綾さんは独立心が強く、中学を卒業してから家を離れて看護学校に進学しました。社交的で、クラブ活動やキャンプ、チーム活動などに積極的に参加し、生活は多彩でした。周囲の人々からは「活発で明るく、楽観的」という評価をよく受けていました。しかし、5年制の専門学校で最終学年である5年生になり、二技試験を受ける時期に、彼女はようやく自分が5年間遊んでばかりで成績があまり良くないことに気づき、プレッシャーを感じるようになりました。そんな時、母親が「心を静めて『轉法輪』を読んでみたら?」と励まし、翊綾さんは半年かけて読み終えました。そこで、「修煉をしよう」と決意し、9日間のセミナーに参加しました。

 驚くべきことに、翊綾さんはすぐに心を静めて勉強に取り組むことができ、頭も冴えてきて、ついに理想とする志望校である国立台北護理健康大学に合格しました。翊綾さんが特に印象深く覚えているのは、その時、寮の窓辺に三輪の優曇華の花が咲いていたことです。師父が修煉の道に進んだ自分を励ましてくださっていると感じました。

 翊綾さんは小さい時から女子校に通い、青春期の女の子たちの間でよくある噂話や批判的な会話に興味を持っていました。しかし、『轉法輪』を読んでからは、口を修めるようになりました。時には同級生から批判されることもありましたが、反論したり気にしたりすることはありませんでした。

 「そのため、同級生たちは私のことを、善良で誠実、道徳的に高い人だと思ってくれるようになりました。また、多くの友人が、法輪功を修煉し始めてから私がどんどん綺麗になり、顔つきが変わったと言ってくれます。私の影響で、同級生も無意味な対立を避けるようになり、クラスの雰囲気がとても和やかになりました。卒業後も連絡を取り合っていて、これも『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』ということを皆が感じているからだと思います」

 大学に進学してからは、翊綾さんは煉功場に行って煉功し、地域の集団学法会にも参加していました。その後、法輪功青年学習者キャンプにも参加し、師父のすべての説法を読み、法を正すことに対する理解も深めました。さらに、翊綾さんは新唐人の番組などにも参加するようになり、学生時代からのクラブ活動などの経験が、大法を伝えるプロジェクトのための準備となっていたことを実感しました。

 法輪大法を通じた縁

 士哲さんは卒業後、仕事の合間に、台北の音楽好きの同修たちと音楽グループを結成し、音楽を通して大法の良さと迫害の実態を伝える活動を行い、その後、天国楽団のメンバーにもなりました。新唐人テレビの健康番組の企画に参加した際、看護を学ぶ翊綾さんと出会い、良縁を結び、幸福な家庭を築くことになりました。

 現在、故郷で診療所の開業準備を進めている士哲さんは、プレッシャーもあるものの、心の中に大法があるため、落ち着いて穏やかに対応することができます。士哲さんは「真・善・忍の法理に従って、名利や損得の心を取り除き、全てが自然のままに進むようになり、心も穏やかになりました」と語っています。

 法輪大法の修煉を通じて出会い、良縁を結んだ二人は、異なる家庭背景と生活習慣があるものの、同じ法を修煉し、同じ価値観を持っています。そのため、トラブルに遭った時は譲り合い、修煉者の基準で内に向けて自分の間違ったところや執着心を探し、互いを尊重し、信頼し、責任を持ち、ぶつかり合いながらも共に精進しています。

 現在、彼らには二人の活発で可愛い息子がいて、子供たちに対する教育の方針も一致しており、子供たちに自由な成長の空間を与えています。真・善・忍の教えに従っているからこそ、彼らの家庭もますます和やかで幸せなのです。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/30/484330.html
 
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