【明慧日本2024年11月11日】吉林省延吉市の法輪功学習者・谷今芬さん(以下、学習者)が、2023年10月1日、吉林省の女子刑務所で迫害されて死亡した。享年66歳。
2023年4、5月に、優しい谷さんは、人々に法輪功迫害の実態を伝えていた。しかし、中国共産党当局(以下、中共)が法輪功に対する出鱈目な宣伝に騙された人から通報されたため、谷さんは延吉市北山街派出所の警官に連行されたが、その後、解放されて帰宅した。
しかし、その後、北山街派出所は証拠を捏造し、濡れ衣を着せ、谷さんを検察院に送検した。
谷さんが帰宅して数日後、検察院の検察官から、自分が起訴されたことを告げられた。谷さんはその迫害から避けるため、放浪生活を余儀なくされた。ある日、谷さんが帰宅したとき、警官に連行された。その後、谷さんは判決を言い渡された。公安、検察、裁判所は秘密裏での操作により、谷さんが具体的にどのように陥れられたのか、また、何年の判決を受けたのか、いまだに不明である。
2023年、谷さんは吉林省女子刑務所第8監獄区(学習者を迫害する専用監区)に送られ、1階にある11居室に入れられた。当時、1階の107居室と11居室は「専攻居室」(「転向」を拒否した学習者を迫害する専門の居室)と呼ばれていた。
第8監獄区の隊長・高陽は、学習者を「転向」させる責任者であり、学習者を迫害するために、悪辣な刑事犯を選んで利用した。谷さんの11居室は、吉林省白山市出身の李玲玲が室長で、逮捕される前、散打(さんだとは、中国武術においてスパーリングや組手あるいは試合に類する行為)を学んでいた。以前、李は第8監獄区に拘禁されていた。 李がトラブルを起こすことを恐れ、警官は李を特別に管理していた。しかし、今回、警官は学習者を迫害するために、李を第7監獄区から第8監獄区に移した。
谷さんが第11居室に拘禁されている間、警官と刑事犯からどのような拷問をされたかについて、詳しい情報はまだわかっていない。
しかし、谷さんは亡くなる前、すでに失禁しており、11居室から毎日、刑事犯たちの怒鳴り声や罵声が聞こえていた。谷さんの身体はすでに深刻なダメージを受けていたにもかかわらず、刑事犯たちは谷さんに対する迫害が止まなかった。
その末、2023年10月1日、66歳の谷さんは吉林省女子刑務所で迫害されて亡くなった。
谷さんが死亡した後、第8監獄区の警官と責任者は犯罪を隠蔽するために、夜中に静かに谷さんの遺体を運び出したという。
中共は25年以上にわたって学習者を迫害しており、数え切れないほどの学習者が連行されて拘束され、労働教養処分や判決を受け、洗脳班に入れられるなどの迫害を受けた。現在までに確認されているだけで5134人の学習者が迫害されて死亡した。心優しい谷さんもその1人だった。