吉林省舒蘭市の孔繁芹さん 迫害され続け死亡
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 【明慧日本2024年11月14日】(吉林省=明慧記者)吉林省舒蘭市の法輪功学習者・孔繁芹さんは2年前、中国共産党(以下、中共)の裁判所から不当に懲役3年の実刑判決を言い渡された。迫害され続けた孔さんは2024年10月10日前後に亡くなった。享年73歳。

 孔さんは吉林省舒蘭市正陽区に住んでいた。法輪功を学んだ後、真・善・忍の基準に従って良い人を目指し、心身ともに恩恵を受けた。1999年7月20日、中共による法輪功への迫害が始まった。2000年12月18日、孔さんは北京へ行って法輪功のために平和的に陳情したが、天安門広場で連行され、北京の門頭溝留置場と河北省の廊坊留置場に拘禁されていた。

 2022年2月24日午前9時頃、舒蘭市の警官らは孔さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、ミニスピーカー、法輪功の書籍や資料を押収し、孔さんを公安局国内安全保衞部門(法輪功迫害の実行機関)に連行した。公安局の取調室で、警官は孔さんに資料の出所について問い詰めたが、孔さんは応じなかった。続いて、孔さんは病院に連れて行かれ、身体検査を受けたところ、血圧は200mmHg以上であった。入所の基準に達していなため、警官は電話で孔さんの息子と「交渉」した末、2000元を要求した上で孔さんを帰宅させた。

 2022年11月中旬、舒蘭市裁判所は孔さんに対して不当な裁判を行った。同年12月30日、裁判所は孔さんに懲役3年の実刑判決と罰金4000元を言い渡した。

 2024年5月15日、舒蘭市水曲柳派出所の警官5、6人は、孔さんを自宅から連行し、刑務所に拘禁しようとした。吉林公安病院と中央病院で検査の結果、孔さんは心臓病であったため、警官は仕方なく翌日、孔さんを自宅に送った。

 2024年5月17日、吉林市からの警官3人が、再び孔さんを連行し、吉林市に向かう途中で電話をかけた後、彼らはまた孔さんを家に帰した。

 不当な判決を受けた後、孔さんの健康状態は悪化し、視力も低下し、警官から絶え間ない嫌がらせを受け、極度の精神的ストレスを抱えるようになった。6月後、孔さんはほぼ失明し、自力での生活ができなくなり、老人ホームに入った。9月頃、孔さんは転倒して骨折し、足の指2本を切断した。

 2024年10月10日前後、孔さんは多大なプレッシャーと肉体的苦痛の中、この世を去った。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/7/484752.html
 
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