肇東市の法輪功学習者が多数連行され、2人が死亡
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 【明慧日本2024年11月16日】(黒竜江省=明慧記者)黒竜江省肇東市公安局が2023年9月4日に多数の法輪功学習者(以下、学習者)を連行して以来、2人の学習者が迫害され死亡し、多くの学習者が不当な判決を宣告されていることが分かった。肇東市警察は1年以上にわたり、地元の学習者に電話や自宅訪問で嫌がらせをしており、登録されている住居番号を確認するという口実で家に侵入したり、尾行したり、学習者をなりすます人を雇ったりして、公共の場で学習者を誘い出して連行しようとしている。

 以下は、肇東市の学習者が受けた迫害事実の一部である。

 肇東市の学習者・張志敏さんは2023年9月4日、警官により自宅から連行され、綏化市の留置所に拘禁された。張さんは、綏化病院で身体検査を受けた際に進行癌と診断されたが、肇東公安局はすぐに張さんを釈放せず、張さんの子供を杭州市から呼び戻し、母親の代わりに「法輪功を学ばない誓約書」に署名させてから、張さんを釈放した。張さんの子供たちは張さんを杭州市に連れて行ったにもかかわらず、張さんは平穏な生活を過ごすことができなかった。杭州市の警官らは度々家にやって来て嫌がらせや脅迫を働いていた。張さんは肉体的にも精神的にも追い詰められ、2024年7月9日に亡くなった。享年63歳。

 学習者・魏文臣さんは2023年9月4日、警官らに自宅から連行され、肇東市留置場に拘束された。15日間の不当拘束中、魏さんは心身に大きなダメージを受け、腹部が大きく膨らんだ。帰宅後、病院で肝硬変と腹水と診断された。そして魏さんは7カ月間の闘病生活を経て、2024年3月23日に亡くなった。享年68歳。

 学習者・占祥軍さん、楊淑君さん、袁愛栄さん、孫琴さん、熊起亮さんは、2023年9月4日に警官により連行され、2023年11月28日に安達市裁判所から不当な判決を言い渡された。占祥軍さんは懲役8年6カ月、楊淑君さんは懲役4年6カ月、袁愛栄さんは懲役4年、孫琴さんは懲役3年、熊起亮さんは懲役1年の実刑判決を言い渡された。占祥軍さんは現在、呼蘭刑務所に拘禁されており、楊淑君さん、袁愛栄さん、孫琴さんは現在、黒竜江女子刑務所に拘禁されている。熊起亮さんは1年間不当に拘禁された後、今年の9月3日に帰宅した。

 学習者・喬淑珍さんは2023年9月4日、警官に不当に連行された後、綏化市留置場に送られ、約1カ月間拘禁された。今年(正確な日付は不詳)、喬さんは再び肇東市国内安全保衞部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・王立軍らに連行され、綏化市公安局に拘束された。

 学習者・黄淑清さんは2023年9月4日、警官に連行された同日に帰宅した。最近、黄さんは南城派出所の王根生らによる繰り返し嫌がらせを受け、家にあった法輪功創始者の写真が押収された。

 学習者・竇長営さんは2023年5月13日、警官に連行され、家宅捜索を受けた。2024年1月、74歳の竇さんが再び懲役5年の実刑判決を言い渡されたことがわかった。現在、竇さんは呼蘭刑務所に拘禁されている。2011年12月4日、竇さんは同じく懲役5年の実刑判決を言い渡され、呼蘭刑務所で拷問を受け、骨と皮ばかり痩せこけて危篤状態に陥った。

 学習者・張奎華さん(78)、閆志秋さん(72)、張国栄さん(58)の3人は2024年9月23日、友人の家に押し入った十数人の警官により連行され、今なお綏化市留置場に拘禁されている。親子の張奎華さんと張国栄さんは2020年12月26日、安達市裁判所からそれぞれ懲役2年の実刑判決を宣告されたことがある。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/7/484749.html
 
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