フランスのサン・フェレオル市副市長ら 法輪功の反迫害を支持
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 【明慧日本2024年12月5日】(フランス=明慧記者・周文)パリ展示館で11月19日から21日までの3日間にわたって「サロン・デ・メール」が開催された。期間中、法輪功学習者(以下、学習者)は、展示館の向かい側、地下鉄駅の出口付近で、人々に法輪功(ファールンゴン、法輪大法ともいう)を紹介するとともに、中国共産党(以下、中共)による法輪功が迫害されている実態を伝える活動を行った。

 学習者は、法輪功の功法を実演し、パンフレットを配布し、中共による迫害の停止を求める署名を行った。ブースに立ち寄った人々の中には、法輪功について初めて聞く人も多く、中共による迫害の実態を知ると、迷わず署名し、平和的な迫害反対活動を支持した。ある人は、「あなたたちは素晴らしい、続けてください!」と言い、ある人は、「あなたたちは勇敢です、私はあなたたちと共にいます!」と話し、またある人は、「気をつけて、頑張ってください!」と言った。また、法輪功を学びたいと『轉法輪』を読みたいと言う人もいた。

 中国人留学生が通りかかった際、彼らは学習者が手渡した法輪功迫害の実態を伝える資料や『共産党についての九つの論評』という本を積極的に受け取った。学習者は彼らに大紀元時報のウェブサイトにアクセスして、「三退」を行い、自身の身の安全を守るよう勧めた。一部の留学生は微笑みながらうなずき、賛意を示し、また別の留学生は学習者に感謝の意を表した。

11月19日から21日までの3日間、パリ展示館で開催された「サロン・デ・メール」での法輪功の活動

 迫害は間違っており、誰もがこれに対して反応しなければならない

 アンドレ・ディアス氏はフランスの海外領土ポリネシアの出身で、島のある都市の第一副市長を務めている。彼は中共が法輪功を迫害していることを知っており、署名後に「迫害は間違っている、誰もが反応しなければならない」と語った。数年前、テレビでその出来事(中共による法輪功迫害、生体臓器収奪)が放送された後、それについての進展はなかったと同氏は話す。この迫害を止めるためには、学習者が今行っているように、議論や交流、そして情報の普及が必要だという。

'图9:安德烈·布鲁内市长(André Diaz)(左一)和法轮功学员亲切交谈后合影。'

学習者と記念撮影するサン・フェレオル市の第一副市長アンドレ・ブリュネ氏(左)

 アンドレ・ブリュネ氏は、オート・ヴーサヴァ地方サン・フェレオル市の第一副市長であり、コミュニティの事務を担当している。同氏の父親がカトリック信者であったため、若い頃にかなり深い宗教教育を受け、神学校で6年間学び、神父になることを望んでいたという。

 中共による学習者への迫害、さらには生体臓器収奪について、同氏は、「これは本当に恐ろしいことで、全く受け入れられません。私にとって、これは容認できません」と述べた。同氏は続けて「このような人々への虐待は受け入れられません。私はずっとこのようなことに対して反感を抱いています。これは完全に許容できません」と語った。

 迫害に直面したとき、私たちは無力を感じ、どう対処すべきか分からないが、(反迫害は)偉大な事業であると同氏は考えている。同氏は、「人々の認識が十分でない。どうしても、人々の認識を高める必要がありま」と話した。

 ブリュネ氏は、真・善・忍はとても素晴らしい原則だと考えており、時には自分もそのように行動している。同氏は、「本当に意義があり、とても素晴らしいことだという。

  「真・善・忍は世界で最も素晴らしい価値観です」

 マリリン・ギユーさんは、「すべての民族は自由を享受すべきであり、すべての人は思想の自由を持つべきです」と言った。

'图10:玛丽莲(Marilyn Guilleux)表示:“真、善、忍是世界上最美好的价值观。'

「真・善・忍は世界で最も素晴らしい価値観です」と話すマリリン・ギユーさん

 マリリン・ギユさんは、フランス企業の顧客を担当する銀行の管理職。彼女は中国文化に深い関心を抱いており、中共による学習者への残酷な迫害を知り、大きな衝撃を受けた。彼女は、「2024年の今日、すべての民族が自由を享受すべきです。そして、中国のような大国が人々の臓器を強制的に摘出するなど、決して許されることではありません。それは彼ら自身の身体であり、彼らの命です。現代において、人類の道徳は衰退していますが、同意なく臓器を売買する行為は受け入れられません。すべての人が思想の自由を持つべきです。皆さんの活動が成功することを願っています。心から応援しています!」と述べた。

 ギユーさんは、「真・善・忍は世界で最も素晴らしい価値観です」と話した。

 彼女は、「『真』は私たちの宗旨です。誠実な人であること、価値観を持つこと、そしてこれらの伝統的な美徳に忠実であることはとても重要です。私たちは常に事実を保つ必要があります。『善』については、誰もが他者に対して善意の眼差しを持つべきです。そうすることでしか、世界を改善し、物事を前進させることはできません。ですから、私たちは互いに支え合うべきです。短い人生の中で、他人を迫害するのではなく、助けるために努力するべきです。そして『忍』については、変化をもたらすためには忍耐が必要です。重要なのは、他者を大切に扱うことです」と語った。

 「私は中国の人々に大きな信頼を寄せています!」

 イザベルさんは、国際貿易分野で活躍されていたが、現在は退職している。これまでに、彼女は中国をはじめ、アジア全体、さらには世界の発展に対して強い関心を持ち続けている。

 彼女は、「中共は長年にわたりこのようなこと(迫害)を続けており、本当に残念です。でも、私は中国の人々に大きな信頼を寄せています」と言った。

 彼女は続けた。「中国には6000年、少なくとも7000年にわたる古くて力強い文明があります。一方で、共産党が登場したのは過去100年のことにすぎません。時間の長さで考えれば、ほんの一瞬の出来事です。だからこそ、私は中国の人々に信頼を寄せています!」と語った。

 イザベルさんは、ここ数年ずっと状況について理解を深めてきたという。

 彼女は、法輪功が身体の健康だけでなく、精神面や哲学的な側面でも福祉をもたらすことを理解した。彼女はチラシを受け取った後、「家でしっかりと読んでみます」と話した。

 「心からこのすべてが終わることを願っています」

 マリーフランソワーズ・ルリエーヴルさんは活動の場所を通りかかり、法輪功が受けている迫害の事実を知り、署名をした。彼女は、「人々はこれらのことについてあまり理解していないし、何が起きているかを知らないか、あるいはそれにあまり関心がない」と言った。彼女は続けて、「これは本当に恐ろしいことです。特に臓器の生体収奪、これは本当に恐ろしいことです。私は心から、いつかこのすべてが終わることを願っています。こんなことは全く正常ではありません。中国では命を救うために他の人から臓器を取らなければならない、これは信じられません」と述べた。

 彼女は、中国を旅行していると、1週間で腎臓を手に入れ、2週間後には心臓を手に入れることができると知っている。一方、フランスでは、臓器を手に入れるには何年も待たなければならないという。彼女は、「これが問題の本質だと思います」と言った。

 また、彼女は学習者がこの迫害の話題について話し、迫害の実態をを人々に知らせる活動を行っていることを称賛した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/24/485375.html