【明慧日本2024年12月6日】(北京市=明慧記者)法輪功学習者・劉亜平さん(55歳男性)は経済的迫害を受け北京市平谷教育委員会を告訴した。この案件に関して、平谷区裁判所は2024年12月10日午前9時、平谷区王辛庄裁判所第四法廷で裁判を開く予定である。
劉さんは平谷区黄松峪中学校の教師であったが、中国共産党(以下、中共)の迫害により元の中学校を辞め、現在は平谷区南独楽河小学校の教師である。20年以上続く中共による法輪功への迫害の中で、劉さんは真・善・忍の信念を貫いたとして、長年にわたり平谷区公安局および派出所の警官による嫌がらせを受け、連行・拘禁され、労働教養を科された。
平谷区教育委員会から給与剥奪と不当に解雇される
2022年10月6日、劉さんは北京市平谷公安局に不当に拘束された。同年11月10日、劉さんは解放されたが、平谷区南独楽河派出所は劉さんに1年間「保証人を立てて尋問を待つ」を加え、劉さんの自宅から押収した私物を返還しなかった。
即ち2022年10月6日から2023年6月17日までの間は、劉さんの「保証人を立てて尋問を待つ」期間とされた。北京市平谷区教育委員会は、劉さんの給与と社会保険を停止し、生活費をすべて差し引いた上で、最終的に説明もなく劉さんを解雇した。
2023年11月11日、平谷区南独楽河派出所は劉さんへの「保証人を立てて尋問を待つ」処分を解除した。北京市平谷区公安局長の命令により、劉さんの自宅から押収された法輪功の書籍と資料は廃棄され、その他のパソコンとプリンターなどの物品は劉さんに返還された。
平谷区教育委員会に対する訴状が却下される
2024年5月7日、劉さんは北京平谷区に行き苦情を申し立てた。2024年5月10日北京平谷区仲裁の仲裁人は2024年5月10日、劉さんに訴訟を起こす機会を与えた。
2024年6月24日の裁判で、平谷区教育委員は虚偽の証明「劉亜平の給与状況に関する陳述書」を提出し、生活費をすべて差し引くという不法行為を隠蔽した。
最終的に、北京平谷区仲裁は、劉さんの訴状を却下する判定を下した。
平谷区教育委員会に対する訴訟が受理される
劉さんは2024年7月26日、平谷区教育委員会が労働報酬の支払いを拒否し、違法に解雇したとして、北京市平谷区裁判所に民事訴訟を提起した。平谷区裁判所はこの訴訟を受理した。
2024年12月10日午前9時、平谷区裁判所は平谷区王辛庄裁判所第四法廷で裁判を開く予定である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)