文/黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2024年12月9日】(前文に続く)
二、正念正行で人々に真相を伝える
ある日、同修と2人で街頭で真相を伝えていました。すると、車が停まっており、1人の男性が誰かを待っているようでした。私たち2人はその男性に近づき「お兄さん、やることがなくて買い物にでも来たんですか?」と声をかけました。男性は「ああ、用事がなくてね」と答えました。同修は「良いことを教えてあげましょう。三退すれば平安を保つことができます。『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と心の中で念じると福報を得られます」と伝えました。すると、男性は「そんな話は聞きたくない。僕は何も信じない」と答え、車の中に鍵を残したままその場を去ろうとしました。私たちはその男性の態度を気にせず「お兄さん、どこに行くんですか? 遠くに行ったら車を盗まれてしまいますよ」と冗談っぽく言いました。すると男性は「どうぞ盗んでいってください。僕は何も信じないから」と、先ほどよりはずっと友好的な口調で言いました。
その時、八百屋から1人の女性が出てきて、直接私たちがいる車に向かってきました。私は笑顔でその女性に「お二人はご家族なのですか?」と尋ねました。その女性は「そうです」と答えました。私は再び笑顔で「お姉さん、私たちは法輪功を修煉している者です。佛道を修煉しているのです。さっきの男性に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心の中で念じると福報が得られると伝えたら、彼は信じずに、車を置いて逃げていきました」と説明しました。女性は私たち2人に向かってとても友好的に笑いました。そこで、私たち2人は女性に「私たちは天からの恵みで生きています。今は災難がたくさん起きていますから、自分を守らなければなりません。何か不幸なことが起きた時に『法輪大法は素晴らしい』と信じると、神様が守ってくださいます。もし学校に通っていた時に共青団や少年先鋒隊の組織に加入したのなら、今すぐ脱退してください。共産党の組織に入ると、獣の印が押されます。この邪悪な組織は天によって滅ぼされる運命にあります。あなたもその一員であれば、一緒に滅ぼされてしまうことになります。これは天の意です」と真相を伝えました。すると、女性は快く少年先鋒隊から脱退し、自分にとってすばらしい未来を選びました。
先ほどの男性の態度から判断すると、私たちがすぐにその場を離れていたら、この女性は救われる機会を逃していました。そして、ちょうどその時、男性が戻ってきて車に乗り込み、そのまま走り去りました。女性は私たちに向かって手を振り、男性は私たちに向かって笑いました。私は「もし彼にもう一度同修と出会う縁があれば、彼も自分にとって良い未来を選んでくれるでしょう」と考えました。
もう一つ興味深いことがありました。ある時、同修と2人で一緒に真相を伝えに出かけました。帰りの道すがら、少し離れた小道に1人の人がこちらの大通りに向かって歩いてくるのが見えました。私たち2人は急いで足を速め、その男性に追いつきました。3人で一緒に歩きながら話していると、その男性は平屋の家に行って「少し野菜を取ってくる」と言ったので、私はその男性に「まだ仕事をしているのですか?」と尋ねました。その男性は「もう辞めました。数日後に出かける予定です」と答えました。そこで私は「お兄さん、外出の際は『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心の中で念じれば、何事もうまくいき、きっと福報が得られます」と伝えました。
まだその男性に真相を伝えていませんでしたが、その男性は突然「お名前は何ですか?」と尋ねました。なぜこんなことを突然聞いてくるのだろうかと、私は一瞬戸惑いました。これまで他の人に真相を伝える時、相手の姓を尋ねることがありましたが、教えてくれる人もいれば、教えてくれない人もいました。中には逆に私に尋ねてくる人もいて、その時は「良いことを教えてくれる人は名前を明かさないものです」と曖昧に答えていました。中には「私はあなたに名前を教えたのに、どうしてあなたは自分の名前を教えてくれないのですか?」と言う人もいました。その時、私は相手に名前を教えたものの、心の中では少し怖く感じました。
今日、この男性が私の名前を尋ねてきたので、これは私の恐怖心を克服する機会だと悟り、堂々と自分の姓を告げました。すると男性は「さっき私のことを何て呼びましたか?」と尋ねました。私は男性より年上でしたが「お兄さん」と呼んでもおかしくないと思いましたが、男性が私のことを「おばさん」と呼ぶべきだと気づいたのは、顔を上げて彼をじっくりと見た時でした。彼は私の姉の家の婿でした。そこで、同修にも男性のことを紹介し、私たちは3人で笑いました。
彼は私だと気づいていながら、何も言わずに私を試しているかのようでした。しかし、「あの時話した時は、おばさんだと分からなかったよ。10年以上会っていなかったし、おばさんたちは遠くに住んでいて、あまり故郷にも帰ってこなかったでしょう。ここ数年、僕も家にいることが少なくて、それにこの寒い冬には厚着をしているから、どこでおばさんだと分かるものか。おばさんが『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と言うのと、自分の名前を言ったから、やっとおばさんだと分かったんです」と彼は言いました。彼の叔父さんが彼に真相を伝え、彼は共青団と少年先鋒隊から脱退していました。しかし彼は「いや、でも、後で職場で党に入党してしまったんです」と言いました。私は、今日彼と出会えたのは、以前私が詳しく尋ねなかったからで、彼が自ら三退しに来たのだと気づきました。やはり彼と会った時に、正念を持っていたからこそ、このようなことが起きたのだと感じました。
ある時、息子の友人が遠方から戻ってきて、私のところに立ち寄ったので、私は彼を三退させました。その時「息子にこのことを言わないでほしい」と思いましたが、その考えが間違っていました。息子の友人が帰った後、息子から電話がかかってきて「お母さん、外では不特定多数の人に対して、何でもかんでも話さないように」と言われました。これは明らかに友人が息子に話したからだと思いました。しばらくして、息子の別の友人が私と話をするために来ました。今回は息子に知られてしまうのが怖かったので、真相を伝えることをためらいました。
後で、私はとても後悔しました。師父が縁のある人を私のところに送ってくださったのに、私は自分のことばかり考えてしまい、息子が不機嫌になるのではないかと心配しました。これが人心というものでした。私は修煉者なのですから、責任と使命感を持って、神の念で物事を考えなければなりませんでした。もし、息子の友人に再び会う機会があれば、必ず真相を伝えようと思いました。
そのように願った翌日、師父がすぐに機会を与えてくださいました。街で真相を伝えて家に帰る途中、息子の友人が街に向かって歩いてくるのが見えたので、ちょうど道の途中で出会いました。彼は「お母さんと歯医者に行くところです」と言いましたが、母親の姿は見当たりませんでした。そこで私は「昨日は少し心配で君に話すことができなかったけれども、今日は真相を話そうと思いますので、この機会を逃さないでほしいのです」と伝えました。そして、法輪功の基本的なことと真相を簡単に説明すると、彼は喜んで三退しました。
師父の慈悲深い按排に、心から感謝申し上げました。私が自分のことだけを考えたことによって、一つの命が救われる機会をもう少しで逃してしまうところでしたので、大変申し訳なく思いました。息子の友人が帰った後でも、息子は何も反応せず、まるで何もなかったかのように過ごしていました。
三、パソコンのシステムインストールを学ぶ
私は学法を非常に重視しており『轉法輪』をすでに5回暗記しました。そして、法に則って修煉することこそが、得るべきものがすべて得られる唯一の道だと悟りました。パソコンのインストールを学んでいた時、師父が私の智慧を開いてくださいました。
Windows 8がもう使われなくなり、Windows 10にアップグレードされたことを明慧ネットで知りました。ちょうど中共ウイルス(武漢肺炎)の流行中でしたので、技術に詳しい同修に会うことができませんでした。以前は、同修が初期設定されたシステムをインストールしてくれて、私のパソコンにはWindows 8しか入れられないと言われました。しかし、高齢の同修でもシステムインストールを学べるのなら、私だってできるはずだと思い、文化的な素養もあるし、きっと大丈夫だと考えました。
技術フォーラムで何度も繰り返し熱心に勉強し、約7日間かけて、ようやくパソコン画面上のツールボックスV1.2を使ってWindows 10のインストールに成功しました。後でどうやってインストールできたのか自分でもよく分からなかったのですが、師父が助けてくださったのだと確信しました。
今年、明慧ネットでツールボックスがV1.3にアップグレードしたのを知りました。同修は「あなたの今の古いパソコンでも十分ですよ」と言いましたが、私は自分のパソコンが新しいパソコンだと思っていましたので試してみたくなりました。今回はダウンロード済みのツールボックスV1.3を直接同修からもらえたので、時間を多く節約できました。そして、同修が丁寧にインストールの手順を教えてくれたので助かりました。
家に帰って、今度はパソコンのシステムを最適化することに成功しました。これは師父が、私にもっと成長し、自己を超えるようにと励ましてくださっているのだと感じました。やりたいと思う限り、師父は必ず助けてくださり、どんなことでもできるようになるのだと思いました。
自分の修煉の道を振り返ってみると、師父の慈悲深いご加護なしには、一歩も進むことができませんでした。弟子は本当に幸運です。これからも精進して、三つのことをしっかりと行い、衆生の期待に応え、法輪大法の素晴らしさを人々に広めていきたいと思います。
もし何か不適切な点があれば、同修のみなさんの慈悲深いご指摘をお願いします。
(完)