文/中国の大法弟子 慈心
【明慧日本2024年12月10日】私は1997年に法輪大法の修煉を始めた年配の大法弟子です。中共による法輪大法への25年にわたる酷い迫害の中で、数々の魔難を経験しました。何度も連行され、家宅捜索を受け、不当に拘禁され、判決を言い渡されました。それでも師父を固く信じ続け、信念を堅持し、ここまで歩むことができたのは、すべて師父の弟子へのご加護と、大法が私に与えてくださった正念のおかげです。弟子は師父の慈悲なる救済の恩に心から感謝申し上げます!
以下に、私の修煉の過程や、人々に真相を伝える中での体験を書き出し、師父にご報告するとともに、同修の皆さんと交流し、同時に最後の道をしっかりと歩むための励みにしたいと思います。不適切な点があれば、どうぞ慈悲をもってご指摘ください。
一、真相を伝える中で自分を修める
真相を伝える中で、真相を受け入れる人もいれば、受け入れない人もおり、褒める人もいれば、悪意を持って通報する人もいました。また、私服警官に遭遇することもありました。これまで何度も連行され、不当に家宅捜索や拘禁、判決を受けてきました。しかし、これらの困難に直面するたびに、それを自分の心性の試練と捉え、業力を消し、内に向けて探し、自分を修め、心性を向上させる機会としました。師父の慈悲なるご加護の下、私は堂々とこれらの試練を乗り越え、一歩一歩向上してきました。そして、真相を伝える過程自体が、私にとって修煉の過程であることを実感しました。
ある日、いつものように外に出て面と向かって真相を伝え、真相資料を配布し、三退を勧めました。しかし、その日は三退に応じた人は誰一人としておらず真相資料を受け取りませんでした。昨日、市場で真相を伝えたときは、真相の入ったUSBメモリを9個、師父の経文『なぜ人類が存在するのか』を7部、『共産党についての九つの論評(九評共産党)』を1冊配布できたのに、なぜ今日は誰も資料を受け取らないのか? 私はきっと自分の心性に問題があるのだと思い、内に向けて探しました。一体どこが問題なのか? 考えた結果、昨日あまりにも順調だったために、喜ぶ心や自己顕示の心が生じていました。これらの執着心を探したものの、その日は結局1部の資料しか配布できませんでした。
家に帰ってさらに深く考えました。喜ぶ心や自己顕示の心を見つけたとしても、それは表面的なものに過ぎません。本質的な問題は、これらの背後にある私心でした。私は真相を伝えて得た成果を自分のものとしてしまい、自分が何かを成し遂げた、自分が何人も三退させたと思い込んでいました。真相を伝えたり、三退を勧めたりするなどは、自分がこの空間で行っているので、自分がやっていたと思い込んでいました。実際には、真相を伝えたり三退を勧めたりしたことは、すべて師父が行ってくださったことであり、私はただ足を動かし、口を開いていただけでした。師父の慈悲なる救い済度と大法の威力がなければ、すべては無意味なのですが、それでも師父はその威徳を大法弟子に授けてくださいました。
これに気づいた瞬間、突然、体全体に熱い流れが通り抜けました。私が根本的な執着を見つけたのを見て、師父がその良くない物質を取り去ってくださったのだと悟りました。体が軽くなり、透き通った感覚に包まれ、感激のあまり涙が止まりませんでした。師父への無限の感謝の気持ちが心に満ちあふれました。
その後、再び面と向かって人々に真相を伝え、三退を勧めると、みな喜んで真相資料を受け取ってくれるようになり、多くの人が真相資料を受け取った後、何度も感謝の気持ちを表してくれました。ある年配の人は、私の語る真相を聞いて三退に応じた後、真相USBメモリを渡すと、非常に感謝し、両手でUSBメモリを受け取り、丁寧に3回もお辞儀をしてくれました。
最近、同窓会がありました。多くの同級生が参加することを知ったとき、まず思ったのは、師父が私に按排してくださった衆生を救い済度する使命を果たすことでした。どのように広く真相を伝え、師父の経文『なぜ人類が存在するのか』を配布するかを考えました。しかし、「こんな大勢の人が集まると目をつけられるから気をつけて」という話を聞くと、人心が湧き上がりました。こんなに大勢に真相を伝え、資料を配布するのは危険ではないか? そして 家族がインフルエンザのような症状を出しているのに、このタイミングで出かけたら、修煉していない家族が怒るのではないか? 家に残って家族の面倒を見るべきか、それとも予定通り同窓会に参加すべきなのか?
過去に真相を伝える中で何度も連行された経験があるため、再び迫害を受けるのではないかという恐れも湧き上がりました。しかし、私はすぐに気づきました。最初に真相を伝えようとしたその一念こそが本当の私自身であり、その後の考えは後天的に形成された人間の観念に過ぎません。人間の考えから抜け出し、人間の観念を徹底的に捨て去り、正念で物事を見る必要があります。私は大法弟子であり、宇宙で最も偉大な生命です。私には師父がおられ大法があります。誰も私を動かすことはできません。
心性を高め、恐れの心や家族への情を取り除くと、すべてが変わりました。同窓会では、30人の同級生に堂々と真相を伝え、1人を除いて全員が三退に応じました。以前に応じなかった人も、このときは喜んで三退し、師父の経文や真相が入ったUSBメモリを受け取りました。これらの生命が大法の救い済度を得ることができたことに、私は心からの喜びを感じ、師父がまた私に心性を高める機会を与えてくださったことに感謝しました。
最近、知り合いの3人の同修が、外地の公園で真相USBメモリを渡しただけで悪人に通報され、数日後に顔認識で身元が特定され、連行されるという事件が起きました。この出来事に心を動かされました。彼女たちはたった1つのUSBメモリを渡しただけで連行されたのに、私は無数のUSBメモリを渡してきました。考えるだけで怖いと思いました。さらに、その後、私と協力している4人の同修が外地で真相USBメモリの配布中に通報され、顔認識で身元を特定されて連行されました。さらに、他の同修が別の町や村で真相を伝えていたことについて話していましたが、私は毎回それに参加していました。また、警察が同修がいる場所の監視カメラを確認した際、私がその場にいたことがわかったとも言われました。すると、私の人心が一気に湧き上がり、まるで心が大きく揺さぶられるようで、さまざまな考えや憶測、恐れが押し寄せてきました。それはまるで、警官がすぐにやってくるかのような感覚でした。私は一時的に真相を伝えることを控えるべきかとも思いました。その数日間は本当に心をえぐるように苦しく、巨大な恐怖の岩が胸にのしかかっているようでした。このとき、私は心を静めて法を学び、大法から力を得ることにしました。
師父はこうおっしゃいました。「師がいて、法もあるのに、何を恐れるのですか?」(『シドニー法会での説法』)
そうです! 私は何を恐れる必要があるでしょうか? 私は師父の法を正すことを助けるという最も偉大なことをしているのです。恐れる必要はありません! そして、自分の執着が邪悪に隙を与え、衆生に大法に対して罪を犯させることや、衆生が救い済度の機会を失うことを決して許してはなりません。このように考えると、私の空間場が明るくなり、体も軽くなりました。師父が再び私の良くないものを取り除いてくださったのです。私は再び毎日外に出て、大法弟子として果たすべき真相を伝える使命を続けています。
二、人心を放下してこそ真相をよく伝えられる
中共ウイルス(武漢肺炎)が流行していた時のことです。ある日、バスに乗っていた時、隣に座った男性に声をかけました。「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの9文字を心に刻んでください。この言葉は宇宙の最高エネルギーと繋がっています。ウイルスは決して近づけません。私は法輪功を20年以上修煉していますが、ワクチンを打たなくても感染しません。本来ならマスクも必要ないのですが、周囲の人を不安にさせないために着けているだけです」と話すと、彼は「わかった」と答えました。続けて私は彼に三退の意義を説明しました。すると彼はこう言いました。「捕まりたいのか?」 私は「あなたは公安ですか? そんなふうには見えませんが」と返すと、彼は「見てみろ」と言いながら、腰のベルトのバックルにある国章を見せました。私は「公安の人はみんなこんなベルトをするんですか?」と尋ねると、彼は頷きました。
そこで私はこう言いました。「では、なおさら三退すべきです。これまでに行った悪事を清めるために必要なことです」と言うと、「俺は悪いことなんてしてない」と言うので、「法輪功学習者を逮捕したことはありますか?」と尋ねると、「それだけはやったことがない」と答えました。私は「この邪党の体制内にいる限り、悪事に関与しないことは不可能です」と言い続けました。そして、「善悪には報いがある」というのが宇宙の法則であること、法輪功を迫害した罪は永遠に償えないこと、中共の犯した悪事は必ず清算されると伝えました。また、「迫害が終わっていない今なら悔い改めることができること、迫害に加担せず、むしろ法輪功学習者を守ることで、神はあなたに福を与えるでしょう」と話しました。彼は真相を理解し、爽快に三退に応じました。私が付けた仮名も受け入れ、真相資料も受け取ってくれました。そして感謝を示した上で、「どうか気をつけて、安全に!」と繰り返し念を押してくれました。私は「ありがとうございます」と答えました。
またある日、私は真相資料を1人の年配男性に手渡しました。すると、彼はその資料をお尻の下に敷いて座りました。私は「そうしてはいけません」と注意しましたが、彼は「俺はこうしたいんだ」と言い放ちました。私は「それなら返してください。私が渡した資料をそんなふうに扱うなんて失礼です」と言うと、彼は怒りながら電話で110番(警察への通報用の電話番号)に通報しました。間もなく110番の警察車両が到着したので、私はその場を離れようとしました。しかし、その男性にスカーフを掴まれました。なんとか振りほどいて走り出しましたが、警察官が追いかけてきて私を地面に押さえつけました。その場には多くの人が集まりました。私は大声で「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい! みんな見てください! 共産党は真・善・忍を修煉する人をこのように扱っています!」と叫び続けました。その時、日本人観光客らしき人物が通りかかり、スマートフォンで写真を撮り始めました。警察はその日本人に詰め寄り、彼を地面に押し倒してスマートフォンを取り上げました。そして私とその日本人は近くの警察署に連行されました。
移送される途中、私は警察官に対して絶えず真相を伝え、「私のことは私が責任を取ります。この方を巻き込むわけにはいきません。彼を解放してください」と訴えました。しかし、警察官たちは黙ったままでした。警察署に到着してからも、私は警察官たちに真相を伝え続け、この日本人を解放するよう求めました。警察官らは私を止めることなく、黙って話を聞き、質問しませんでした。その間、私は真相を伝えながら、警察官たちの背後にいる邪悪な要素を解体することを続けていました。しばらくすると、家族が私を迎えに来てくれました。警察は「家族が迎えに来たから帰っていい」と言い、私は家族と共に帰宅しました。このような出来事はこれまで何度も経験しました。
私は自分が人を救う神聖な行いをしていると確信しています。師父が守ってくださり、私は大法弟子であるため、誰も私を動かすことはできません。同時に自分の得失を顧みず、純粋な心で迫害に向き合い、衆生を救おうとする善念を持ち続けると、師父の加持を感じ、巨大なエネルギーが周囲の邪悪な要素を解体し、迫害に関与する者たちの善念を呼び覚ますのを実感しています。
(続く)