11月22日から12月7日にかけて、アート&ソサエティ財団「アルシス・ギャラリー」で「真善忍国際美術展」が開催された |
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「真善忍国際美術展」を鑑賞する来場者 |
11月23日の開幕式では、アーシス財団理事長マーティン・ファン・ト・ホフ氏と、文化と伝統財団の責任者ピーター・ホーベン氏がそれぞれスピーチを行った。両氏は、「真善忍国際美術展」が過去20年間で50カ国900都市で開催されてきたことを紹介し、アーシス画廊でこの美術展を開催できたことを誇りに思うと述べた。
アーシス財団理事長:真・善・忍は理念を堅守する力である
アーシス財団理事長マーティン・ファン・ト・ホフ氏は、国際的な大企業で数々の分野において幹部職を歴任している。インタビューの中で、同氏は次のように述べた。「真善忍美展に関する報道を読んで、法輪大法の思想と理念に深く感銘を受けました。言論、報道、信仰、そして芸術表現の自由は、私たちの世界にとって非常に重要です。私は地方政治家として、いかなる強権的な圧力にも屈しません。さもなければ、絵画に描かれているように、中国(中国共産党)政府からの迫害に陥ることになるでしょう。私や私の友人たちは真善忍美展にとても満足しており、この美術展をとても支持しています。そして、この美術展が他の多くの都市にも広がることを願っています。なぜなら、それだけの価値があるからです」
ホフ氏は、多くの絵画の中に信仰の力を見出したという。同氏は、「ここには迫害があり、悲しみがあり、痛みがあり、さまざまな感情が描かれています。それにもかかわらず、人々が迫害に屈することなく、自らの信仰を守り続ける姿を見ることができます。一部の作品からは、その揺るぎない信念が伝わってきます。どの絵にも物語があり、そして真・善・忍というテーマが、これらすべての作品の中で最も印象的な部分だと感じました」と語った。
文化と伝統財団の責任者:法輪功学習者は孤独ではない
文化と伝統財団の責任者ピーター・ホーベン氏は、スピーチでこのように述べている。「今回の美術展は、法輪功(法輪大法ともいう)に由来しています。これは、世界中で数百万人が追い求めている精神的な信仰です。法輪大法の原則は、人々に不健康な執着を放下することを奨励し、自らの生活を普遍的な価値観である「真・善・忍」と調和させることを目指しています」
「多くの国には法輪功の修煉者がいて、彼らは孤独ではありません。この美術展を通じて、そのために微力ながら貢献できることを嬉しく思います」
画家:絵の使命は真実を伝えること
写実画家のヘニー・ファン・ライエンさん |
ヘニー・ファン・ライエンさんは写実画家であり、自身の絵画ウェブサイトを運営しながら、絵画の指導も行っている。彼女は展示された一枚一枚の作品を絶賛し、「これらの絵画は本当に美しく、どれも高い芸術性を持っています。伝えられるメッセージはとても感動的で、とりわけ心を打つポジティブなエネルギーが随所に見られます」と述べた。
彼女は続けて、「『私は誰?』という作品は本当に素晴らしい。まさに芸術の傑作です。この作品には物語があり、見る人に喜びを与えるだけでなく、希望を感じさせる何かが宿っています」と評価した。彼女は『拘束されている法輪大法修煉者』という作品を指差して、「これらの人たち(悪辣な警察官)は闇の中にいるのに対し、一番大切な人は光の中にいます」と説明した。彼女は続けて、「この作品(『拘束されている法輪大法修煉者』)はほとんど直視できませんでした。涙が出てきます。本当に感動しました。全ての作品が素晴らしい芸術作品です。ありがとうございます」と述べた。
ライエンさんはさらに、『迫害の中の揺るがぬ信念』という作品から、正しい信仰の力を感じたという。彼女は、「小さな子供が悲しんでいる時に、あなたがその子を慰めようとしていることを感じます。この正しい信仰の強大な力が永遠に彼らを支えていることを示しています。この作品の中の少女の目が『私は強い、私は絶対に諦めない』と語りつけています」と述べた。
ライエンさんは最後に、「胸が痛みます。これが現実に起こっていることだと分かっていますが、それを知っている人は少ないのです。これらの絵画の使命は、この真実を伝えることだと思います。これらの作品は、真実のメッセージをここに届けてくれました」と語った。
写真家:「真善忍美術展は人々に深い印象を残しています」
写真ジャーナリストのルネ・アドリアンセさん |
ルネ・アドリアンセさんは写真ジャーナリストであり、「真善忍国際美術展」とその背後にあるメッセージをメディアに投稿し、より多くの人々に伝える準備をしている。彼はこの美術展に深い印象を受けており、感動したという。
彼は、「多くの人に真実を知ってもらうことが私のやるべきことです。この美術展は、人々に警鐘を鳴らし、私たちの権利と自由を守るために戦う必要性を伝えています」と話した。
『不屈の勇気』という作品の前に立ったルネ・アドリアンセさん、「この手と光は神聖な側面であり、精神的な力を表しています。法輪功学習者が拷問を受けている姿を見ると、衝撃を受け、恐ろしいと感じました。この作品全体が伝える強烈なメッセージは、とても印象深いです」と述べた。
彼の視点から見ると、アーティストたちは非常にプロフェッショナルであり、これらの作品は博物館レベルの展示作品に匹敵すると感じている。彼は例として、「例えば、『法輪を刺繍する』作品では、年配者女性が法輪の横断幕を刺繍する場面が描かれています。この絵画が物語る背景から伝わるメッセージはとても感動的です」と述べた。彼はさらに、これらの作品は国立博物館やその他多くの場所で展示されるべきだと考えています。そして、「現代の現実に対してもとても意義深いです」という。
画家のトルディア・ヴロログさん |
トルディア・ヴロログさんは絵画が大好きで、展示された美しい作品の一つ一つが語る物語に強く心を惹かれた。彼女はそれらがとても生き生きとしており、学習者が受けている迫害は自分自身が受けているように感じていると話す。
彼女は、「こんな迫害がいまだに続いているなんて、とても悲しいことです。それを知って心が痛みます」と話した。
画家として、彼女は女性の技巧や感情に敏感な彼女は、子供を抱きながら本を熱心に読んでいる母親の姿を描いた作品に心を打たれたという。その情景に込められた母親の愛情と強さが彼女の心に深く響いたと話した。