中国法会|繰り返し迫害を14年受け 学法と法の暗記で修煉状態を調整する(二)
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 【明慧日本2024年12月17日】(前文に続く)

 三、大法の真実を伝え、年金を取り戻す

 中国共産党(以下、中共)による経済的迫害を前にして、私は消極的で受け身で耐えることなく真実を伝える方法で差し押さえられた年金を取り戻そうと決心しました。年金を取り戻せるかどうか、いくら取り戻せるかが第一の目的ではなく、年金を取り戻す過程でより多くの人と接触し、彼らに大真実を伝え、理解してもらうことでした。

 刑務所から解放されて10日以上経ってから、同修の助けを借り、司法フォーラムの法律知識やテンプレートを参考にしながら、『法に基づく年金支給申請書』と『法に基づく職務遂行申請書』を書き、それぞれ区の社会保障センターと人事社会保障局に送りました。数日後、社会保障センターは私の正当な要求を拒否する書面を送ってきました。私は自ら各部門に出向き、面と向かって直接真実を伝えることにしました。

 刑務所での過酷な迫害をくぐり抜けてきただけに、帰宅して間もなく真実を伝えるために政府部門に行かなければならないとき、「連行されたらどうしよう。どうしたらいいのか」と、見当もつかないという感じでした。その時、「あなたには師父がいらっしゃるよ! 何を恐れているのだ? 」という声が聞こえ、私は師父の写真を見て、心の中で「師父、どうか私をご加持してください。私1人で大法についての真実を伝えに行きたいのです。これは師父が舗装してくださった私の修煉の道です。行くしかありません」と話しました。その翌日、午前3時に起床し、煉功を終え、正念を発して、午前8時半に「轉法輪」の一講を暗記しました。それから、社会保障センターに行きました。

 最初、社会保障センターの担当課長は非常に厳しい態度で、「基本的な生活費として最大でも月750元しか支給できない。お前はこんな年で家で安穏に暮らせば良いのに、あんなことをしているの? 国の許可がないならやるな 」と言いました。私は彼の態度ときつい言葉に揺るがされず、微笑みながらこう話しました。「お兄さん、法律的に言えば、私の年金を差し押さえることは憲法違反であり、私はすでに申請書で関連する法律の条項を列挙しました。私たちは江沢民と中共によって無実の罪で迫害されたのであり、法律を犯したわけではありません。私には、法律に違反していないことを証明する証拠があります。『国は一度も法輪功が邪教であるとする法律文書を出していないこと。公安部が認定した14種類の邪教には法輪功は含まれていないこと。出版局第50号令は法輪功の書籍を解禁したこと。刑法では、法律に明示された規定がなければ犯罪は成立しないと明確に規定していること』。これらの証拠は、法輪功が中国で合法であることを示すのに十分です。したがって、私の懲役3年の判決は不当であり、年金の差し押さえも違法です」

 担当課長は、「それらのことは私達と関係ない」と言い張りました。私は「あなたたちには真実を知る権利があります。あなたたちが私の年金を差し押さえる根拠としたその人社部の文書は、国の法律や憲法に抵触しており、無効で違法です。実際、私はあなたのために、あなたに間違いを犯して処罰されることを望まないから、このようなことを伝えているのです。中共はいつも『うすをひき終わったらロバを殺す』(役目を果たした人を見捨てる)ことをしているからです」と話しました。また、私が刑務所で受けたさまざまな非人道的な拷問のことを話すと、彼らは驚き、そんなことが今実際に行われているのかと信じようとしませんでした。私は、「私が嘘をつく人間に見えますか?」と聞くと、「いや、あなたはとても親切で理性的だし、嘘はつかないと思う。あなたは70歳を過ぎてもなお、はっきりと物事を考えている」と言いました。

 その担当課長は私がとても明晰な分析で、法律にも詳しいのを見て、大学卒だと思ったようです。「私は小学校までしか通っていません 」と言うと、彼は信じなかったのです。私は「子供の頃は成績が良かったのですが、父が共産党に右翼というレッテルを貼られたため、私は中学校に合格しましたが、勉強させてもらえなかったのです」と説明しました。「法輪大法を学んで、大法が私の智慧を開いてくれたからこそ、こんなに多くのことを知ることができたのです」と私は言いました。課長は 「じゃ、あなたに月給二千元を支給する 」と言いました。

 私はまた、法輪大法が世界に広まっていること、「4.25事件」の真実や「天安門焼身自殺事件」の真相、中共ウイルス(武漢肺炎)の3年間で中共が起こした混乱などを伝え、携帯電話で「蔵字石」の画像を検索するように勧めました。最終的にそこにいるスタッフ全員が三退をしました。

 しかし、副局長の1人は、私に2000元を支給するのは多すぎると考え、1500元を支給することにしました。私は、これは行政再審査を申請するために区政府、区司法局、弁護士事務所などに行き、真実を伝えると同時に、市政府、市人民代表大会、人民政治協商会議、監察委員会、司法局、人事社会保障局などに大法が迫害されている真実を書いた手紙を、郵送し、より多くの人に真実を知ってもらうようにするタイミングだと悟りました。

 社会保障センターで大法の真実を話した後、私は検察庁、法務局、陳情所、人社局、婦人連合会などの部門に行き、大法の実態を話し続けました。師父の加持の下、私の郵送した手紙と直接大法の真実を伝えることは大きな役割を果たしました。市と区の政府関係部門は社会保障センターに問題を適切に解決するよう要請しました。また、区は問題を解決するため、いくつかの部門の関係者を集めて会議を開きました。社会保障センターの責任者は私の味方を示しました。私はもともと月3000元あまりの年金をもらっていましたが、社会保障センターは毎月3000元を支給するようになりました。少し天引きをしています。社会保障センターの人は「少しでも差し引かないと、上に説明するのが面倒だから」と言いました。当時は刑務所から解放されたばかりで、知識も乏しく、不安もあったので、それを了承しました。

 年金問題が解決した後、私は元の職場のリーダーに手紙を書き、不当な拘禁期間中にもらうべき生活補助費と休日慶弔金1万元余りを返すよう求めました。リーダーは政法委に電話して指示を仰いだのですが、政法委の担当者は「返さなくてもよい」と言いました。私は元職場に出向いてリーダーに大法が迫害を受けている事実を伝え、同時に政法委員会の書記にも手紙を書きました。

 手紙を受け取った政法委員会の書記は、街道事務所の政法を担当する副書記に手書きの手紙と現金1000元の入った封筒を私に渡すように持ってきてくれたと同時に、街道事務所に私の元の会社と相談し、私の福利を返すよう指示しました。相談した結果、元の会社の責任者は今年末に数千元の遡及金を支払うと約束しました。

 このようにして、私の経済的な困難はよりよく解決され、私が三つのことを行うのに有利になっただけでなく、私の家族や親戚、友人が大法に対する態度も変えることができました。彼らは元々、年金の請求に成功する見込みはないと思っていましたが、結局、私は真実を伝えることによって年金の支給を再開させることができました。彼らは心から大法と大法弟子を敬服しました。

 四、同修と協力してともに真実を伝える

 帰宅後、中共が中共ウイルスの予防と防疫を行っていたため、私は1週間、外出を許されず、8日目から外に出て真実を伝えるようになりました。それ以来、私は人々を救うために毎日真実を伝えに出かけ、1年以上それを続け、多い時には1日に20~30人の三退を勧めることに成功しました。同修と協力して真実を伝えれば、より効果的だと思ったので、協力してくれる同修がほしいという願いはずっと持っていました。

 今年の初め、私が家で法を勉強していたとき、窓の外をたくさんのカササギが飛び回っていました。一羽のカササギが数分間窓の外の木の枝に止まっていたので、私はそのカササギに向かって「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じ、覚えるようにと言いました。私は、「カササギは良いことを伝える鳥だから、何か良いことが起きるに違いない」と思いました。数日後、私は、数年前から法輪大法を学び始めた同修Aさんに会いました。彼女は旧い学習者を探し、一緒に真実を伝えようと考えていたそうです。私たちは師父の按排にとても感謝しています。

 私たちは知り合ってすぐに、数日後に「農家楽」(都市から離れた自然豊かな郷村の農家を整備し、宿泊をはじめとする各種アクティビティを楽しめるようにした施設が近年続々と増えている)へ遊びに行こうと友人から誘ってくれました。しかし、天気予報がその日は雨だと言っていたので、友人らは行くことを諦めました。その日の朝には、本当に強い雨が降っていたのですが、私は心の中で 「今日は人を人を救いに行きたいから降らないで 」と言いました。数分後、雨は本当に止みました。友人たちは、「もう雨は降っていないから、行こう 」と言いました。私は同修Aさんと初めて協力して真実を伝えましたが、うまくいきました。その日、私たちは「農家楽」で21人に大法の真実を伝え、三退を勧めました。その中の1人は大法を学びたいと言い出したので、その人に大法の書籍を渡しました。師父が私たちに縁のある人を救うように按排してくださったことに私たちは感謝しています。

 数年前、私と同修が隣県の避暑地に真実を伝えに行ったところ、その村の幹部に濡れ衣を着せられて、判決を受けました。今年、私は、同修Aさんともう一人の新しい同修Bさんから、全国から30万人もの人々が避暑に訪れる隣県の避暑地で真実を伝えようと誘われました。以前の避暑地で真実を伝えることで迫害されたことに影響されず、人を救うことが最も重要であるという前向きな教訓を得た私は、快諾しました。

 私たち3人はその避暑地に20日以上滞在し、300人以上の人々に三退を勧めることに成功しました。同修の2人は共に2019年に法輪大法を学び始めた新人ですが、とても精進していて、私を大いに助けてくれました。Aさんは60歳で、教師を退職しており、真実を伝えるのがとても上手です。Aさんは私と2回一緒に真実を伝えにいきました。Bさんは50代で私たち3人はうまくやっていました。私とAさんは人に真実を伝え、Bさんは近くで正念を発していました。

 私たちは毎日午前3時に起床し、5式の功法を煉り、発正念をしてから、簡単な朝食をとり、7時頃に出発することにしていました。私たちは歩きながら、縁のある人に出会えたら、大法が迫害を受けている事実を話しました。10時半頃家に帰って簡単な昼食をとり、40分ほど休んでから夜の11時半まで、法を学びました。夜の12時の正念を発してから就寝しました。

 当初、私はこのようなきついスケジュールに慣れていなかったのですが、2人の新しい同修がこれほどまでに精進していると思うと、二十年以上も大法を修めた旧い弟子である自分は恥ずかしく思いました。しかも、時間を節約するために、2人は夕食を食べずに1日に2食しか食べなかったのです。私が夕食を食べている間、2人は明慧ネットで交流文章を読んでいました。毎日、私たちは『轉法輪』を二講学び、また、「精進要旨」、「洪吟」、経文を学びました。

 同修Aさんの人を救おうとする心には本当に感動しました。ある日、私たちはある教師に出会いました。同修Aさんが時間をかけて真実を話しましたが、その教師はなかなか三退をしようとしなかったのです。同修Aさんはあきらめず、1時間以上話し、ようやく教師は三退を承諾しました。一方、私はそのような人に出会って、Aさんのように辛抱強く説得したことは、殆どありませんでした。

 同修Bさんはその後、恐怖心を突破し、1人で真実を伝えることができるようになりました。ある日、同修Bさんは午前中に5人を三退させることができました。私たちの近くに住んでいた男性は、同修Bさんから真実を聞いて興奮し、私たちの住む場所を訪ねてきましたが、同修Bさんはすでに家に帰った後でした。男性は500元を取り出して私に渡し、「彼女は今日帰ると言ったのに、なぜ昨日帰ったのですか? 彼女に何か買ってあげたいけど、彼女の好みがわからないので、この500元を彼女に渡してください。とても良いことを教えてくれましたから。彼女はとても優しい方です。もし彼女がこれを教えてくれなかったら、私は人間がなぜ生きているのかわからなかったでしょう」と言いました。私は「お金を受け取れません。真実を伝え、人を救おうと教えてくださったのは、私たちの師父です。師父に感謝してください!」と言いました。

 結び

 少し前に、不当な拘禁から解放された同修が私に、「あなたが帰宅後、どうやってこんなに短期間に自分の修煉状態を調整し、法を正す進展についていくことができたの?」と尋ねました。私は、「人を救う強い使命感と切迫感から、法を学ぶことを基礎として、三つのことをしっかり行う時間をつかむ必要があると考えたからです」と自分の体験を話しました。

 落ち着いて法を学び、心性を絶えず向上し続けるにつれて、いくつかの関や難が解決され、三つのことがますますスムーズに進み、人を救う力がますます強くなりました。法輪大法はとても素晴らしく、本当に全能です。これからは、しっかりと修煉し、三つのことをよりよく行い、師父の慈悲と救い済度に応えられるようにしなければなりません。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/13/484439.html
 
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