法の暗記の中で自分を正す
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 明慧日本2024年12月20日】私は幸福な生命です。なぜなら、私は万古の時を超えて得ることが難しい大法を得たからです! 幸運にも大法弟子となり、大法に導かれて修煉を行い、常に内に向かって探し、自分を修め正し、徐々に大法と同化し、返本帰真、そして使命を果たして師父と共に帰ることを目指しています。学法を通じて大法の尊さを理解するにつれ、法を暗記することで法を頭の中に刻み、問題に直面したときには大法を基準として自分を律し、修煉者であることを常に忘れないようにしたいと思うようになりました。

 法を暗記する量が増えるにつれ、大法は私の法にそぐわない思想や行為を正し続け、私の境界を向上させ、人間界の悪い物質を取り除いてくれます。この変化の過程は、人間から修煉を通じて再び神となる過程なのです。以下、いくつかの面から述べます。

 第一、煉功動作が徐々に正されました。法理を理解した後、煉功中は自分の思考を抑え、できない場合は法を暗唱しました。不正確だった煉功の動作も徐々に正され、静功や正念を発するときの坐禅では背筋を伸ばし、ほとんど常に意識が清明な状態を保つことができています。もし背筋が伸びず、意識がぼんやりするような場合は、心性に問題があるのかもしれません。すぐに大法で自分を正します。

 第二、主意識がますます明確になってきました。法を暗記し始めたばかりの頃はすぐに忘れてしまいましたが、暗記する量が増え、速度も速くなり、現在では一講ずつ背誦(はいしょう:書物などを暗記していてそらよみすること)できるようになりました。法に同化するほど法理がより明確に現れ、主意識もますますしっかりしてきます。その表れとして、以前は問題に直面すると人間の心で対応し、修煉者であることを思い出せませんでしたが、法を背誦してからは主意識が強まり、問題に応じた法理が頭に浮かび、それに基づいて行動できるようになりました。例えば、真相を伝えることについて、暗記する前は「私は真相を伝えるべきだ」と思っていましたが、暗記した後は「私は真相を伝えるのだ」という強い決意に変わりました。資料を配布したり、市場で対面で伝えたりする際、主意識と神性が強まることで恐れが減少しました。

 第三、法を暗記したことで内に向けて探し、心を修めることを学びました。修煉を始めた頃、夫が脳梗塞を患い、生活不能な状態に陥りました。大小便の感覚がなく、よだれを垂らし続け、知能は3歳児にも及ばない状態でした。夫のよだれは私にとって非常に乗り越えがたい試練でした。垂れ流しが続く中、彼は拭かれることを嫌がり、拭こうとすると叩かれました。彼は手で自分のよだれを拭き、衣服やテーブル、ソファ、寝具がよだれで汚れるだけでなく、吐いたごみもあちこちに散乱し、酸っぱい臭いが漂っていました。私は毎日それを掃除し、洗い替えを続ける日々で、彼に自分のやり方に従うよう強制的に求めることもありました。その際、心性を保てずに彼と口論したり、彼を責めたりしました。しかし、それは人間の基点に立った修煉であり、根本的な改善には至りませんでした。

 実際、それは「汚いことを嫌う心」を取り除く問題だけではなく、嫉妬心、嫌悪感、不満、争いの心、苛立ち、不平等感、さらには後天的な偏った観念や党文化が引き起こす多くの悪い心が絡んでいました。夫は私を成就させるために存在しており、私の周囲のすべては私の心性を向上させるために幻化されたものなのです。法を暗記する中で法理がますます明確になり、何度も試練を経験する中で、これらの執着心が徐々に薄れていきました。かつてはよだれの臭いを嗅ぐだけで苛立っていましたが、現在では夫が私の体によだれをつけても心を乱されることがなくなりました。しかし、まだ心から笑顔で受け入れる境地には達していません。それでも、法を背誦し続け心を修めることで、必ず達成できると信じています。今では矛盾が生じた際、まず自分を振り返り、相手の長所を見るようにしています。大法が私を変え、私を善良で穏やかな人間にしてくれています。

 第四、思想と観念の転換、党文化の毒素の清除。法を暗記する過程で、人間の悪い思考や後天的に形成された歪んだ観念を徐々に取り除き、正しい法理を基に物事を見るようになりました。問題に直面した際、不適切な思考が出てきたらすぐにそれに気づき、捉えて消滅させることができるようになり、少しずつどれが歪んだ観念であるかを識別できるようになりました。中共邪党は何十年にもわたって潜在的に影響を与え、洗脳を続けてきたため、中国人の性格は歪み、物事を極端に考えるようになり、それに気づかず自分では良いことだと思い込んでいました。しかし、真に大法を修煉する人だけが党文化の深刻な害悪に気づくことができます。法を暗記する中で、自分の思想や行動に潜む多くの気づきにくい党文化を徐々に認識するようになりました。

 例えば、夫の動作が遅いと苛立ち、話し方が急になるのを以前は単なる気性の問題だと思っていました。また、自分勝手さや人を見下す態度、大げさな言い回し、問題が起きるとすぐに嘘をつく癖など、多くの面で党文化の影響が現れています。日常生活の中で何気ない言葉や行動の中にも党文化が潜んでおり、それが私たちの精進を妨げる重要な要因となっています。これらを排除できるのは大法だけです。

 法を背誦する中で、師父が語られた法が自分の体に現れる素晴らしさを身をもって感じました。法理を明らかに理解し、心性が向上するたびに体に起きる微妙な変化を体感しました。これは、実際に法を暗記し、法に溶け込むことでしか感じることができない、大法の素晴らしさと偉大さ、そして殊勝さです。

 真相を伝える中で、いくつもの神跡(しんせき)が起こりました。冬のある夜、真相資料を配布しに行った際、坂道が凍結していることに気づかず、配布が終わり坂を下るとき、路面が氷で覆われているのを発見しました。その坂は長くて急で、回り道をするには遠すぎました。そのとき、街灯が全て点灯し、氷のない細い一本道が光に照らされました。その光景に感動して涙があふれ、すぐに「ありがとうございます、師父!」と心の中で感謝を捧げ、無事に帰宅しました。

 また、春先のある夜、地面は雪で覆われているのに雨が降り、傘を差して真相資料を配布しに出かけました。途中で雨が止み、雪用のブーツを履いていた私は水たまりに足を突っ込みましたが、そのまま気にせず配布を続けました。帰宅して靴を脱ぐと、全く濡れておらず、靴の縁に泥すらありませんでした。水たまりに足を入れた音を確かに聞いたのに、不思議なことに靴は乾いたままでした。これは師父が私を励ましてくださったのだと感じました。

 最近は少し怠けがちで、焦りつつも精進できない感覚があります。「うまく真相を伝えられない」という恐れの心が障害となり、対面での真相伝えの活動がうまくいかず、学法中に眠気を感じたり、妨害が多かったり、状態が安定しないこともありました。心性を高め、容量を広げるべきだと感じつつも、根本的な原因を見つけられずにいました。この文章を書いている中で、ようやく原因を発見しました。それは、自分の内にある「私」と「私利」を固守する心です。形を変えて現れるため、認識できず長い間妨害されていましたが、今はそれを見つけ、さらけ出し、取り除こうと決意しました。

 良い面を書くことで、自分を励まし、修煉を始めた頃の初心を取り戻したいと思っています。修煉は非常に厳粛なものです。静かに心を落ち着けて法を学び続け、自分を正し、三つのことをしっかりと行い、勇猛精進することこそ、師父への最良の感謝の形です。

 個人の体験であり、法にそぐわない部分があれば、どうか慈悲をもってご指摘ください。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/12/484250.html
 
関連文章