シドニーで『九評』発表20周年記念集会
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 【明慧日本2024年12月20日】豪州大紀元と世界退党サービスセンターシドニー支部は12月7日、シドニー市庁舎前で、大紀元連載社説『九評共産党』(共産党についての九つの論評)発表20周年の記念集会を開いた。登壇した専門家は、『九評』が「人類史上、中国共産党(以下、中共)の邪悪な本質を正確かつ全面的に分析し、共産主義の邪悪な本性を全世界に明らかにした」と語り、さらには「中共による中国の人々と全世界に対する巨大な危害について、世界の人々がより明確に認識することを助け、社会の覚醒と歴史の重大な変革を推進する上で、極めて重要な役割を果たした」と述べた。

图1~2:各界嘉宾与民众不畏风雨集会欢庆《九评》发表20周年

開催された20周年集会(シドニー市庁舎前)

法輪功を尊敬する」

图3:悉尼科技大学(UTS)中国研究学者冯崇义博士

シドニー工科大学(UTS)中国研究学者の馮崇義博士

 シドニー工科大学(UTS)中国研究学者の馮崇義博士は、開会の挨拶で「法輪功は最良」と述べつつ、中共の暴政に対する世界的な覚醒を『九評』が推進したと強調した。

 「私は法輪功をとても尊敬しています。なぜなら、その智慧と勇気で中共の邪悪な犯罪と嘘を率先して暴いたからです」

 「歴史学者として、私は中共の邪悪さを知っています。それは人類、世界、そして人類の魂に巨大な害をもたらしました。この党のイデオロギーは嘘と欺瞞に基づいており、その行為は真の文明を消滅させ、それに反対する勇気ある人々を迫害してきました。しかし、最近の世界における中共の暴行の真相に対する覚醒は、私たちを奮い立たせています」

 現在は、世界が中共問題を解決するという共通の使命に直面しているという。「民主的で自由な世界は、共産政権を一掃し中国の人々を救済することが急務です」

 「オーストラリア人と世界の全ての善良な市民には、法輪功を支持し、中共に迫害されている全ての無辜の市民を支持する責任があります。手を携えて全ての正義の力を結集し、できるだけ早く中共を終わらせましょう」

「中共の支配から脱却することを願う」

图4:澳洲法轮<span class='voca' kid='53'>大法</span>学会发言人戴勒(John Deller)

法輪大法学会のスポークスマン、ジョン・デラー氏

 豪州法輪大法学会のスポークスマン、ジョン・デラー氏は次のように述べた。「法輪功は、李洪志先生によって1992年5月に中国で初めて公開され、1998年までに7000万人が学習していました。しかし1999年7月、法輪功は中共による残酷な迫害を受け、今日まで続いています」

 「法輪功の原則は真・善・忍です。いったいどんな政府が、良い人になろうと努力する誠実な市民を拷問し殺害するでしょうか? 真実を恐れ、嘘による統治に頼る邪悪な政権だけがそのようなことをするのです」

 「信仰の自由の権利を求めて5年間政府に呼びかけた後、法輪功学習者(以下、学習者)は、この(中共)政権が決して妥協しないことを認識しました。これまでの政治的キャンペーンで殺害した8000万以上の中国人に対して謝罪したこともなく、法輪功への迫害も決して止めないでしょう」

 「2004年11月、『大紀元時報』は『九評』を発表しました。学習者は『九評』を中国全土に広めることに協力しました。中国の人々は、初めて共産主義の中国における真の歴史と中共の邪悪な本質を理解しました」

 「『九評』は迫害者を暴露しました。中国の人々が真相を理解すると、内なる善良さが呼び覚まされます。4億3000万人以上が中共邪党及びその下部組織である少年先鋒隊と共産主義青年団から脱退しました。誰も中共の嘘に従わなくなれば、迫害者も存在できなくなります」

 「これが中共が必死になって西側諸国の政府とメディアに影響を与え、法輪功に反対するよう仕向ける理由です。中共はより多くの人々が真実を知ることを恐れています。なぜなら、それによって中共が崩壊するからです」

 「オーストラリアと他の西側諸国は、今このことを認識すべきです。学習者の努力を理解することは、彼ら自身の国が中共の支配から脱却するのに役立つでしょう」

迫害される自由の戦士たちと共に

图5:澳洲前联邦议员克雷格·凯利(Craig Kelly)

元連邦議員クレイグ・ケリー氏

 豪州元連邦議員クレイグ・ケリー氏は、まず今日、中国の監獄で中共政権の迫害を受けている自由の戦士たちへメッセージを送りたいと述べた。「牢獄で孤独に閉じ込められているかもしれません。しかし私たちオーストラリアのシドニー市民は、精神的に共にあります。私たちは、彼らの勇気と犠牲を讃えます」

 「これは人類が自由を守るための長期戦であり、この精神と闘いは決して消え去りません」

 ケリー氏によると、中共は自国民に自由の重要性を理解させたくないし、世界の自由な声に耳を傾けさせたくないと考えているという。「今、私たちが教会の美しい鐘の音を聞きますが、これは私たちの国が持つ自由を当然のものと考えてはならないという警鐘です。私たちはこの国で自由を求め、守らなければなりません。共産主義中国で戦っている人々の模範となるのです。もし私たちが闘いを放棄し、その人々を失望させれば、全体主義が勝利して栄えることになるでしょう。個々人の勇気を通してのみ、私たちはこの戦いに勝利できます。今日ここに来てくれて、ありがとう。勇気を持って発言してくれて、ありがとう。言論の自由の側に立ち、支配者に反対してくれて、ありがとう。偉大な中国が、いつの日か共産党の支配から解放されることを祈っています」

中共を打倒することの重要性

图6:澳洲“家庭第一党”全澳主席莱尔‧谢尔顿(Lyle Shelton)

ファミリー・ファースト党全豪議長でADHテレビの司会者であるライル・シェルトン氏

 ファミリー・ファースト党の全豪議長でADHテレビの司会者であるライル・シェルトン氏は、「今日ここに来ることができて、本当に光栄です。皆さんや多くの人々と共に立ち上がり、世界における共産主義の邪悪に反対できることを嬉しく思います」と述べた。

 「中共は中国の人々への脅威であるだけでなく、オーストラリアにとっても脅威です。だからこそ、中共を打倒しなければならないのです」

 「今日のように私たちが皆さんを支持し、中共に警鐘を鳴らすことは、私たち全員の利益にかなうことです」「皆さんの成功を祈っています。早く中共の滅亡を見ることができますように」

沈黙してはいけない

图7:前联邦大选候选人娜塔莉‧杜默(Natalie Dumer)

元連邦選挙候補者のナタリー・デューマー氏

 元連邦選挙候補者のナタリー・デューマー氏は、「私たちは、中国の人々が受けている迫害とその苦境を知っています。私たちは、法輪功と監獄での臓器収奪を知っています。この迫害とこの邪悪は、一夜にして起こったのではありません。非常にゆっくりとした過程を経たのです」と語った。

 そして中共の邪悪な独裁を暴露し、中共の抑圧に抵抗している人々のために声を上げ続けるよう願った。「決して沈黙してはいけません」

 そして中共の脅威は中国だけにとどまらず、徐々に世界各地に浸透し、すべての民主国家の政治と社会構造に影響を与えており、特にオーストラリアは警戒を怠らず、本来持っている民主主義と言論の自由をできる限り守るべきだと説いた。

可能な限り広く真相を伝える

图8:澳洲传统价值、家庭、家园守护联盟的总裁弗利(Paul Folley)

オーストラリア伝統的価値・家族・家庭擁護連盟の総裁ポール・フォーリー氏

 オーストラリア伝統的価値・家族・家庭擁護連盟の総裁ポール・フォーリー氏は、『九評』の集会が中共の害と悪行についての人々の認識を高め、良知を呼び覚ましていると述べた。「この勇気ある人々と中国の4億人以上が正式に中共から脱退しました。素晴らしいニュースですが、オーストラリアでは知られていないと思います。可能な限り広く伝える必要があります」

 またフォーリー氏は、人々は世界で最も重要なのは金銭や投票権だと考えがちだが、より重要なのは思想だと指摘した。「なぜなら、思想は心を変えることができますが、金銭は決してできないからです。思想と理念は人類の精神、人類の魂から生まれます。思想と魂のもの、精神のものこそが最も重要なのです」

 「私たちが一つの国、つまりオーストラリアとして、一つの民族として考えなければならないことは、共産主義を終わらせるためにどう貢献したのか? 今何の貢献をしているのか、あるいはそれを存続させるためにどう貢献をしているのか?ということです」

『九評』は無数の中華の子供たちに魂の救済をもたらした

 世界退党サービスセンターシドニー支部代表の李元華氏は、『九評』が無数の中華の子供たちに魂の救済をもたらし、多くの中国人を中共の嘘から目覚めさせ、中共への幻想を抱かなくなり、世界規模での精神的な覚醒と中共組織からの「三退」(党・団・隊からの脱退)のうねりを推進したと述べた。

 ますます多くの人々が中共の邪悪な本質を見抜くようになるにつれて、「世界各国は、徐々に中共と中国人を区別するようになりました。中共の国際的イメージは悪化の一途をたどり、反共はもはや後戻りできない流れとなっています」と指摘した。そして、より多くの人々が真相を理解し、この歴史的な覚醒行動に加わり、中共の解体を推進するよう呼びかけた。

 元中共外交官の陳用林氏は、中華文明への中共の影響は極めて破壊的と述べた。1949年に中共が政権を奪取して以来、中華文明は「徹底的に破壊」され「拷問」されたと断言した。中共政権は中国人を洗脳し、「一般の人々とは全く異なる」思考様式に導き、多くの人々に「反人類的精神」を育んだと強調した。

 さらにまた中共の中国以外での影響力を強調し、中共は積極的に西側民主主義国家に侵入し、影響を与えており、世界平和への脅威となっていると主張した。そして中共を「人類歴史上最も邪悪な勢力」と呼び、その行為及び中国社会と国際社会への影響を強く非難した。

 ベテラン民主活動家の張暁剛博士は、『九評』が中共の嘘を暴露する強力な武器として、世界的規模での反共闘争に重要な貢献をしてきたと述べた。

 特に学習者と全ての反共勢力が過去20年間に中共政権を覆すために行った重要な貢献を称賛した。そして観光ガイドをしていた時、学習者が観光スポットで恐れることなく観光客に『九評』等の資料を渡す姿をよく目にしたと語った。世界の反共勢力が共に努力することで、「中共政権は必ず崩壊する」と述べた。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/12/486043.html
 
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