遼寧省の退役軍人・金宝存さんに2度目の不当判決
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 【明慧日本2024年12月27日】遼寧省撫順市出身の法輪功学習者・金宝存さん(64歳男性)は最近、法輪功を学んでいるとして望花裁判所に懲役3年の不当判決と1万元の罰金を言い渡された。金さんが法輪功の実践を理由に判決を受けるのは今回が2度目である。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。金さんは軍隊を退役した後、撫順第三石油工場で電気製品の修理・メンテナンス技術者として働いていた。金さんは一生懸命働き、私利私欲を軽視していた。多くの同僚から高く評価されていた。

 事件の詳細

 金さんは2024年4月24日、地域の市場で法輪功迫害の事実について人々に話したため、当局に不当連行され翌日に保釈された。望花裁判所は11月4日に金さんの自宅で審理を行い、不当判決を下した。金さんは再び拘留され、南溝留置場に送られた。
 
 過去に受けた迫害

 2000年のある日、金さんは、法輪功が自分をより良い人間に変えたと人々に語ったため、不当連行され、警察に殴打された。翌日、撫順市拘置所に収容され、3週間後に呉家堡労働収容所に移送され、2年間の刑に服した。労働収容所では拷問を受け、法輪功を放棄するよう命じられた。

 2009年9月19日の朝、約6人の警官が金さんの自宅に押し入った。李延軍という名の警官がすぐに警察手帳を金さんに見せた。金さんは後に、その警官が和平警察署の職員であることを知った。

 金さんは、恐怖で震えている10代の息子を警察が連行するのを止めようとした。警官は金さんの口と頭にテープを貼って話せないようにした後、金さんの自宅を家宅捜索した。金のネックレス、金のイヤリング、ダイヤモンドの指輪、パソコン2台、携帯電話1台、腕時計2台、VCD、そして金さんが息子の学費として用意していた現金1,900元など、多くの貴重品が押収された。

 金さんは望花区公安分局に連行され、ベンチに拘束され、少なくとも4回、鼻腔チューブからマスタードオイルを強制的に注入された。金さんの頭は腫れ上がり、胸部と内臓は激痛に襲われ、体は震え続けた。拷問により金さんの体は深刻な損傷を受け、現在も正常に話すことができない。

 金さんの息子も1カ月間拘禁され、深い心の傷を負った。その後、望花裁判所は金さんに懲役3年の不当判決を言い渡し、2010年4月に本渓刑務所に拘禁された。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/3/485700.html
 
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