【明慧日本2024年12月31日】遼寧省阜新市の法輪功学習者・耿麗娟さん(61歳女性)は、今年10月28日、人に法輪功の実態を伝えた際、阜蒙県東梁派出所の警官に連行され、拘置所に拘留された。最近、耿さんが連行され、司法的迫害に直面していることが判明した。
耿さんは、遼寧省阜新市海州区に住んでいる。1997年に法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従って自分を律した耿さんは、不眠症、リウマチ、鼻炎、湿疹、乳房疾患などの病気が治った。1999年に中国共産党が法輪功に対する迫害を開始してから、耿さんは何度も嫌がらせ、家宅捜索、連行、拘禁などの迫害を加えられた。
2002年1月28日、耿さんは法輪功への迫害の停止を求めに北京に行ったが、警官に連行され、3年の労働教養処分を受けた。瀋陽の馬三家労働教養所で、耿さんは強制的に「転向」という精神的な迫害を受け、長時間のしゃがむ姿勢、あるいは長時間の立つ姿勢を強要された。22日間、睡眠を許されず、水を飲むことと、トイレへ行くことも制限された。
2005年2月5日の明慧ネットへの投稿によると、2003年11月上旬、馬三家教養所の女子二所は、法輪功学習者に対する新たな迫害 「厳格打撃による規律を整える 」キャンペーンを行い、所長・蘇境と政法委・王乃民は、法輪功学習者全員を「転向 」するように要求した。同年12月5日、馬山家の女子二所は、錦州市、大連市、本渓市から25人の男性警官を集めて「教導隊」を結成し、女子二所に入った。警官らは電気ショック、トラの椅子、殴打などの方法で法輪功学習者に「転向」を強要した。当時、三大隊に拘禁されていた耿さんは、警官に髪の毛を摑まれて、意識を失うまで壁に叩きつけられた。
拷問のイメージ図:頭を壁に叩きつけられる |
2014年3月21日午前、耿さんは友人宅を訪ねたとき、阜蒙県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と和平派出所の警官に連行され、阜新市の新地拘置所で半月間拘留された後、再び3年の労働教養処分を受けた。
2018年2月22日、耿さんは、阜新市公安局の国保、海州公安支局国保、新興派出所、西阜新派出所の警官らに連行され、同年8月頃、阜新市細河区裁判所から不当に懲役1年の判決を言い渡された。
今年10月28日正午、耿さんは、阜新市阜蒙県東梁鎮で人々に法輪功が迫害を受けている事実を伝えていたとき、東梁派出所の警官に連行され刑事拘留され、耿さんが連行され拘留された当日、身体検査で不整脈が確認され、健康上の問題で基準に達していないため入所しなかった。しかし、東梁派出所の所長・陳海濵は拘置所の内部職員と共謀し、耿さんを強制的に入所させた。現在、耿さんの案件は阜蒙県東梁派出所に差し戻されたという。
明慧ネットの情報によると、阜蒙県裁判所は近年、多くの法輪功学習者に冤罪を被させ、有罪判決を下した。
阜新市阜蒙県の女性法輪功学習者・張国珍さんは、2023年7月31日に自宅で裁判にかけられた。阜蒙県裁判所、阜蒙県検察庁、阜蒙県城区裁判所は、武装警察、裁判所の警官、弁護士を含め、約30人を張さんの自宅に送り込み、茶番の裁判を行い、張さんに懲役3年2カ月の判決を言い渡した。判決を下した後、裁判官と裁判所の警官はすぐにその刑を執行しようとし、身体検査を受けさせるため、張さんを4つの病院に連れて行ったが、基準に達していなかった為、入所しないで帰宅した。
阜新市の法輪功学習者・李建さんは、2023年7月19日、阜新市細河区公安分局の警官に職場から連行され、同年11月1日に阜蒙県裁判所で裁判を受けた。11月13日に不当に懲役3年6カ月の判決を言い渡された。
阜新市の法輪功学習者-王宝亮さん、劉桂萍さん夫婦は、2022年10月に四合派出所の警官に連行された後、拘禁され、濡れ衣を着せられた。阜蒙県裁判所は2023年3月21日、オンラインで2人に裁判を行い、劉さんに懲役1年、王さんに懲役8カ月の判決を下した。
阜新市の法輪功学習者・蘇立新さんは、2022年8月、自宅に押し入った警官に連行され、その後、1年間の保釈になった。2023年6月28日、蘇さんは阜蒙県裁判所から裁判にかけられた。裁判の結果は不明であるが、蘇さんは1年後に留置場から帰宅した。
阜新市の法輪功学習者・シン士傑さんは、2022年7月に警官に連行され、濡れ衣を着せられ、2022年11月に阜蒙県裁判所に裁判にかけられ、懲役4年の判決を受けた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)