遼寧省新濱県78歳の李慶勝さんに、不当判決
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 【明慧日本2024年12月31日】遼寧省新濱県裁判所と派出所の5、6人が2024年12月6日正午、李慶勝さんの家に来て判決を言い渡し、78歳の李慶勝さんは懲役2年と罰金2000元(約4万円)の不当な判決を言い渡された。李さんは拘置所に連行されたが、健康診断の結果が基準に達していなかったため、入所しなかった。その後11月14日、撫順市順城区裁判所、新濱県公安局などの十数人が李さん宅に集まり、いわゆるオンライン裁判を行なった。

 新濱県の法輪功学習者・李さんは、2023年11月14日午前、永陵鎮の警官に身柄を拘束された。その後、5、6人の警官が李さんの家に不当に踏み込み、数十冊の法輪功の本、カレンダーなどを押収した。その時、李さんは不当に拘置所の連行されたが、健康診断で血圧が200以上あり、拘置所に入所しなかった。新濱県国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)はいわゆる「裁判保留のための保釈」で家族に保釈金を支払わせ夜、李さんを帰宅させた。

 2024年4月上旬、永陵派出所は李さんの家を2回訪問し、法輪功をまだやっているのか、資料を配りに出かけたのかと尋ねた。数日後、順城区検察庁は李さんに電話をかけ、新濱県検察庁に来るよう告げた。李さんは協力しなかった。

 4月22日、撫順市順城区検察庁の女性職員2人と男性職員1人は、李さんに「審査起訴段階委託弁護人/法律援助申請」通知書(正本)[2024]Z6号を送った後、順城区検察庁はすでに李さんの案件を順城区裁判所に移送し、弁護士を雇うかどうかを尋ねた。李さんは「雇わない」と答え、検察側が「罪を認めるか」と聞いてきた。「刑罰も判決も認めません」と李さんは答えた。検察側はまた、署名するかしないか、署名しなくてもいいと言った。李さんは「署名しません」と答えた。

 9月4日、撫順市順城区裁判所の女性職員1人と男性職員2人が李さんの家に赴き、文書「撫順市順城区検察庁起訴状」(副本)撫順検刑訴[2024]z10号を届けた。検察官:劉麗娜、検察官助手:王琪、その後、彼らは李さんに署名を求める書類を取り出したが、李さんは署名をしなかった。さらに、李さんの家の電話番号を尋ね、事件はすでに裁判所に届いていることを伝えた。

 11月14日の午前、撫順市順城区裁判所、新賓県公安局、永陵鎮派出所の10人以上の関係者が李さんの家に行き、いわゆる「オンライン裁判」を行った。裁判官は李さんが邪教集団として宣伝を行っていると述べたが、李さんは「法輪功は邪教ではありません。中国で初めて伝えられ、すでに1億人が法輪功を学んでいます。そのようなに多くの人々が学んで恩恵を受けているなら、どうして悪いことだと言えるのでしょうか? 法輪功は25年間もの長い間迫害を受けてきましたが、真に修煉をしている人々は今もなおその信念を守り続けています。現在の社会で多くの混乱が起きていますが、どれが法輪功に関係しているのでしょうか?」と述べた。

 指名された弁護士は李さんの弁護を行い、「李さんはすでに『事実』を『認めた』ことになっているが、罪を認めていない」と述べた。李さんは75歳を超えており、重病(血圧220)を抱えていること、配布した資料は非常に少なく、社会に対する害はほとんどなかったことを指摘した。弁護士は、これらの事情を踏まえ、裁判所に、李さんに対する刑務所外の執行、執行猶予を求めた。

 最後に、李さんは自ら弁護し、「法輪功に罪はないです。私にも罪はありません。私はもう歳を取りました。孫とあなたたち警官は年齢がほぼ同じです。善悪ははっきり分かっています。家には息子も娘もいます。私は自分の行動に責任を持たなければなりません。良いこと、正しいことは子や孫に残したいです。悪いことや虚偽で人を害するようなことは後世に伝えてはいけません」と述べた。警官たちは頻繁にうなずいていた。全ての過程は約30分で、あっけなく終了した。

 12月6日、正午、裁判所と派出所の5~6人の関係者が李さんの家に行き、判決書(2024年遼0411興中145号を渡した。李さんは不当に懲役2年を言い渡され、2,000元の罰金が科された。裁判長は馬躍、裁判員は李震と李暁東、書記官は盛銘。裁判は 11月14日の午前、撫順市順城区裁判所で行われ、判決の日付は2024年12月3日だった。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/8/485877.html
 
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