中国法会|人を救うことは私の責任(二)
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文/中国山東省の大法弟子

 【明慧日本2025年1月2日】(前文に続く)

 二、真相紙幣で人を救う

 真相紙幣を使って人を救うことは、師父に認められているプロジェクトです。こういう人がいました。「真相紙幣は大きな力を持っている。足がなくても、千万戸を巡ることができる」と。真相紙幣を使い始めた当初、私は同修と交換して手に入れていました。後になって、印刷設備を持つようになると、同修の助けを借りながら、自分で紙幣に真相を印刷するようになりました。

 真相紙幣を印刷する過程は、自分の心を磨き、心性を向上させる過程でもあります。紙幣は一枚一枚チェックしなければなりません。破れているものは取り除き、汚れているものは洗って乾かし、その後、アイロンで平らにしてから印刷します。でも、これくらいは大したことではありません。本当に試されるのは、紙幣がプリンターの中に詰まったときです。それが起きると本当に面倒です。最初に使っていたのはキャノンのプリンターでしたが、カバーを開けることができないタイプでした。ある時、一枚の紙幣がプリンターの中に詰まってしまいました。前からも後ろからも見えず、どうにもならず、何とかしようと汗だくになりながら半日かけましたが、問題は解決しませんでした。

 どうしようもなくなり、技術担当の同修に助けを求めることにしました。同修は「私が行ってもどうにもならないよ。これはあなたの心性を磨くための試練だ」と言いました。家に戻り、ピンセットで紙幣を取り出そうとしましたが、それでもうまくいきませんでした。他の同修から「機械が故障したときは、まず心性を修め、それから機械を修理すべきだ」と言われました。その言葉を聞き、自分の執着心を探してみました。焦る心、物事を片付けようとする心など、さまざまな人心を見つめ直し、その後、法を暗唱しました。

 『洪吟二』の「難」、「千辛萬苦、十五年 誰か知る、法を正す苦と愁いを ただ衆生が救われる為に洪微出でずば、決して諦めず」を暗唱し終え、ボタンを押した瞬間、「シュッ」と紙幣が出てきました。そのときは驚きと喜びでいっぱいで、涙が溢れました。すぐに両手を合わせ、「師父、ありがとうございます!」と師父に感謝しました。

 真相紙幣は主に1元、5元、10元の小額面を使用しています。より多くの真相紙幣を使用するため、私は一つの店で多く買い物をせず、例えば100元の買い物をする場合、最初の店で30元分、次の店で40元分、他の店でも少しずつ買います。私が使っているのは小額面の真相紙幣なので、ある店で一度に多く使うと、レジ係に負担を与えてしまい、場合によっては受け取りを拒否されることもあります。そのため、面倒を恐れず、何度も足を運ぶことにしています。それで特に悪いことはありませんし、時には縁のある人と出会って真相を伝える機会が増えることもあります。

 特に中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行期間中、明慧ネットは疫病を避けて平安を守るための新しい内容が書かれた真相紙幣のテンプレートを提供しました。私はそれをタイムリーに印刷して使用しました。効果は非常に良かったです。あるレジ係は新しい内容が書かれた真相貨幣を目にすると、声に出して「天が共産党の滅亡を定めた。疫病は強い勢いでやってくる。早く党や団体を脱退せよ。誰が共に滅ぶことを望むだろう」と読み上げました。そして、「法輪功は本当にすごい。こんなに才能ある人たちがいるなんて驚きです!」と感嘆しました。私の家族や親戚も、真相紙幣を使って買い物をしています。

 今年の6月9日、すなわち端午節の前日の午後、私は用事を済ませるためにバスに乗って銀行に向かいました。バスに乗って間もなく、一人の若い女性が乗ってきました。彼女はスマホで運賃を支払おうとしましたが、何度試してもうまくいかず、現金も持ち合わせていませんでした。やむを得ず、周りの人に代わりに支払ってくれるようお願いし、その後スマホから送金する方法を提案しましたが、何人かに聞いても誰も助けようとはしませんでした。私たち大法弟子は、困っている人を助けることを心掛けています。私は彼女に「いくら必要ですか?」と尋ねると、「5元です」と答えました。それで、鞄から5元の真相貨幣を取り出して渡しました。すると彼女は「おばさん、それではスマホからお金を送りますね」と言いましたが、私は「スマホは持っていません」と答えました。彼女はさらに、「でもあなたとは初めて会いましたし、どうやってお金を返したらいいのでしょう?」と心配しました。私は笑顔で「最初から返してもらうつもりはありませんよ」と伝えました。そして、「明日は端午節です。ご両親があなたの帰りを待っていますから、早く支払いを済ませなさい」と言いました。

 バスは数駅進み、私はもうすぐ降りるところでした。そこで急いで彼女と彼女の娘に真相を伝え、三退を勧めました。このとき、私は本当に携帯電話を持っていませんでした。

 2018年6月30日に明慧編集部の記事『すべての大法弟子への注意事項』で、WeChatなどのアプリを削除するよう求められたので、すぐにその指示に従いました。それ以降、私の携帯電話は通話のみの機能を持つシンプルなものとなり、他の機能は一切ありません。師父もまた、携帯電話の安全性について法を繰り返し説かれています。そのため、外出時に携帯電話を持ち歩くことはありません。

 三、お金に執着せず、利益の心をなすく

 私は1940年代に、貧しい農家の家庭に生まれました。両親は一文字も読むことができません。兄弟姉妹が多かったため、親の手伝いや子守をする必要があり、11歳になってようやく小学校に入学しました。当時の年齢でいえば、すでに5年生であるべき歳でした。そのころ、我が家から学校まで約5キロメートルありました。春夏秋の3季節には、家を出るときは裸足で歩き、靴を手に提げていきました。学校の門に到着してから靴を履き、放課後、学校の門から出ると再び靴を脱ぎ、裸足で帰りました。当時の道は現在のように舗装されていませんでした。砂利道を毎日歩き続けるうちに、足の裏には厚いタコができました。長年の貧しい生活になれたため、私は普段の生活で節約する習慣が身についており、生活条件が良くなった後でも、お金を大切に扱っていました。できるだけ金を使わないように努力していました。

 法輪大法を修煉してから、私の世界観は根本的に変わり、人生の真の意味を悟りました。それ以来、名声や利益、金銭への執着が薄れました。物を買うときも、かつてのように細かく値段を気にすることはなくなりました。同修と真相紙幣を交換するときに、たまにお金が不足することがあっても、私は黙って補充しています。逆に買い物で相手が多くお釣りをくれることもありますが、そのときはしっかり返しています。

 私の子どもたちは、常人の目には羨ましい職場で一定の地位についています。私はよく彼らに「不義の財を貪ってはならない」と言い、損得についての道理を教えています。私自身も、正当な手段で得られないものは一切受け取りません。古人はこう言いました。「志士は盜泉の水を飲まず、廉者は嗟來の食を受けず」

 ましてや私は大法を修める者であり、古人よりもさらに良い行いをすべきです。それでこそ大法の師父の弟子としてふさわしくなります。師父は「失わなければ得られない」という法理を説かれています。修煉者は徳を守らなければならず、他人を害して自分が利益を得るような、徳を失う行いを決してしてはなりません。大法を修められることは、本当にこの上もない幸いです!

 次元に限りがあり、不適切な箇所があれば、どうか慈悲をもってご指摘ください。

 師父に感謝いたします!

 同修に感謝します!

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/8/484395.html
 
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