河北省の郄小社さん夫婦、迫害により死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2025年1月3日】(河北省=明慧記者)河北省行唐県の郄小社(けいしょうしゃ)さんと妻の張栄傑(ちょうえいけつ)さんは、法輪功を学んでいたため不当にも2004年11月に連行された。行唐県裁判所は、それぞれに懲役9年の実刑判決を下した。夫妻は出所後も絶え間ない嫌がらせを受け続け、2022年10月に張さんは66歳で、2024年8月に郄さんは69歳で、冤罪が晴れぬままこの世を去った。

  郄さんは行唐県国税局の幹部で、妻の張さんは交通局第一運輸会社の職員だった。2人は法輪功を学び始めて心身ともに恩恵を受けた。1999年7月20日に法輪功への弾圧が始まったため、郄さん夫妻と行唐県の法輪功学習者(以下、学習者)は北京へ陳情に赴いたが、定州市公安局に拘束され、行唐県公安局に連れ戻された。郄さんは、国税局で3日間の「転向」を強いられた。そして同年秋、行唐県公安局に逮捕され、迫害を受けた後、解放された。 

 2000年夏、行唐県公安局の呂国法、劉朝勤、韓国良らによって郄さん夫妻は行唐県留置場に連行され、50日以上も迫害された。その間、警官の劉朝勤と韓国良に暴行され、2人とも3千元(約6万円)の罰金を支払わされたが、領収書は発行されなかった。 

 2001年3月、張さんは警官の呂国法、韓国良、楊会敏らによって行唐県留置場に連行され、1カ月間迫害を受け、4月末に釈放された。同年12月27日、国税局にいた郄さんは、呂国法や韓書会、厳建偉らによって石家荘労働教養所第5分隊に連行され、18日間の迫害を受け、3千元(約6万円)の罰金を支払わされた。 

 2002年4月4日から5月14日にかけて、郄さんは再び呂国法、韓書会らに石家荘労働教養所第5分隊に連行され、42日間迫害された。同年5月、張さんが湖北省の親戚を訪ねた際、呂国法、楊会敏、交通局の田建軍によって連行され、行唐県党校で1カ月間迫害された。同年冬、張さんは呂国法、張聡輝らによって行唐県留置場に連行され、1カ月間迫害され、5千元(約10万円)の罰金を支払わされた。 

 2004年旧暦10月1日、郄さん夫妻は行唐県県委員会の前で、厳建偉、呂国法が率いる数十人の警官に連行され、留置場で1年間迫害を受けた。その後、行唐県裁判所により、それぞれ懲役9年の実刑判決を宣告された。

 張さんは石家荘女子刑務所に収監され、迫害によって左目が失明し、右目の視力は0.1程度まで低下した。2007年から2009年の間に何度も医療仮釈放を求めたが、行唐県公安局の局長・李叢剛、副局長・王国軍、竜州分局分局長・米立剛に拒否された。 

 郄さんは公職を解雇され、河北省冀東刑務所に収監された。迫害により腰椎椎間板ヘルニアや重度の糖尿病を患った。出所後、生活の経済的な支援がなく、郄さん夫妻は生計を立てるために働かなければならなかった。しかし警官の嫌がらせが絶えず、2022年10月に張さん、2024年8月に郄さんは亡くなった。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/13/486022.html
 
関連文章