【明慧日本2025年1月5日】河北省廊坊市在住の法輪功学習者・付新華さん(60代女性)は、法輪功を実践したため、2024年12月9日、安次区裁判所に懲役1年の不当判決と1,000元の罰金を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2023年5月26日、付さんは食料品の買い物から帰宅する途中、法輪功迫害の事実に関する情報のステッカーを貼った。誰かが付さんの家まで尾行し、警察に通報した。すぐに北史家務派出所の警官が到着し、付さんの家を家宅捜索し、付さんのパソコンとプリンターを押収した。彼らは付さんを派出所に連行して尋問し、その後、廊坊市拘置所に移送した。
翌日、付さんの夫は派出所に行き、妻の釈放を求めたが、無駄だった。その後、付さんの夫は廊坊市警察に訴えた。そこの警官は、付さんには逮捕状が発行されており、付さんの事件はもはや自分たちの管轄ではないと嘘をついた。付さんの夫は安次区検察庁に行き、付さんに対する逮捕状は発行されていないことを知った。
北京で働く付さんの息子は仕事を休み、5月28日に母親の釈放を求めて廊坊に戻った。北史家務派出所の警官は付さんの息子をこの事件を担当した安次区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の女性警官・董を紹介した。
付さんの息子は国保を訪れたが、董は電話に出ず、テキストメッセージにも応答しなかった。付さん家族は約2時間そこに留まり、その後安次区検察庁に向かった。受付係は検察庁は付さんの事件を受け取っていないと言った。
6月13日に、付さんは釈放され、自宅監視下に置かれ、龍河派出所が付さんの監視を任された。
10月29日、付さんを尋問のため北史家務派出所に連行した。その後、付さんは帰宅を許可された。2023年12月に6か月間の自宅監視期間が満了した後、さらに6か月延長された。
昨年3月13日午前10時過ぎ、上記の派出所の警官が付さんを4つの病院に連れて行き、身体検査を行った。検査の結果、4つの主要な健康指標が正常範囲外であることがわかった。付さんは午後4時過ぎに帰宅させられた。
8月に、警察はようやく事件を安次区検察庁に提出した。付さんは起訴されたが、起訴された日付は不明。11月13日、数人の裁判所職員と警官が付さんを裁判所に連行した。彼らは付さんに特定の書類に署名するよう命じたが、付さんは拒否した。その後、裁判所職員は付さんに同行して裁判所に来た付さんの夫に付さんに代わって署名させようとしたが、付さんの夫も拒否した。
付さんは12月9日に裁判にかけられ、審理の最後に判決が下された。付さんはすぐに地元の拘置所に連行されたが、高血圧が判明したため付さんは入所しなかった。付さんは午後8時半に帰宅を許可された。この記事の執筆時点で、付さんは再び拘留され、服役するかは不明である。