【明慧日本2025年1月8日】黒竜江省ハルビンの法輪功学習者・董文成さん(60歳前後、男性)は医者である。村の人々はとても良い医者だと評価していた。しかし、董さんは法輪功を学び続けているとして、中国共産党による長期的な迫害をされたため、昨年11月24日にこの世を去った。董さんが亡くなった後、多くの村民は無念の涙を流し、「こんないい医者がどこにいるだろうか」と言った。
董さんは、ハルビン双城区蘭陵鎮在住。董さんは長年医者として、地元の鎮で診療所を開き、患者に家族のように接し、医療費を合理的に受け取り、特に生活上貧困な患者には、より少ない治療費で、あるいは無料で治療をしていた。患者たちは絶えることなく、受診に来たり、薬を買うために訪ねてきた。董さんの高潔な医療倫理と精緻な医療技術に患者は感動した。
董さんが人々の信頼を得たのは、法輪功の「真・善・忍」の基準に従って、善人であること、より良い人であることを自分に要求しているからである。しかし、このような善良な人が、中国共産党による法輪功を迫害する過程で、25年間迫害されてきた。
以下は、中国共産党による董さんへの迫害の事実を簡単にまとめたものである。
2001年12月3日、蘭陵鎮政府の職員は、洗脳班で迫害するために董さんを連行したが、解放したとき、2000元と3つの不動産の登記簿の提出を強要した。
2002年、董さんは法輪功への迫害停止を求めに行ったが、連行された後、5、6カ所の拘置所に移送され、その後双城拘置所に戻された。迫害に抗議するために断食を行ったが、灌食された。拷問を受けたため、解放されるときには瀕死の状態だった。帰宅後、董さんは長い間、村の幹部に監視されていたため、放浪生活を余儀なくされた。
2024年4月16日、董さんは法輪功の冤罪を訴えるために再び北京に行き、再び連行された。双城拘置所で拷問を受け足を骨折した。董さんは痩せ細っていたため、拘置所は董さんの死を恐れて帰宅させた。
董さんは不当に2年間の労働教養処分を科された。長林子労働教養所での拘禁されていた時、董さんは、殴打、逆さ吊り、スタンガンによる電気ショック、真冬に全身に冷水をかけられる等の十数種類の拷問を受け、その結果、脳震盪を起こし、精神障害を負った。
拷問イメージ図:逆さ吊り |
拷問のイメージ図:冷水を浴びせる |
2016年5月6日、蘭陵鎮のスーパーマーケットで買い物をしていた董さんは警官に連行され、双城拘置所に送られ、15日間拘束された。5月6日当日、黒竜江省公安庁の孫永波、ハルビン市政法委の書記・王暁渓、ハルビン市公安局長・任瑞晨、同省副省長・王憲魁の指示のもと、双城区公安局副局長・李樹志、610弁公室・謝殿臣は双城区各郷、鎮の江沢民を告訴した法輪功学習者の名簿を持って、学習者を一斉に連行した。双城区で少なくとも49人の法輪功学習者が連行された。
董さんは長年にわたり、警察や政府の職員から頻繁に嫌がらせや脅迫を受けてきた。息子によると、「父は常に連行されるのではないかと心配していて、安心して眠ることも食事を摂ることもできなかった」と話した。董さんは昨年11月24日、このような想像を絶する大きなプレッシャーの下で亡くなった。
董さんが亡くなった後、董さんを知っている人や、董さんの治療を受けたことのある多くの村人たちは、「董先生のような高徳と医療技術を持った名医を見つけるのは難しすぎる」と涙を流した。