瀋陽市の関成林さん 秘密裏に収監される
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 【明慧日本2025年1月10日】今年11月下旬、冤罪によって懲役7年6カ月の判決を受ける遼寧省瀋陽市法庫県の70代の法輪功学習者・関成林さんを、家族に通知することなく瀋陽市第二刑務所に移送して迫害した。家族は瀋陽市中級裁判所に「申立書」を提出して、関さんのために引き続き訴えている。

关成林

関成林さん

 関さんは、法庫県秀水河子鎮喇嘛営子村に在住し、1997年に法輪大法の修煉を始めた。修煉を始めた当初、健康を増進して身体を鍛えることを目的としていた。修煉を通じて、それまで抱えていた体の不調がすべて良くなり、心身に大きな変化が現れる。

 真相動画を転送することで、中国共産党関係者により陥れられる

 2023年8月29日、関さんが法庫県公安局秀水河派出所の警官により連行され、取り調べを受け、不当に法庫県の拘置所に拘禁された。その後、瀋陽市公安局瀋河支局の警官が、関さんの身分証IDの登録情報、再生回数リスト、および音声や動画資料を発見した。

 2023年9月28日、瀋陽市遼中区検察院が逮捕を認めない決定を下した。関さんは不当に刑事拘留されてから1カ月後に釈放され、自宅に戻ったが、引き続き居住監視下となった。

 その後、2023年12月25日と今年2月26日に、秀水河派出所の担当警察官である馬天龍と郭暁亮が2回にわたり関さんの住居を訪れ、関さんが使用した2台の携帯電話だと「特定」し、動画を転送したと主張した。

 今年3月27日、法庫県公安局は関さんを陥れるために、遼寧省新民市検察院に起訴状を提出した。7月10日、関さんが再び担当警察により連行され、新民市の拘置所に拘禁された。

 7月30日、関さんが新民市裁判所で不当な裁判を受けた。さらに8月22日、新民市裁判所で懲役7年6カ月の判決を受けた。すぐに関さんは沈陽市中級裁判所に控訴し、10月28日、二審の裁判所が冤罪を不当に維持した。

 家族には通知されず、関成林さんは不当に拘禁された

 11月20日、関さんの家族が新民市の拘置所に連絡し、11月14日に新民市裁判所が冤罪による服役命令を下したことを知った。家族は関さんにできるだけ早く会うために拘置所へ行こうとしたが、拘置所は故意に会見を遅らせ、半月後でなければ会えないと言われた。しかし、9日後、再度会見の時間を確認するために拘置所に連絡したところ、なんと「もうここにはいない。どの刑務所に移送されたかはわからない」と告げられた。そこで家族は、拘置所で口座残高を調べると、すでにゼロになっていたことがわかった。

 多方面に相談した結果、家族は最終的に遼寧省刑務所管理局に電話をかけ、関さんが瀋陽第二刑務所第14監区に拘禁されていることを確認した。家族が電話で問い合わせると、14監区は新生大隊であり、1カ月後でないとお金を預けることができず、3カ月間は面会もできないと言われた。

 関さんが刑務所に投獄された後、刑務所側は監獄法に基づき、家族に「収監通知書」を送付することなく、他の方法でも家族に通知は行われていない。家族は、刑務所の関係者が「監獄法」に違反していると考えている。現在、家族は関さんが入獄後の一切の情報を得ておらず、家族や親しい人々は心配し、70代の高齢の関さんの冤罪による状況を非常に気にかけている。

 12月11日、家族は最終判決を下した瀋陽市中級裁判所に「申立書」(訳注:上訴資料)を提出し、関さんのために法により訴え続け、法的な説明を求めている。このようにして、関さんに対する不当な判決と裁定を撤回し、無罪判決を下すよう要求し、彼の正義と自由を取り戻すことを求めている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/19/486275.html
 
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