【明慧日本2025年1月13日】吉林省公主嶺市の法輪功学習者・鄭淑芹さん(63歳女性)が、2024年8月30日に法輪功迫害の真相を伝える中で不当に連行され、懲役3年の不当判決を下されたことが最近明らかになった。現在、鄭さんは控訴している。公主嶺市の法輪功学習者・范春華さん(72歳女性)も懲役6カ月の判決を下され、さらに別の法輪功学習者も、懲役8カ月を宣告された。
報道によると、2024年8月16日に延吉から公主嶺に戻った鄭さんは、8月30日に公主嶺市の呉小舗市場で法輪功迫害の真相を伝える中、中国共産党の虚言に騙された人に通報された後、警官に尾行され、不当に家宅捜索を受けた。その後、公主嶺市拘留所に15日間、拘禁されたが、鄭さんは修煉しないことを約束する文書に署名することを拒否したため、公主嶺市の留置場に移送された。
同年4月27日、范春華さんが自宅で連行され、大法の書籍やプリンターなどの物品が不当に押収された。報道によると、范さんは日中に法輪功迫害の真相ポスターを貼りつけていた際、悪意を持った人に通報され、中共の工作員に約半年間尾行されていたという。范さんは公主嶺市の留置場に不当に拘禁されている。
1953年10月生まれの范さんは、一中の元教師であった。彼女は1995年8月に法輪功を学び始めた。修煉を始める前には多くの病気を患っていたが、修煉を通じて自らを大法で律し、まもなく奇跡のようにすべての病が治った。職場では名利を追求せず、寛容な態度で人々に接し、家族や周囲の人々に善意を持って接していた。その結果、家庭は円満となり、仕事においても辛抱強く取り組み、上司や同僚からの信頼を得ていた。
2002年、范さんは不当に1年間の労働教養を科され、吉林省女子労働教養所に収容された。范さんは労働教養所の第七大隊第五小隊に配属され、そこで強制的な洗脳や「転向」を受けた。法輪功学習者は自由に話をすることが許されず、監視役に見張られていた。労働教養所は利益を追求するため、収容者に長時間の過酷な労働を強制し、休息日もなかった。毎朝5時に起床し、夜8時過ぎまで作業を続けることが日常であり、時には夜10時を過ぎるまで残業をさせられることもあった。また、毎日プラスチック製の小さな椅子に強制的に座らされ、その結果、臀部がただれるほどの苦痛を受けた。
労働教養所の作業場の環境は非常に劣悪であった。例えば、鶏の羽毛を使って羽根付きシャトルコックを作る作業では、鶏の羽毛が舞い散り、息苦しいほどであった。また、接着剤で羽毛を貼り付ける際には強烈な臭気が漂い、有毒な物質を大量に吸い込む日々が続いた。夏には、40~50人が小さな作業場に詰め込まれ、息苦しいほどの暑さに耐えながら作業をさせられた。毎朝の洗面時間はわずか10分で、数カ月間一度も入浴することが許されなかった。ある時、真冬に一度だけ入浴の機会が与えられたが、使用できたのは冷水のみで、極寒の中で体が震え、歯がガタガタと鳴るほどの寒さであった。入浴後、布団に倒れ込むと体が冷え切って震えが止まらなかった。
今回、范さんが連行された後、彼女の家族は大きな打撃を受けた。当時、彼女の父親が亡くなったばかりであり、高齢の母親は范さんを心配し、日々涙に暮れていた。夫もその影響で体調を崩し、息子は学業に支障をきたし、しばしば食事が摂れず、やせ細って目ばかりが目立つほどになった。
明慧ネットの報道による統計によれば、2024年には少なくとも5691人の法輪功学習者が連行や嫌がらせを受け、164人が迫害によって命を奪われた。また、765人の学習者が中共により不当判決を受けた。(2024年に542人、2023年に186人、2022年に20人、2021年に9人、2020年に6人、それ以前の年に2人)。その中には、10年~13年の懲役を科された学習者が8人含まれている。
吉林省長春市農安県では、蘇秀福さんが不当に懲役13年、徐亜芬さんと尹桂英さんがそれぞれ懲役12年の判決を下された。