2024年 164人の法輪功学習者が中共の迫害によって死亡したことが判明(その三)
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 【明彗日本2025年1月16日】(前文に続く)

 二、迫害により精神異常及び生前精神病院で迫害された事例

 事例1 瀋陽市の邢安梅さん 7年間拷問を受け、精神障害を患い死亡

 瀋陽市の学習者・邢安梅さんは、酷い拷問によって精神異常になり、7年後の2024年2月22日に死亡。享年67歳。

邢安梅

邢安梅さん

 2017年4月14日、1年間刑務所に拘禁された邢さんは解放されたが、怯えた表情で家族たちの前に現れた。家に戻った後、邢さんは意識が朦朧とし、ふらふらと歩き、友人や家族さえも認識できなかった。 邢さんは昼も夜も大声で叫び、走り回り、人を殴ったり罵ったり、家の中の物を外へ投げ捨てたり、自分の子供さえも認識できなかった。邢さんはたまたま「法輪功学習者は毎日薬を飲まされている」と喋っていた。

中共迫害示意图:强制灌药

中共迫害のイメージ図:不明な薬物を強制的に飲ませる

 邢さん夫婦と娘の3人は、法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴し、訴状を最高裁判所、最高検察庁に郵送したことへの報復だった。2016年4月14日、3人は市大東区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。

 上園派出所で、邢さんは警官にひどく殴られた。その後、邢さんは密かに大東区裁判所から懲役1年と罰金5000元、夫の孫德坤さんは懲役2年6カ月と罰金1万元、娘の孫鴬鴬さんは刑務所外での執行1年の強制管理と罰金2000元の判決を言い渡された。

中共酷刑示意图:锁地环

中共の拷問イメージ図:地面のリンクに手錠と足枷をかけられる

 瀋陽市留置場で、邢さんはひどい暴行を受け、薬を強制的に飲まされ、独房に閉じ込められた。迫害された邢さんは歯が抜け落ち、地面のリンクに手錠と足枷をかけられていた。看守は4人の受刑者に邢さんを殴るよう指図した。その結果、邢さんは迫害によって精神異常になってしまった。

 事例2 武漢市の学習者・李春連さん、不当に精神病院に拘禁され拷問により死亡

 湖北省武漢市江夏区の学習者・李春連さんは2024年11月11日、迫害により死亡。李春連さんは亡くなる前、武漢市万済精神病院で8カ月間にわたり薬物による迫害を受けていた。

酷刑演示:打毒针(绘画)

拷問のイメージ図:不明の薬物注射(絵画)

 2022年6月16日、李春連さんなど5人は、学習者の陳俊さんの自宅で江夏区紙坊派出所の警官により連行された。李春連さんと陳俊さんは武漢市万済精神病院に送られ迫害を受けた。陳さんは不明な薬物を投薬され、心臓病の症状が出てステントを入れられた。同年9月25日、洪山区裁判所は陳さんに裁判を開き、懲役7年6カ月の不当な判決を宣告した。

 2022年10月初旬、家族が万済精神病院を訪問した際、李春連さんが非常に痩せ細り、家族を認識できない状態になっていることに気づいた。その後、家族の尽力により、李春連さんは8カ月間の精神病院での迫害を経て2023年4月8日に家族の元へ戻された。

 しかし、障害を持つ息子の世話が必要だった李春連さんは、痩せた身体を引きずりながらも仕事に出る必要があった。そして2024年11月11日、突然亡くなった。李春連さんは連行される前は非常に健康だったため、その死は万済精神病院での薬物迫害と直接的な関係があるとされている

 事例3 ハルビン市の医者・董文成さん 迫害により死亡

 黒竜江省ハルビンの学習者・董文成さん(60歳前後、男性)は医者である。村の人々はとても良い医者だと評価していた。しかし、董さんは法輪功を学び続けているだけで、中共による長期的な迫害をされたため、昨年11月24日にこの世を去った。董さんが亡くなった後、多くの村民は無念の涙を流し、「こんなにいい医者がどこにいるだろうか」と言った。

中共酷刑示意图:“倒挂”

拷問イメージ図:逆さ吊り

 董さんは不当に2年間の労働教養処分を科された。長林子労働教養所での拘禁されていた時、董さんは、殴打、逆さ吊り、スタンガンによる電気ショック、真冬に全身に冷水をかけられる等の十数種類の拷問を受け、その結果、脳震盪を起こし、精神障害を負った。

 事例4 北京の劉勝志さんと家族 生前精神病院で迫害された

 北京市房山区の学習者・劉勝志さんと家族は、法輪功を修煉しているとの理由で、中共に長期間迫害されてきた。劉さんは、かつて中共の関係者にバネのついた鞭で全身を打たれ、スタンガンで性器に電気ショックを受け、その結果、排尿ができなくなり、長年正常に体内の水分を排泄できなくなり、体のむくみがどんどん深刻になり、2024年7月17日、冤罪を負ったまま70歳で亡くなった。

 劉さんの2人の姉、劉鳳霞さん(72歳)と劉志霞さんもそれぞれ2020年と2024年に冤罪を負って死亡した。度重なる労働教養処分と心身への深刻な傷害の結果である。

酷刑演示:鞭子抽打

拷問実演:鞭で打つ

 劉さんの妻である蘇秀栄さんは、法輪功と創始者について公正な意見を述べるために何度も上京しており、そのために周口店精神病院、薬物更生施設、拘束所、洗脳班、市区の留置場、労働教養所(1年間)に拘禁された。2006年2月、再び連行され、後に不当に懲役5年6カ月の判決を言い渡され、女子刑務所に収容された。拘禁中、蘇さんは強制的な洗脳、暴行、電気ショック、強制灌食、不明な薬物注射などを受け、何度も崩壊して気絶した。ある時、蘇さんは暴行により意識が朦朧とし、かろうじて次のような言葉を聞いた。「俺ら警察は、お前が言わなくてもお前が蘇秀栄であることは分かっている! 教えてやろうか、上からの指示があるぞ! 法輪功の人を殴って死んでも構わない、誰も知らないぞ!」

 2022年、劉さんは懲役2年、罰金2000元(約4万円)、妻である蘇さんは懲役3年6カ月と罰金4000元(約8万円)の不当な判決を言い渡された。

 劉さんの姉である劉鳳霞さんは、法輪大法の修煉を貫いたため、連行・拘禁され、労働教養を受け、精神病院に収容されるなど、数々の拷問を受けた。法輪功の無実を訴えるために北京に行った際、警官により単独で小屋に閉じ込められ、バネのついた鞭で打たれ、頭から足まで電撃されたため、全身黒くなり、膝の皮膚は焦げてしまった。1999年12月初旬、劉鳳霞さん、劉勝志さん、蘇秀栄さんなど68人の法輪功学習者が周口店精神病院に連行され、そこで非人道的な拷問を受けた。劉鳳霞さんは2020年、無念のうちにこの世を去った。

 (続く)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/3/487814.html
 
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