映画『国有臓器』は中共の生体臓器収奪の実態を伝え、台湾の観客を目覚めさせる
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 【明慧日本2025年1月17日】(台湾=明慧記者)中国共産党(以下、中共)による生体臓器収奪を暴いたドキュメンタリー映画『国有臓器』は、2024年10月から台湾全土で上映され続けている。中共から脅迫状が送られ続けているが、台湾の観客は熱狂的な反応がある。この映画は台湾全土で300回近く上映され、より多くの人々に中共の邪悪な本質を認識させている。 2025年1月11日、この『国有臓器』は台湾の雲林県労働者レクリエーションセンターで、再び上映され、上映後に討論会が開催された。

 討論会で観客の活発な交流

 映画の上映後に討論会が開催され、雲林科技大学企業管理学科の副教授である俞慧芸博士が司会を務めた。講師としてアメリカのノートルダム大学で法学修士号を取得し、元軍事地検署の検察長を務めた李正雄氏、雲林科技大学財務金融学科の修士・博士課程教授であり、『思与言』誌の編集長でもある鄭政秉博士が登壇し、観客との交流が行われた。討論会は成功裏に終了した。

 李正雄氏は、「『国有臓器』の上映が始まると、中共から無数の脅迫を受けました。脅迫状の内容には、爆弾を仕掛ける、火炎瓶を投げる、侵入して人を斬る、射殺する、無差別銃撃で血の海にする、といった恐ろしいものが含まれていました。これらは主催者に対して映画の上映を阻止しようとする中共の企みでしたが、主催者は恐怖を乗り越え、正義を貫いて中共のによる法輪功迫害の実態を明らかにするため、上映を継続しました」と述べた。

图1:前军事地检署检察长李正雄与观众座谈。

討論会で発言する元軍事地検署の検察長の李正雄氏

 李正雄氏は、中共の軍医である鄭治氏が台湾を訪れた際に暴露した内容を紹介した。それによると、かつて軍の病院から彼に対して、「戦時に台湾の人々の臓器を中共の負傷兵に移植する計画、つまり『島を残して人を残さない』という計画」を立案するよう求められたという。さらに、鄭治氏は中共が学習者から生体臓器収奪をしている実態を明らかにし、次のように述べた。「あなたたち台湾人はあまりにも善良すぎる。中共は人を『消耗品』として扱い、台湾人を法輪功学習者と同様に見なしています。台湾の人口はたったの2.300万人で、島を残して人を残さないことなど彼ら(中共)にとっては大したことではないのです」と証言した。

 鄭治氏は、中共が自国の「若い兵士」に対しても極めて残忍で非人道的な手段を用いていることを暴露した。彼の証言によれば、ある中共高官が眼疾患を患った際、軍病院で視力が優秀な飛行士の目を摘出するかが会議で議論されていた。そして、選ばれた飛行士は何の躊躇もなく捕えられ、生きたまま目を摘出された。その手法は極めて残虐で、映画にも登場した18歳の兵士がその一例です。麻酔を使わずに喉をきられ、叫ぶことすらできない状態で臓器を摘出され、極度の苦痛を受けたという。鄭治氏は、「中共は自国の若い兵士ですらこのように扱っています。軍内部では長官に秘密裏に臓器を提供するため、生体臓器収奪がすでに行われています。法輪功学習者に対してはさらに容赦なく、でっち上げた罪状を押し付け、弾圧して臓器を大量に摘出しているのです」と話した。

 観客が映画館を貸し切り、上映の追加を求める

 ある観客がこのような質問をした。「現在、多くの人が中共に対して麻痺しており、洗脳が深刻です。さらに、安逸に浸り、台湾の危機に無関心なのはなぜでしょうか?」

 劉正雄教授は、「あまり悲観的にならないでください」と答えた。そして続けて次のように述べた。「この映画を見た多くの観客や若者が、自分の責任に気づき、立ち上がって支持の声を上げています。中には映画館を貸し切る形で応援する方もいます。この流れは確実に続いており、今日は高雄で50代の台湾人が映画館を貸し切りました。雄獅映画会社の責任者である管氏は、討論会に参加するために高雄に向かいました」と述べた。

 「邪は正に勝てないというのは永遠の真理です」

 劉正雄教授はさらに、「台湾は民主、自由、平和な地であり、 善良で安楽な地です。台湾の人々は神を信じています。神は必ず台湾を守ってくださるでしょう。神は武力ではなく、思想の力で中共を解体します。私たちは『天が中共を滅ぼす』を信じていますし、台湾が中共に支配されることは絶対にないと信じています。古来より、神は常に私たちを見守ってくださっているのです」と語った。

  劉正雄教授は続けて、「法輪功が提唱する『真・善・忍』の力は、社会を強くする大きな力です。この力が、江沢民が武力で台湾を統一しようとする考えを断念させました。私は、善の力が必ず悪を打ち負かすと信じています。邪悪は正義に勝てません。これが真理なのです。だから、共産党は非常に恐れています! 非常に恐れています! なぜなら、私たちには神が味方してくださっており、『邪は正に勝てない』という真理は永遠に揺るぎないものだからです」と述べた。

 劉正雄教授は最後に、観客に2冊の本『鉄証如山(動かぬ証拠が山ほどある)』と『共産党についての九つの論評』を推薦した。彼は、「『共産党についての九つの論評』は共産党の本質を完全に暴露しています。これはぜひ読む価値のある本です。インターネット上でも電子書籍があります」と紹介した。

 「立ち上がり支持し迫害の実態を暴露する」

 鄭政秉博士は、「この映画は成功しています。 とてもいいことです! とても感動しました」と話した。そして親指を立てて、「私たちは法輪功学習者、『大紀元時報』、『希望の声』、その他快く報道してくれたメディアにとても感謝しています。 皆さんはとても注意深く、無私無欲で、本当に素晴らしいです」と賞賛した。

图2:云林科技大学财金系硕博班教授郑政秉博士

『思与言』誌編集長の鄭政秉博士

 鄭政秉博士はさらに、「私たち一人ひとりがこの精神を学び、立ち上がって支持し、迫害の実態を明らかにする勇気を持って中共と対決しょう」と呼びかけた。

 観客「より多くの人々にこの映画を支持するよう伝えてください」

 ロータリークラブのメンバーである蔡函霖さんは、友人の招待を受けて映画の鑑賞に訪れた。彼女は、「深く感動しました。とても心に響き、法輪功学習者の皆さんを非常に敬服しています。これまで彼らが迫害を受けているとは聞いていましたが、その理由がわからず理解できませんでした。ようやく今、それがはっきりと分かりました」と述べた。

图3:扶轮社成员蔡函霖认为这部电影真的可以救台湾。

映画を鑑賞したロータリークラブのメンバー蔡函霖さん

 蔡函霖さんは、「この映画を推進するボランティアになるべきだ」と考えており、「台湾の全ての人がこの映画を見るべきです」と語った。そしてこう続けた。「今はまだ迫害を受けている人たちを直接救うことはできませんが、私たちはボランティアとして支援し、彼らを救うための行動を起こすべきです。それが私たちのすべきことです」。 彼女はさらに、「この映画は本当に台湾を救い、中国の法輪功学習者を救い、私たち自身、そして子どもや家族、親しい友人を救う力があります。帰宅したら、もっと多くの人にこの映画について伝え、皆がこの映画を注視し、支援するよう促したいと思います」と述べた。

 ある保護者は次のように語った。「今回の討論会は非常に成功しました。多くの教授の発表を通じて、多くの若い学生や観客が民主主義、自由、人権を守る重要性に共感を覚えました。うちの子どもが自分からこう言いました。『お母さん、『国有臓器』の映画のURLを送ってください。同級生や今回来られなかった友達に見せたいのです。自分のグループチャットやFacebookでもシェアして、もっと多くの人に見てもらえるようにします。これは本当に重要なことです。私たちは積極的に行動を起こし、国を守り、民主主義、自由、人権を維持する責任があります。安逸に流されてはいけません』」

 観客の育冠さんは、「上映会と討論会は非常に成功しました」と言った。彼によれば、友人が1週間前に海外メディアの虚偽報道を目にしていたが、この映画を観た後、何が真実かを明らかに理解し、さらに法輪功の修煉方法についても質問したという。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/14/488325.html
 
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