【明慧日本2025年1月21日】吉林省舒蘭市(じょらん-し)在住の法輪功学習者・趙金蘭さん(60代後半〜70代女性)は、法輪功を学んだため、2023年5月9日、中共当局に不当連行された。2024年12月下旬、趙さんは当局に懲役3年の不当判決を言い渡された後、現在、吉林省女子刑務所に拘禁されている。最近、明慧ネットによってこの情報が確認された。この記事の執筆時点で、趙さんに対する起訴、裁判、判決の詳細は明らかではない。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。30代前半の頃、1人暮らしの未亡人・趙さんは、10代の息子を1人で育てているうちにうつ病になった。趙さんは法輪功を学んだ後、すぐに回復した。趙さんは両親の面倒をよく見、兄弟からも尊敬されていた。
過去に受けた迫害
趙さんは2018年5月3日、法輪功迫害の事実に関する情報を記載した横断幕を掲げたとして不当に連行された。警察は趙さんのパソコン、プリンター、コピー用紙を押収した。翌日、趙さんは吉林市留置場に連行され、8月23日に舒蘭市裁判所で裁判を開廷された。その後、趙さんは懲役1年6カ月、執行猶予2年の判決を受け、9月29日に釈放された。
趙さんは2019年11月11日と2020年9月にもさらに2度連行され、2019年には5日間、2020年には10日間、洗脳班に拘留された。
11人の住民に不当判決
2020年以降、舒蘭市に住む少なくとも11人の法輪功学習者が、同じ信仰を理由に、舒蘭市裁判所に不当判決を言い渡された。
2019年12月19日、朱兆水さん(70歳男性)、孫麗梅さん(55歳女性)、朱麗傑さん(女性)は、舒蘭市裁判所で裁判を開廷された。朱兆水さんと孫さんはそれぞれ懲役3年6カ月を宣告された。朱麗傑さんは懲役2年(執行猶予2年)の不当判決を受けた。
2022年11月下旬に孫淑芬(女性)は、裁判所に懲役2年と2000元(約4万円)の罰金を言い渡された。
2023年4月上旬、陳慶蘭さん(71歳女性)は、懲役2年と3000元(約6万4000円)の罰金を言い渡された。
2023年7月27日と10月26日、姜艶萍さん(女性58歳)、劉敏傑さん(70代女性)、趙長艶さん(66歳女性)は、裁判にかけられ、2024年2月頃に判決が下された。姜さんは懲役5年、趙さんは懲役3年6カ月、劉さんは懲役3年(執行猶予4年)の不当判決を言い渡された。
2023年12月、劉英華さん(66歳)は懲役1年(執行猶予1年)を宣告された。
2024年8月頃、楊興理さん(男性)は懲役3年6カ月を宣告された。
2024年12月、張金華さん(58歳女性)は懲役1年6カ月(執行猶予2年)を宣告された。