山東省煙台市の78歳の楊興栄さん 実刑判決を受ける
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 【明慧日本2025年1月23日】山東省煙台市芝罘区に住む法輪功学習者・楊興栄さん(78歳女性)は濡れ衣を着せられ、連行され、懲役1年3カ月の判決を言い渡された。

 2024年5月9日午前、楊さんは自宅から芝罘区公安分局の国内安全保衛部門と南山路派出所の警官に連行された。同日、警官は10数人の法輪功学習者を連行した。楊さんは煙台市留置場に送られ拘禁されたが、8月上旬に逮捕許可が出された。

 12月25日午前9時、芝罘区裁判所は、楊さんに対して不当裁判を行なった。法廷で楊さんは、法輪功を学んでより良い人になる努力をし、罪を犯していないと話した。北京からの弁護士も法廷で法律に基づき、楊さんの無罪を主張した。親族6人は法廷で傍聴した。その日、裁判官は裁判の結果を宣告しなかった。

 煙台市芝罘区の法輪功学習者・劉文萍さん(67)も、その日に連行され、懲役1年の判決を受けた。

 楊さんは1996年4月、法輪功を学び始め、真・善・忍に従って自分を要求し、名、利、情を淡泊にし、他人のことを優先に考え、トラブルに遭遇した時は自分の問題を探すようになった。勤め先で仕事を真面目にやり遂げ、上司や同僚の賞賛と尊敬を得た。法輪功を学ぶ前の楊さんは、体が弱く、腰椎椎間板ヘルニア症と右下腹部の痛みを患い、寝るときに右下腹部を押さえながら寝る必要があった。また不眠症で睡眠の質が非常に悪いため、朝起きると体がだるかった。

 しかし、法輪功を学んでから、上記の症状が知らず知らずのうちに良くなり、本当に心身の健康の味を味わった楊さんは、その後の28年間、薬を飲まず、注射もせずに元気だった。

 楊さんは隣人ととても仲が良かった。2012年3月20日、南山路派出所の警官7、8人は楊さんを連行しに来たが、楊さんはドアを開けなかった。警官は楊さんの家のドアをノックすると、隣人が出てきて、「楊さんは法輪功を学んでいるのでとてもいい人だよ。いつも他人のことを優先に考えて物事を行っている。楊さんは3階に住んでいるけど、夜は上の住民のため、家の前のライトを点灯している人だ。隣人たちが困難な時に、楊さんにお金を貸してほしいと頼むと、彼女はすぐに貸してくれた。こんないい人をなぜ逮捕するの?」と話した。その後、警官は撤退した。

 家での楊さんは良い妻であり、親孝行な娘である。子供が幼い時、夫が仕事のため、他の地方に行ったので、楊さんは1人で子供の世話をしていた。楊さんの母親の健康状態が良くないので、楊さんは実家から母親を自分の家に連れてきて、自分のわずかな給料で養い、子供を育てた。その苦労は想像に難くない。当時、楊さんはとても憤慨していたが、法輪功を学んで、法輪功の教えを理解し、恨みを捨て、文句を言わずにやるべきことをやった。

 子供が高校生になる頃、夫が家に帰ってきた。楊さんは文句もなく、「帰ってきてくれてありがとう」と言ったが、夫は何も返事しなかった。それでも楊さんは怒らなかった。夫はまた、商売のため、なかなか家に帰ってこなかった。しかし、8、9年前、帰ってきた夫は脳血栓で倒れ、身の回りのことができなくなった。夫が亡くなる2023年末まで、楊さんはお手伝いさんと一緒に夫の介護をした。楊さんは、「私は法輪功を学ばなければ、そこまでできなかった」と言った。夫は楊さんの振る舞いから法輪功の素晴らしさを目の当たりにし、共産党を脱退したという。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/1/4/487902.html
 
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