中国法会|善の心ですべての人に接する(二)
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 文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2025年1月26日】(前文に続く)

 二、北京の警官に慈悲をもって真相を伝える

 1999年、極悪人の江沢民が大法への迫害を発動した後、当時大法は迫害され、師父は攻撃され中傷されました。私は家にいられなくなり、ご飯も食べられませんでした。師父が私に啓示を与えてくださいました。私は自転車に乗ってその場でぐるぐる回っていて前に進めない、という夢を見ました。そこで私は北京へ陳情に行く決意をしました。私は続けて4回北京へ大法を実証しに行きました。

 師父が新しい経文を発表されました。私は「大法への迫害に参与した人、特に警官は将来の末路はとても悲惨である。私は北京へ真相を伝えに行き、彼らを救い済度しなければならない」と分かりました。

 天安門に着くと、私は座禅して発正念をしました。すると警官が来て私の手を後ろにひねり上げ、私を引っ張って行きパトカーに乗せました。私は不当に仮留置場に拘禁され、檻の中に閉じ込められました。真夜中、私は大きな刑務所に連れて行かれました。刑務所に着くとすぐに、彼らは私の写真を撮ろうとしましたが私は撮らせませんでした。そして、どこから来たのかと聞かれたのですが何も言いませんでした。その後、私に11953という番号が付けられました。

 連れて来られる途中から私はご飯を食べておらず、刑務所に着いてもご飯を食べませんでした。朝、トイレに行こうとした時、私はぼうっとしていると感じました。私がいる監房を管理する監房のリーダーが警官を呼び、警官に私が病気でだめだと伝えました。刑務所の医者が来て、「心臓病はかなり重篤だ」と言いました。私がそのまま横になっていると、監房では大法を中傷するビデオが流されていたので、私は彼らに真相を伝え「天安門焼身自殺」は全部嘘だと話しました。しかし、私は体調が次第に悪くなりました。彼らは担架で私をパトカーまで運び、4人の警官の中に女性警官が1人いましたが私を病院に送りました。

 私が何も食べなかったので、彼らは私に「強制的に食べさせるように」と医者に言いました。医者は「彼女はもうこの状態なので強制的に食べさせることはできない」と言って出て行きました。警官は医者を指さしながら、「彼女たちは皆グルだ」と言いました。警官は怒って師父を中傷し始め、大法を罵り、私を罵りました。

 私は「その口を閉じなさい!」と言いました。私は「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は正法です! 大法に正義を回復し、私の師父に潔白を返してください!」と叫びました。

 警官はびっくりして2歩後退したのですが、それから再び飛びかかってきて、私の口をこじ開け始め、私に強制的に食べさせようとしました。口をこじ開けられないので、彼らは鉄の道具で私の口をこじ開けました。道具でこじ開けられた私の口は傷つき、歯までぐらぐらになりました。警官は私の口の中に牛乳を流し込み、私はむせて息が苦しくなりました。

 私は心の中で、「私は真相を伝え、彼らを救いに来たのだから、彼らにこのように迫害されてはいけない。私は警官に真相を伝えなければならない」と思いました。

 私は、「自分で飲みます」と言いました。私は大声で真相を伝え始め、牛乳を飲みながら警官たちに真相を伝えました。その場にいたのは3人の男性警官だけで、女性警官はいませんでした。私は警官たちに「天安門焼身自殺」は嘘だと伝えました。警官は病院の廊下に人が行き来しているのを見て、「ここで話すのはやめましょう。外へ行って話しましょう」と言いました。外へ行くと、私は詳しく真相を伝えました。3人の警官はみな理解し、私への態度は最初とは違っていました。3人の内の1人の警官が、「あなたを家に帰します」と言いました。私は「あなたが決めるのですか?」と言いました。別の警官が「決められないわけがないでしょう?! 彼は刑務所長です」と言いました。その時、女性警官が戻ってきました。3人の男性警官は互いに視線を交わし、「行きましょう」と言いました。男性警官たちは私を刑務所に連れ戻し、私が帰宅途中で食べるためのインスタントラーメンを私に1袋渡すように当直の者に伝えました。

 真相を理解した3人の警官は私にとても丁寧に接し、刑務所の門の外までずっと私を送ってくれました。私は行き帰りの時間も合わせて5日間、8月31日に連行され9月4日に家に帰りました。自宅までの帰路ではずっと師父のご加護がありました。

 ある日、私は1人の特殊警察の私服警官に真相を伝えました。特殊警察の警官は私服を着ており、私が彼に真相を伝えると、「あなたは法輪功の修煉者だな、今ちょうどあなたたちを捕まえているところなのに、よくも私たちに法輪功のことを話せるな!」と言いました。

 警官は私を引っ張り、特殊警察の車の方へ引っ張って行きました。車には4人の若い警官がいたのですが、そのうちの1人がドアまで来ただけで、私を無理に引っ張るようなことはしませんでした。私は両手を車のドアの両側に支え、車に乗ろうとしませんでした。私は師父に、「私は衆生を救いに来たのです。彼らに大法と大法弟子に対して犯罪を犯させてはいけません。衆生に救済の機会を失わせてはいけません。私は彼らに協力することはできません! どうか師父、私の正念を加持してください!」と言いました。

 車の中にいた1人の若い警官が「彼女を放してやれよ」と言いました。すると私を引っ張っていた警官が、「あなたは年配者なので、帰してあげましょう」と言いました。警官は私を家に帰してやると言いましたが、私は車に寄りかかって帰ろうとしませんでした。私は心の中で、「警官たちに対して恐怖心を抱いてはいけない」と思いました。警官は「お前はどうしてまだ行かないんだ? すぐにパトカーが来てお前を連れて行くぞ」と言いました。私はゆっくりと歩き出しました。私は誰かが私を尾行しているのに気付いたので、路線バスに乗らず、あちこち曲がって市場の出入り口付近の道路に着いてから路線バスに乗って家に帰りました。

 三、内に向けて探し善の心で同修に接する

 新しい修煉環境に来て私が最初に接触したのは、同修Aさんでした。その後、また2人の同修と接触し、私たち4人で学法グループを立ち上げました。

 同修Aさんは、心は善良ですが思ったことをすぐ口に出します。Aさんは性格がせっかちで、人にあれこれ言われるのを嫌い、人に何か言われるとすぐ怒りました。私がAさんと知り合ったばかりのころ、彼女はよく同修Bさんと意地を張り合ったり、よく揉めたりしていました。私は、AさんとBさんに「私たちはみな自分を修めるべきで、他人のことを気に入らないと思うべきではありません。Aさんはせっかちな性格に見えるかもしれませんが、心根は優しく、人を助けるのが好きなのです。私たちは同修の欠点を陰で議論するのではなく、口を修めるべきです。見てください、師父はいつも私たちのそばにいらっしゃいます。あなたが何を言い、何を考えているか、師父はすべてご存じです。私たちは互いに思いやりを持って接するべきで、他人の長所を見るべきです」と話しました。2人は次第に着実に修め、私たちは一つの全体となりました。

 また、ちょうど私が同修Aさんと接触し始めたころのことです。私の言い方が、彼女のことを考えていない言い方だったので、話し方が不適切になり、彼女の感情を害してしまいました。そのため、彼女は怒って帰り、学法に来なくなりました。私は「Aさんの悪い部分、特に感情的になってすぐに怒るという態度を真似てはいけない。私は彼女の良い一面を見る、彼女は善良で同修を助けている。あなたの不足を見ると彼女はあなたに指摘してくれる、同修は一緒にいるべきであり、互いに助け合うべきだ」と思いました。私はAさんの家へ行き、「おばさんは話す時に考慮が足りませんでした。おばさんが悪かったです。おばさんは、ただあなたのためを思っていました。私たちは一緒にいれば、親しい間柄であっても意見の食い違いが起こるのは当然ですから、あなたは私を寛容に見てください。私たちはまた学法しなければなりません」と言うと、Aさんはまた学法に来るようになりました。

 ある日、私は同修Aさんと公園へ真相を伝えに行きました。東屋に行くと、何人かの人がそこに座っていました。私たちもそこに座り、Aさんが一人のお年寄りの男性に真相を伝えていると、彼らの話す声が大きかったため、私の隣にいた2人の年配の男性に聞こえてしまい、その2人はかなり不快な言葉を言いました。私は納得がいかず、「同修の話す声が大きすぎて、安全に注意していない」と心の中で不平を言いました。

 帰り道、私はAさんに「あなたは話す声が大きすぎて、安全に注意していません」と言いました。その2人の老人がAさんをからかって言ったいくつかの汚い言葉を彼女に伝えました。Aさんは受け入れられず、腹を立てました。その日は雨が降っており、Aさんは傘を持っていなかったので、私が傘に入れてあげようとしましたが、彼女は振り向きもせずに雨の中を歩いて行きました。

 私はとても気が重く感じました。後で同修と交流し、自分が善意の心を持っておらず、不平の心があったことを知り、それでAさんは受け入れられず邪悪に隙を突かれ、互いに傷つけ合うことになったのだと分かりました。私たちは、お互いに自分を探しました。不愉快なことが起こると、私はいつも「私が悪かった」と言いました。私は内に向けて探し、心からAさんのためを思いました。

 内に向けて探すことを通じて、Aさんも変わりました。この出来事は私に「同修が一緒にいる時、『口を修める』ことがとても重要だ」ということを気づかせました。その後、私たちはみな自分を修めることを知りました。

 私の方が年上なので、AさんとBさんは2人とも私をとても尊重していました。法を多く学ぶことを通じて、互いに向上し合い、みな自分を修めることを知り、互いの欠点や至らない点を理解しました。

 四、慈悲深く人を救うのに人を選ばない

 ここからは真相を伝えた時のいくつかの小さな出来事を紹介します。

 1、若い警官が三退した

 ある時、私は若い青年と出会い、彼に年齢を尋ねました。青年は26歳だと言いました。私は「どこで働いているの?」と尋ねると、青年は「公務員試験に合格し派出所に配属されました」と言いました。私は青年に、「私たちが出会ったのは縁ですね、おばさんはあなたに話します。天災人禍がこんなに深刻なのを見てください。善良を重んじれば天が守ってくださいます。『真・善・忍はすばらしい、法輪大法はすばらしい』と覚えてください。なぜなら法輪大法は佛法であり、衆生を救い済度するものだからです。良い人、善良な人はみな救われるべきです。共産党は無神論を唱え、人に神佛の存在を信じさせません。共産党は佛法を迫害したので、天は共産党を懲罰しようとしており、私たちは共産党と一緒になって巻き添えになるべきではありません。あなたは党や共青団や少年先鋒隊に入ったことがありますか?」と聞きました。青年は「党に入ったことがあります」と言いました。私は青年に、中国共産党(以下、中共)から脱退することを心の中で考えるように勧めると、彼はとても喜んで同意しました。私は「現在中国ではすでに4億3千万人以上が脱退しており、あなたもその一人です。将来あなたが生き残れるのは最も幸運なことです。天は善良な人を守ります」と言いました。私は青年に手を振ってその場を離れました。

 2、キリスト教を信じている人も修煉を始めるべきである

 ある日、真相を伝え終えて車で家に帰る途中、車を降りて間もなくして50代くらいの女性に出会いました。私が速く歩いていると、女性は後ろから「どうしてそんなに速く歩けるのですか?」と尋ねました。女性はとてもゆっくり歩いていました。私は女性に「体の具合が悪いのですか? どうしてそんなにゆっくり歩くのですか?」と尋ねると、彼女は「脳出血を起こしたことがあり、危うく命を落とすところだったのですが、神が救ってくれたのです」と話しました。私は女性に「あなたは主を信じていますか?」と尋ねると、「はい」と言いました。私は「『あらゆるものは一つの根源に帰する』という言葉を聞いたことがありますか?」と尋ねると、女性は「聞いたことがあります」と言いました。私は「将来はみな大法に入ってこそ本来の自分に戻れるのです」と言うと、女性は「私は修煉を始めたいです」と言いました。

 そして、私は女性に「学校に通っていた時、少先隊に入ったことがありますか?」と尋ねると、女性は「入ったことがあります」と言いました。しかし、党や共青団には入ったことがないと言いました。私は「共産党は無神論を唱え、人に神佛の存在を信じさせませんが、神佛は共産党を許しません。あなたが本当に神を信じているなら、少年先鋒隊を脱退してください。今すぐ『真・善・忍はすばらしい、法輪大法はすばらしい』と心の中で念じ、思い出した時にも念じてください。そうすれば、大法の師父があなたを見守ってくださり、あなたの体を浄化し、あなたが救われるようにあなたを元の場所に連れ戻してくださいます」と言うと、女性はとても喜んで少年先鋒隊の脱退と、『真・善・忍はすばらしい、法輪大法はすばらしい』を心の中で念じることに同意しました。

 3.「護身符を佛壇に掛けます」

 ある時、年配の女性に出会いました。私は女性を見てかなり高齢だったので「おそらく何も加入していないだろう」と思いました。女性に大法の真相を伝えると「佛教を信じています」と言いました。私は「佛教では徳を積み善を行うことを説きます。私は法輪功を修煉しており、法輪功は佛家の大法で、真の佛が人を救いに来られたのです。良い人、善良な人を救い済度するために来られたのです」と話しました。

 女性に、「党や共青団や少年先鋒隊に入ったことがありますか」と尋ねると、思いがけず党に入っていたことが分かりました。女性はとても喜んで脱退に同意しました。私は女性にとても綺麗な大法の護身符(お守り)を渡すと、喜んで受け取り「家に帰ったら佛壇に掛けます」と言いました。私は喜んで彼女に別れを告げました。

 4、彼女は何度も「ありがとうございます、師父!」と言った

 ある日、女性が大きくて平たい石に座っているのを見かけました。とても落ち込んでいるように見え、年齢は50歳くらいでした。私は女性のところへ行き、女性に「お姉さん、お仕事ではないのですか?」と尋ねました。女性は「いくつかの病気があってなかなか治らないのです」と言いました。

 私は女性に、「私があなたに教えます。善良を重んじ、心の中で『真・善・忍はすばらしい、法輪大法はすばらしい』と念じなさい。あなたが心から念じるなら、私たちの大法の師父があなたを助けてくださいます。私たちがここで何を話しているか、私たちの師父はすべてご存知です。私たちの師父はあなたの体を清めてくださいます」と言いました。そして「どうして党や共青団や少年先鋒隊を脱退しなければならないのか」についても話しました。女性は理解し、共青団の脱退に同意しました。

 女性は「ありがとうございます」と言いました。私は「私はただあなたに真相を伝えただけで、どのように良い人になるべきかをあなたに理解させただけです。実際にあなたを救うのは私たちの師父です。私たちの師父だけがあなたを救うことができるのです」と言うと、女性は両手を合わせてこう言いました。「ありがとうございます。師父! ありがとうございます。師父!」

 自分にはまだしっかり行えていないところがたくさんあると感じています。私は師父の要求に従い、慈悲をもってすべての衆生に接したいと思います。

 師父の慈悲深い救い済度に感謝申し上げます! 同修の無私なる援助に感謝します。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/10/484645.html
 
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