【明慧日本2025年2月4日】広東省汕尾市の法輪功学習者・朱惠鑾さんは、迫害により家を追われたが、2024年3月末に掲陽市の賃貸アパートで汕尾市610弁公室の警官らに連行され、家宅捜索と財産の強奪を受け、不当に掲陽市の留置場に拘留された。最近、朱さんは揭東区裁判所により、懲役3年6カ月を宣告されたことが分った。裁判の開廷や判決については、家族には一切通知がされていないという。
朱さん(51歳女性)は汕尾市のある銀行で働いていた。1999年7月、中共による法輪功への迫害が激化した後、朱さんは法輪功を擁護するために北京に行ったことから公職を解雇され、また上京して陳情したことを理由に、汕尾市610弁公室により広東省女子労働教養所に送られ、さらに広東省の洗脳班で迫害を受けた。身体的な理由で保外医療を受けた後、家に戻ると、汕尾市610弁公室の警官が頻繁に自宅に訪れて嫌がらせを行った。
中共当局からの嫌がらせを避けるため、朱さんは2006年から家を離れて流浪生活を余儀なくされた。現地の610弁公室は朱さんの行方を追うため、頻繁に汕尾に住む彼女の妹の家や両親の家に嫌がらせを行った。朱さんの戸籍は妹の家にあるため、汕尾市610弁公室はしばしば妹の家を訪れて嫌がらせをし、妹の家に大きな圧力を与えた。汕尾市610弁公室は、朱さんを見つけ出さなければ、妹の退職手続きが出来ないようにすると脅し、さらに朱さんの戸籍を抹消し、朱さんが死んだことにするとも言い放った。
朱さんの両親は耐え難い嫌がらせに耐えきれず、汕尾から故郷の掲陽市掲東俌田に移住したが、それでも不法者の嫌がらせを逃れることはできなかった。朱さんの父親は迫害の恐怖の中で亡くなった。
2024年3月22日午後4時過ぎ、2人の私服警官は朱さんの賃貸住宅に行き、ドアが開かないと見ると、家主を呼んで来てドアを開けさせた。そして、家宅捜索を行い、大法の書籍などを強奪した。夜の8時過ぎ、朱さんは東興派出所に連行され、翌日、不当に揭陽市の留置場に収容された。
同年12月13日、揭陽市拘置所から朱さんの母親に電話があり、12月15日に面会ができることを伝えた。母親が面会に行くと、朱さんはすでに揭東区裁判所で不当判決を受けて3年6カ月の懲役刑を言い渡されたことを知った。朱さんは判決を不服とし、控訴したが、揭陽市中級裁判所は不当に原判決を維持した。
明慧ネットによると、2024年の報道によれば、今年度、広東省の法輪功学習者25人が不当判決を受け、少なくとも28人が逮捕、起訴、裁判を受け、4人が迫害の中で命を落とし、さらに54人以上がその他の様々な形で連行、拘禁、迫害を受けたということである。広東省の各地域において、今年度の迫害は梅州と揭陽が最も深刻であるという。
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